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July 28, 2004

『ウエハースの椅子』by江國香織

ウエハースの椅子
江国 香織

発売日 2004/05
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かつて、私は子供で、子供というものがおそらくみんなそうであるように、絶望していた。

こんな一行から始まるストーリー
38才の主人公は画家。
恋愛にどっぷり浸かっている。
やさしい恋人には家庭がある。

主人公は恋人にいう。
「あなたは美しいわ。いますぐ床に押し倒してしまいたいくらいよ」

いくら小説とはいえこんなセリフ、陳腐だ。
それに恋人がいないと生きていけないというのもつまらないと思う。

構成としては大まかな流れはあるものの、一つ一つの章が独立しているように見える。
そして、同じような構成の小説を思い出した。
片岡義男の『and I Love Her』だ。
彼は最近、あまり書いていないから、この小説家を知らない人もいるかもしれない。
彼の小説を評価しない人も多い。
しかし、私の基本はここにある。
20才前後でこれを読み、男性に依存しない一人がサマになる女性になりたいと
強く思った。
そして、今がある。
果たして、そんな女性になれたかどうかは自信がない。
ただ少なくとも、今も目ざしているという他ない。

『and I Love Her』を好きだというtsuuさんのブログを見つけた時は嬉しかった。
彼女のブログのサブタイトルは「and I Love Her から始まった」だ。
まさに私も同じ気持ちである。
ステキな写真を撮る女性だ。
是非、ブログを訪ねてほしい。

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Comments

お、江国 香織だ。
近いうちにでてこないかなぁ。なんて思ってました(笑

すきです。江国 香織。
きっかけは何かな。東京タワーかな。
忘れてしまいましたが。

あ、いつまでもLINさんのサイトで本のことを語っていては
いけないと思い(笑)、それもエントリーではない本だった
りするし・・、気になる本のことは自分のとこでメモること
にしました。

またおじゃまします〜。

Posted by: ちどり | July 28, 2004 at 15:06

>ちどりさん
>いつまでもLINさんのサイトで本のことを語っていてはいけないと思い(笑)
いやいや、ウチはそういうサイトだから(笑)じゃんじゃん語ってください。

>すきです。江国 香織。
江國ファンは多いですよね。
私はいつもあまりよく書いてなくて申し訳ない(笑)
でも「きらきらひかる」は好きですよ〜

いつでもコメントしにきてね〜

Posted by: LIN | July 28, 2004 at 16:00

一服休憩〜>て、いつもこんなパターン
オアシスLINさま、こんにちわはは。

>子供というものがおそらくみんなそうであるように

おいら絶望の概念すら知らず、草っぱら走ってました。ケモノ?

>恋人がいないと生きていけないというのもつまらない

そそ、もう何年も×2彼氏らしい彼氏作ってません。>妖怪ヒトリモン?

江国 香織読んだ事ない・・・片岡義男は得意(?)の全部一気読みしたなぁ。淡々とちょっと距離のある感じがして好きだったかも。
LINさんの基本なんですねぇ〜。おいらは何だろう?
筒井康隆の「オレの血は他人の血」かしら。ぶはは>絶対目指せないっ!まだまだ壊れ足りないぞ!!

Posted by: ponsuke | July 28, 2004 at 16:15

片岡義男だっ!ちょうど他のブログでもリゾートに持っていく本で
片岡義男をあげたところ、えらい不評。特に女性からはあまり支持ないみたいね。
でもね、ビーチ脇で読む片岡は若い頃からやめられませんわ。

Posted by: ジェイ太郎 | July 28, 2004 at 17:04

江国香織とか村上春樹とか多くの読者を獲得する小説にはすぐ「絶望だ」みたいな言葉そのものに寄りかかった表現が頻出してきてげんなりするものだが、読者層の多くを占める中途半端な読者にはそんな中途半端な観念語が詩的な雰囲気をまとってそのセンテンスだけでなく作品全体をも美しく響かせてしまうという事実はもっとげんなりだ。

一緒に肩の凝る文芸誌をつくっている友人(彼が編集長)がずっと片岡義男を追いかけているのでその影響で読みはじめた荒野の男なわけで、そのうち『いい旅を、と誰もが言った』あたりのレビューをしてみようかなんて今。そして「先見日記」にはいつも眼をとおしてをり。姐さんはきっとご存知と思うけれども念のため↓
http://diary.nttdata.co.jp/diary2004/07/20040727.html

Posted by: Rym | July 28, 2004 at 17:32

>ponsukeさん
あなたのオアシスになりたいLINです(笑)
こんばんは。

私の辞書にも「絶望」の文字はありません。
ご安心を!

