« 『箱男』by安倍公房 | Main | 今週の哲っちゃん »

June 24, 2004

『仮面の告白』by三島由紀夫

仮面の告白
三島 由紀夫

発売日 
売り上げランキング 7,081

Amazonで詳しく見る4101050015

この小説を彼の自伝であるという人もいるし、自伝でないという人もいる。
「彼は同性愛者だった」という人もいるし、「いや、そうではない」という人もいる。
三島に関する評論の類は多い。
読まれる作家から論じられる作家になってしまい、彼は死にたくなったのかもしれない。

ともあれ、彼ほど多くの伝説を残した作家はそういまい。

文壇デビューとともに天才作家としてもてはやされる三島。
しかし死の直前は奇行が目立つ。

大映映画「からっ風野郎」にチンピラ役として出演。(評判は最悪だった)
ゲイバーに出かけ美輪明宏と抱き合ったり、
「薔薇刑」という自らのヌード写真集を出版。
自衛隊市ヶ谷駐屯地にて割腹自決。

そんな彼の実質上のデビュー作がこの『仮面の告白』である。
兵士の汗の匂いに酔い、血を好み、両手首を頭上で縛られた「聖セバスチャン」の絵に歓喜する主人公。
かと思えば、同級生である近江(もちろん男)への想いはまるで少女のようである。
狂気と純粋。
この2面性が彼の魅力であるような気がする。

三島については引き続き『金閣寺』を読む予定。

さて、プロフィールの写真を自分の写真にしてみました。
妹あたりにここを発見され「お、お姉ちゃん・・・(絶句)」みたいなコメントされるのを何よりも怖れています。
こんな小さな写真で一喜一憂・・・
弱冠24才で自分の全てを『仮面の告白』でさらけだした三島にはなれそうにありません(笑)

|

« 『箱男』by安倍公房 | Main | 今週の哲っちゃん »

Comments

おおっー。奇遇?にも三島の話題が!!

ホモばかり出てくるという『禁色』も気になるところです。
でも、子供が2人いるんですよね。
長女が、皇太子と、小・中・高とクラスメイトだったそうで!
学習院では、三島を習わないそうです。(@@

急にマニアックで、すみません。

ここんとこずっと小説を読んでないので、たまには読みたいなー、
LINさんのブログ見て思います。
昔読んだのは、ほとんど忘れているし・・・。
『お厚いのがお好き』も惹かれるし・・・

あ○なさん?謎ですねーー。うぷ。

Posted by: ayaran | June 24, 2004 at 16:38

『仮面の告白』を読んだのはもう10年以上前になりますが、ものすごく
苦戦したのを覚えています。進まなくて進まなくて…厚い本でもないのに。
厚くても、『禁色』なんかは一気読みだったんですけどね。

そして、プロフィール! LINさん、美人〜〜♪
身内にこういうネットのサイトがバレるのはかなーり照れるものがあり
ますよね。わたしの場合は妹にはもうバレてるんですが…(^-^;)。

さらに、記事違いですがマキシムドパリのミルフィーユ。
わたしも大好きで、東京に行く機会があったりダンナや友人が上京する、
と聞くと空港で買ってきてもらいます。
持ってかえるのはすご〜〜〜〜〜く面倒で大変なんですけどね…(笑)。

Posted by: ちょろいも | June 24, 2004 at 16:41

>ayaranさん
>おおっー。奇遇?にも三島の話題が!!
ひゃ〜、ホントだ。
同じ時刻に三島の事、考えていた私たちって・・・
いいお友達になれるかも♪

>子供が2人いるんですよね。
そのあたりを理由に「ホモ偽装説」があるらしいです。

あ○なさん、すごいでしょ?
今後の動向に目が離せません(笑)

Posted by: LIN | June 24, 2004 at 18:25

>ちょろいもさん
そうそう、『仮面の告白』読みづらい。
あの宝塚チックでデコラティブな文章の数々。

私の不安が私の不確定が、誰よりも早く意識の規制を要求したにすぎなかった。
私の意識は錯乱にすぎず、私の操作は不確定な・当てずっぽうな目分量にすぎなかった。〜文中より〜

