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July 13, 2004

『クラウド・コレクター』byクラフト・エヴィング商會

新版 クラウド・コレクター
クラフト・エヴィング商會

発売日 2004/04/08
売り上げランキング 9,141

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いつも拝見しているuotaさんのblog、den_en_relax!
最近、クラフト・エヴィング商會についてよく書いておられる。

何だか気になってきてしまい、今回、『クラウド・コレクター』を読んでみた。

内容は著者の祖父による旅行記。
といっても、旅先は「アゾット」という架空の国。

アゾットは全体が21の地区に別れており、そのひとつひとつのエリアで
ムーン・シャイナーと呼ばれる不思議な蒸留酒を造っている。
そしてホテルや宿屋というものが存在せず、どのエリアも酒の蒸留所が
宿泊施設を兼業している。

おのおののエリアの酒がイラスト付きで書いてあるのがおもしろい。(つまり21種類あるという事)

たとえば、
エリアNo3は「メリー・ゴー・ラウンド」という酒である。

飲むうちに、頭の中に回転木馬が廻り、気付くと自分がそれに乗っている幻覚まで
引き起こされる。
ともすれば回転は永遠に止まらず、やがて強烈な「めまい」に陥る。
それでも人は、ふとメリー・ゴー・ラウンドに乗りたくなる時があるものらしい。

こんな解説つきだ。
酒好きにはたまらん(笑)

日記を読みすすむにしたがい著者は彼女の師匠である「ゴンベン先生」とともに、
次々に謎を解き明かしていく。

アゾットはどこの国なのか。
なぜ21の地区に別れているのか。

読み終えて、すっかり私はクラフト・エヴィング商會のとりこ♪になってしまった。
彼らの著作を全部、買いたいくらいの勢いである。

大人の童話としてみなさんにもオススメします。

蛇足ではありますが、クラフト・エヴィング商會を発掘したのは
いつもこのblogで「今週の哲っちゃん」として紹介している松田哲夫氏である。
哲っちゃん、みなおしたぞ!

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Comments

クラフト・エヴィング商繪って、独特の雰囲気ですよね。
なんて、わたしは吉田篤弘名義の『フィンガーボウルの話のつづき』しか
ちゃんと読んでないんですが(爆)。
『ないもの、あります』とか、『テーブルの上のファーブル』とか、
地味に気になっているんですけどね…。

Posted by: ちょろいも | July 13, 2004 at 16:40

ちょろいもさん、こんにちは。

>クラフト・エヴィング商繪って、独特の雰囲気ですよね。
すっかり、はまってしまいそうです。

ところでMy Bloglistがゴチャゴチャしてきたので
本好きPeopleの方々を中心にBlogPeopleにまとめてみました。
ちょろいもさんの所はキレイにリストになってますが
あれは何かワザがあるんですか?
それともひとつひとつ登録されたんですか?

Posted by: LIN | July 13, 2004 at 17:03

いえいえ! パソコンに弱いわたしがひとつひとつ登録なんてできません!
できるわけがないじゃないですか!?(爆)
本好きpeopleさんで載っていたとおりに自動認識コードをフリーエリアにコピペしただけですよ?

ちなみに自動認識コードはこちらの下の方に載ってます〜。

http://nastyhabits.mods.jp/book/archives/000242.html

Posted by: ちょろいも | July 13, 2004 at 17:15

げ!気がつかなかった_| ̄|○
ちょろいもさん、教えてくださってありがとう(泣)
早速、なおしました。
ちゃんとなっていて、う、うれしい。 

Posted by: LIN | July 13, 2004 at 17:30

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