>妖怪ヒトリモン?
ウハハ(笑)
「ゲゲゲの鬼太郎」に出てきそう〜
ちなみに某ブログで「砂かけじじい」と書いて笑われたのは私です。
「砂かけばばあ」と「子泣きじじい」をremixしちゃいました(笑)

Posted by: LIN | July 28, 2004 at 22:43

>ジェイ太郎さん
花火の写真、拝見しました。
夏を感じます。
まだまだ花火は続くのですよね。
写真、楽しみにしています。

片岡義男、女性から不評ですか?
むしろ女性に人気かと思っていました。
う〜む^^;

Posted by: LIN | July 28, 2004 at 22:51

>Rymさん
こんばんは。

>すぐ「絶望だ」みたいな言葉そのものに寄りかかった表現が頻出してきてげんなりするものだが・・・
その通りだと思います。
簡単に「絶望」とかいってほしくないよね。
「絶望」って本当に「絶望」だから。(う〜ん、意味不明 笑)

Rymさんが片岡義男に反応してくれるとは思いませんでした。
(年代的に違うと思った)
先見日記は知ってました。ゴメンネ♪
私からも情報をひとつ。
片岡義男の作品について全て網羅しているといっていいホームページです。
http://www.monolith.co.jp/ital/
運営している方はかなりのマニアです(笑)
私も一度、お会いした事があります。
お友達がご存知でなければ、是非、教えてさしあげてください。

Posted by: LIN | July 28, 2004 at 23:02

はじめまして。
片岡義男の文字に反応して書き込んでみました。

片岡義男が描く女性は、私も憧れていた(いる)んですけど
「ほど遠いな〜」というのが現実です。
自分で成れないなら、せめて誰か、あんな女性に会ってみたいのに
私の周りには、さっぱり居ません。残念です。

ちなみに江國香織は、初期のほうが好きでした。
あまり恋愛に特化していなかった頃です。
エッセイ「いくつもの週末」は切なく瑞々しくて好きですが
片岡義男的な世界とは、かけ離れています。

Posted by: るちあ | August 19, 2004 at 23:31

>るちあさん
はじめまして。
ブログ、拝見しました。
「アリー〜」は私も昨年末にはまり、レンタルビデオで一気に全シーズン、見ました^^;
私は断然、ジョン=ケイジファンなので蛙のエピソードなんかが好きです。
あとは、ラリーかなあ。
う〜む、また見たくなってきた。

片岡義男が描く女性、私もいまだお目にかかった事がありません。
私自身もがんばっているつもりですが、なかなかあそこまでは・・・^^;

これからも色々、片岡さんの作品の事とか、アリーの事とかお話しましょう♪

Posted by: LIN | August 19, 2004 at 23:54

私のblogにリンクしてくださったようで、ありがとうございます。
こちらからもリンクをはらせていただきたいと思いますので、ご一報。
アリーの最終話、ようやく観られました。音楽満載で、満足です。

Posted by: るちあ | August 20, 2004 at 23:04

>るちあさん
(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
リンク、ありがとうございます。
おおっ!アリー、見終わりましたか!
私は全部、見終えた時、がっくりしちゃってしばらく立ち直れなかったですよ(笑)
キャリスタがハリソン・フォードと婚約して忙しくなっちゃって、
何だかあんな中途半端な終わり方になっちゃったみたいですよね。
これからもよろしくお願いしますね(^^)v

Posted by: LIN | August 21, 2004 at 00:24

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