自分で自分に酔っちゃってますね。

ところでayaranさんも書いていらっしゃいますが『禁色』おもしろいですか?
読んでみようっと。

>LINさん、美人〜〜♪
お気遣い、ありがとうございます。
明日から元気に生きてゆけます(泣)
マキシムドパリのミルフィーユ、送りましょうか?(笑)

すでにご存知かもしれませんが通販でも買えますよ〜ん♪
http://www.maxims.jp/tenpo/cake.php4

昨夜、ちょろいもさんの所で1000番ゲットをびみょーにねらい、
結局、失敗したLINでした。

Posted by: LIN | June 24, 2004 at 18:47

三島の文章を読んでるとあれです、
豪華絢爛なお家にいるみたいですね。
それにしても心理描写が細やか。。。

ビョークは18歳で三島を読破したそうな。
「そんなの当たり前でしょ?」
といった口ぶりだった。すげー。

Posted by: ベル | June 24, 2004 at 19:48

ベルさん、こんばんは。

>豪華絢爛なお家にいるみたいですね。
そうそう、そんな感じ。

>ビョークは18歳で三島を読破したそうな。
日本は受験優先だから若者が本を読む暇がないというのが現状でしょう。
「三島を読んで何を感じたか」よりも
「三島の作品を3つあげなさい」みたいなね。

私もずっと恋愛が忙しくて(ウソです)、本をゆっくり読むようになったのは
つい最近です。
だからここのblogも初心者レベルの本が多くて申し訳ない・・・
『金閣寺』読みますので、もう少し待ってね。 

Posted by: LIN | June 24, 2004 at 22:15

「仮面の告白」ってタイトルが、いいですよね。
告白するのなら、素顔をさらけ出すべきところを、
「仮面」なわけですから。
三島の文庫本って、カバーなしでそのままだと恥ずかしいじゃないですか、なんか。
だから仮面のようにカバーかけてしまいますが。

ところで、マイ・ファースト三島は「午後の曳航」で、
中二の頃でしたね。
14歳以下の犯罪を罰することはできない、ってのが落ちの。
ちょうど14歳だったので、がびーんとなりました。

Posted by: ne_san | June 25, 2004 at 00:09

>告白するのなら、素顔をさらけ出すべきところを、「仮面」なわけですから。
まさにそうですね。
事実を書きつつ、最後に「なんちゃって」ってつけたような・・・

中二で三島を読むあたり、いい女は歴史が違う。
ウチだって家に三島はあったのに、母に「読みなさい」といわれたのは井上靖。
そういわれて反抗もせず、井上靖を読む私もどうかと思うけどね(笑)

Posted by: LIN | June 25, 2004 at 00:41

こんにちは!
「仮面の告白」、わたしはすごく読みやすかったです〜。
でも「金閣寺」がダメだった・・・。
そして「禁色」は積んであります。
読まなくっちゃ。

井上靖のなにを?
「猟銃」という短編小説でそれまでの短編苦手の印象がかわったわたしです。

身内にばれる・・・。
わたしは義父にばれてしまったのです〜。
もうすぐ嫁失格の烙印をおされるかも〜。

Posted by: かっこー | June 25, 2004 at 10:58

かっこーさん、こんにちは。
『ホテルカクタス』買われたんですね。
私は先日『ウエハースの椅子』を買いました。(文庫化されたので)

井上靖は確か『しろばんば』だったと思います。
『猟銃』、今度、読んでみますね〜

お義父さまにばれてしまいましたか〜
でも、かっこーさんの所は上品なblogじゃないですか。
全然、問題ないかと・・・
裏blog作りましょ(と誘惑してみる 笑)

Posted by: LIN | June 25, 2004 at 11:49

だからここのblogも初心者レベルの本が多くて申し訳ない・・・
えー、そんな。結構あれっすよ、キーになる本ばかりかと。

ところで、マイ・ファースト三島は「午後の曳航」で、
中二の頃でしたね。
すごいっすね。
私は会社はいるまでまともに本読んだことないっすよ。。。

Posted by: ベル | June 25, 2004 at 22:44

ベルさん、週末、いかがお過ごしですか?

