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May 12, 2004

『赤と黒』byスタンダール

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赤と黒 (上)
スタンダール , 小林 正

発売日 1957/02
売り上げランキング 20,379

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<あらすじ>
しがない材木屋のせがれ、ジュリヤンは熱狂的なナポレオン崇拝者。
聖職者になって出世しようという野心を抱いていた。
ラテン語に精通している事から、町長の子供の家庭教師となる。
しかし、町長を始め、町のブルジョア連中を軽蔑している。
やがてパリに出たジュリヤンは大貴族ラ・モール侯爵の秘書となる。
ジュリヤンの野心は叶うのか・・・

恋愛小説でもあり政治小説でもある作品。
当時のパリのサロンが生き生きと書かれ、“ベルばら”を彷彿させる。
ジュリヤンを愛する二人の女性が対照的で興味深い。
サロンで自分を慕うダメ男たちを次々とやりこめるマチルドが爽快。

本編もさることながら、作者自身の書評も一読の価値あり。

「・・・小間使向きの小説は、絶対にサロンにはいりこみません。
パリでは小間使向き小説に出てくる、いつもきまって完全無欠な主人公や、
不幸で純情で迫害される女性くらい、退屈なものはないのです。」

最近、売れている『世界の中心で、愛を叫ぶ』とか『Deep loveアユの物語』。
小間使向き小説;の匂いがぷんぷんすると思うのは私だけでしょうか?

さて、『赤と黒』はサブタイトルが<1830年年代史>となっています。
参考までに、当時の歴史的背景を簡単に書いておきます。

<歴史的背景>
〜1789年 君主専制政治(“ベルばら”の時代です)
1789年 フランス革命勃発
1792年 第1共和政樹立(君主をもたず、国民主権にもとづく政治体制を“共和政”という)
1804年 ナポレオン、皇帝に即位(帝政)
1814年 ナポレオン失脚
1814年 ブルボン朝復活(王政復古)
1830年 七月革命(ブルジョワの指示でルイ=フィリップが王に迎えられる)
1848年 二月革命(第2共和制樹立)

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Comments

はじめまして。某所ではご指摘ありがとうございました。
実はここから行き着いた先だったので。
漱石が使ってましたか、、、
その後に中傷コメント入ってましたが(笑)

Posted by: lsty(エルエスティーワイ) | May 13, 2004 at 00:28

★LINさん、こんばんわ

「世界の中心で、愛をさけぶ」について私のBlogを紹介していただき、ありがとうございました
また、Yahoo!辞書でのおこころ遣いにも感謝しております

これからもよろしくお願いします

★lsty(エルエスティーワイ) さん、こちらにいらっしゃったのですね
私はかえってお気を悪くされたかと思い、申し訳なく思っていました

これからもどんどん指摘なさってください
よろしくお願いします

Posted by: up_down_go_go | May 13, 2004 at 01:12

【謝罪文】〜My Book My Lifeより一部転載〜

うわっ!私こそスミマセン(_)
2ちゃんねらー気取りでクールに書いてますが、慌ててYahoo辞書で調べた口なんです。

>lstyさん
そういうわけでまったく悪気はありません。
今もモニターに向かって、手もみ&平身低頭状態なんで(笑)、許してください。
それより、このサイトを先に見てくださっていた事実に感動しております。
今後ともよろしくお願いいたします。

>UP_down_go_goさん
拙サイトまで、わざわざありがとうございます。
いつも興味深く、コラムを拝見しております。
My Book My Life万歳\(^o^)/(意味不明・・・)

Posted by: LIN | May 13, 2004 at 09:10

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