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May 06, 2004

『編集狂時代』by松田哲夫

編集狂時代
松田 哲夫

発売日 2004/04
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土曜日の朝9時半、TBS系情報番組「王様のブランチ」は
松田さんの本の紹介のコーナーで始まる。


哲っちゃんのブックナビッ!


このかけ声とともに、松田さんおすすめの一冊が紹介される。
このコーナーの影響力は大きく、書店には「王様のブランチで絶賛」といったPOPが立つ。

松田さんは筑摩書房の専務である。
口数少ないダンディなおじさま。
きっと、お仕事もバリバリできるに違いない。
彼にそんなイメージを抱いていた私は『編集狂時代』をいそいそと読み始めた。
しかし、読み進むうちに、とんでもない勘違いをしていたことに気づく。

彼の半生記である『編集狂時代』より抜粋してみた。
●少年時代→ただのオタク
●都立大学在学中→学生運動に参加。この頃、警察に拘留される。
●大学中退。
●筑摩書房入社→かなりテキトーなお仕事ぶり
●1973年雑誌「終末から」創刊。一年で休刊。
●筑摩書房倒産
●野坂昭如選挙活動の際には会社に全く出勤せず社内での評判は最悪。
●1995年雑誌「頓知」創刊。一年で休刊。
●この間、ガロ、マッチ収集、宮武外骨など、はまったもの数知れず。
(そのほとんどが私には理解不能)

な、なんだこの人!

世代の違いか、はたまた私の教養不足か。
「終末から」?
「頓知」?
し、しらない・・・
(「終末から」では井上ひさしさんが『吉里吉里人』を連載していたようだ。)
それにしても「頓知」?
ネーミング、ださっ!

かくして、私の「抱かれたい男リスト」から松田さんは消えた。

このたび、パブリッシングリンクの社長に就任されたとか・・・
Sonyの電子書籍「LIBRIe」のソフト部分を支える会社である。
陰ながら成功を祈るばかりである。

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Comments

はじめまして。たまたま、検索でこちらを発見しました。

松田哲夫さんへの愛憎なかばするお気持ち、ほほえましく拝見しました。
松田さんは、業界では超有名な編集者ですね。『編集狂時代』をお読み
なのでご存知でしょうが、「ちくま文庫」「ちくま文学の森」とヒット
企画も沢山だされています。


ちなみに、「頓知」は確かに、つら〜い雑誌でしたが。これは、宮武外骨
という、明治の反骨ジャーナリストの雑誌名から題名を取っているのです
・・。

Posted by: kokada_jnet | August 02, 2004 at 22:25

>kokada_inetさん
はじめまして。
ようこそ!!!

>松田哲夫さんへの愛憎なかばするお気持ち・・・
ああ、そういう風にご理解いただけて嬉しいです。
こんな風に書いたものの私にとって松田氏は愛すべきキャラクターで
彼が「王様のブランチ」という番組でブックレビューをしているのですが、
毎週、かかさず見てしまうのです。
(それについてはここのブログで「今週の哲っちゃん」というカテゴリーで
ご紹介しています)

>「ちくま文庫」「ちくま文学の森」とヒット企画も沢山だされています。
そうなんですよね〜
この記事を書いた当時はあまり感じていなかったのですが、
ちくま文庫って、他社が廃刊にしたような本を掘り出してきたりして
値段は多少、高いですがいい仕事してるんですよね。
最近、クラフトエヴィング商会(それこそ松田氏が見つけてきた)さんの本を読んで
感動しました。
抱かれてもいいかも!(笑)

>ちなみに、「頓知」は確かに、つら〜い雑誌でしたが。
実物をご覧になった事があるのですか?(驚)
私は全然、見た事も聞いた事もないんです。
でもあのバブルの時代、横文字が氾濫した中で「頓知」とつけたのは
ある意味すごいかも(笑)

これを機会にまたちょくちょく遊びにいらしてくださいね。

追伸
よくよく考えたら「頓知」はバブルの時期ではないですね。

Posted by: LIN | August 02, 2004 at 23:41

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