>キーになる本ばかりかと。
新潮文庫100冊あたりを参考に選んでいます。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/2719/98sij-a.htm

「マイ・ファースト三島は午後の曳航」というne_sanさんは
お美しい方ですよ〜
是非、blogを訪ねてみてくださいね♪

Posted by: LIN | June 25, 2004 at 23:43

うあ。
照れますな。
とかいいつつ、カクテル・クイズやってるんで、
ぜひご参加くださいまし。

Posted by: ne_san | June 26, 2004 at 00:55

カクテルクイズもりあがってます↓
http://blog.livedoor.jp/ne_san/archives/3080822.html

Posted by: LIN | June 26, 2004 at 01:48

井上靖は、とても好きな作家です。詩集が、とくにいい。
彼の詩はほどんど散文詩なんですけど、それがそのまま短編に発展したりして、面白い。
『猟銃』なんかの元ネタも散文詩にあったりします。こちらのほうが当然、日本語の文章としての密度は濃いです。

Posted by: Rym | June 26, 2004 at 03:07

マイ・ファースト三島は『金閣寺』でした。
なのでまた後日。
三島は建築でいうとバロック様式ですよね。
あんまり好きじゃないんですが、つい読んでしまうのはどうしてなのでしょうか。
若い頃にあの写真集を見たのが悪かったのでしょうか。

Posted by: Rym | June 26, 2004 at 03:15

>Rymさん
>若い頃にあの写真集を見たのが悪かったのでしょうか。
え?ま、まさかあの『○○刑』ですか?
今、復刊の話があるようです(笑)

Posted by: LIN | June 26, 2004 at 09:16

カクテル・クイズやってるんで、
ぜひご参加くださいまし。

カクテルスキですが、名前はよくわからないと
いうのはナイショ。

Posted by: ベル | June 26, 2004 at 11:36

>ベルさん
ならば私が手取り足取り、お教えしま・・・
え?セクハラ?

じゃあ、このへんのサイトでお勉強してくださいね。
http://www.siregenuine.com/

今夜は生ビール、マッカラン2杯、バランタイン2杯、パラダイス、マティーニと
飲みまくったのですが、ケロリとしてます。
このあたりが、男が寄りつかない原因かと思い始めた今日この頃(笑)

Posted by: LIN | June 27, 2004 at 01:26

ならば私が手取り足取り、お教えしま・・・
赤面(笑)

マッカランってあれっすよね、サントリーのCMで
有名なあのマッカラン。

LINさん、お酒イケるクチじゃないですか。

Posted by: ベル | June 27, 2004 at 12:05

>お酒イケるクチじゃないですか。
お酒はイケるが女としてイケていない。
スコッチをロックで飲んでいる女になんて誰も声をかけてはくれません。
というか、声かけてくれなくていいんだけどね(笑)

Posted by: LIN | June 27, 2004 at 13:56

スコッチをロックで飲んでいる女
カコイイじゃないすか。
ウィスキー(でいいんですよね?)は
まるっきりダメでございます。
日本酒もね。

だって、キ オ ク が と ぶ か ら

よわっ。

Posted by: ベル | June 28, 2004 at 15:31

>キ オ ク が と ぶ か ら
最近、年下の男が流行っているみたいだから、年上の女性に拉致されないように
気をつけてね〜

私も昔、年下の男にスピリタスという96度の酒を飲ませてつぶした事があります
ひゃひゃひゃ(笑)
ちなみに拉致はしてません・・・念のため。

Posted by: LIN | June 28, 2004 at 21:39

井上靖、いいじゃないですか!
私は彼の「河岸に立ちて」という世界の川エッセイ&写真集(文庫)が大好きです。
その井上氏、文学オリンピックがあるとしたら、日本代表は太宰だ。と言っていたそうです。
・・・、とまた、太宰の話になるわたくしでありました。
お邪魔しました・・・。

Posted by: take | July 30, 2004 at 01:38

>takeさん
井上靖も今、読めばまた違うのかもしれませんね。
それに全て読んだわけでもないですし・・・
ただ、井上靖も太宰治も母に「読みなさい」といわれて読んだので
何かトラウマが・・・
小学校2年の絵日記で「きょうはきたはらはくしゅうのししゅうをおかあさんにかってもらいました。
かんどうしました。」って母にいわれて無理矢理書いた時は
子供ながらに「嘘くさっ!」って思いましたよ〜ん。

Posted by: LIN | July 30, 2004 at 02:04

The comments to this entry are closed.

« 『箱男』by安倍公房 | Main | 今週の哲っちゃん »