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April 22, 2004

『照柿』by高村薫

照柿
高村 薫

発売日 1994/07
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『マークスの山』とくれば、次は『照柿』。

合田刑事、幼なじみの達夫、達夫の元恋人である美保子の三人を中心に
話は進んでいく。
機械フェチの高村さんは、まず達夫の職場である工場での熱処理工程について
延々と描く。
この後も高炉のシーンは頻繁に出てくる。
タイトルの『照柿』はその炉の色を表している。

誰が誰を殺したかなんてどうでもいい。
なぜ、殺したかもどうでもいい。
(高村さん自身、動機なき殺人を書きたかったといっている)

私は達夫と共に、照柿色に燃える炉の熱を感じ、
不眠不休の43時間労働でふらふらになり、
気づいた時には画廊主の笹井が目の前にいる。
そして・・・

現代版“罪と罰”。
本家『罪と罰』byドストエフスキーもご一緒にどうぞ♪

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