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September 30, 2004

今日のお買い物

一個・秋その他
永井 龍男

発売日 1991/03
売り上げランキング 110,593

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あじさしの洲・骨王―小川国夫自選短篇集
小川 国夫

発売日 2004/06
売り上げランキング 76,176

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DJ KAORI’S“RIDE”into the PARTY(CCCD)
オムニバス

発売日 2004/09/29
売り上げランキング 4,674

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本はRymさんのコチラコチラの記事を参考に、
CDはmowさんのコチラの記事を参考に購入しました。
二人に感謝♪

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September 29, 2004

男は狼なのよ、気をつけなさい♪

書店で見たので、その存在は知っていました。
しかし、今ひとつ、購入意欲がわかず、そのままに・・・

そして、一昨日、ふとTVをつけると・・・
ん?SMAPとピンクレディーが踊っている。
相変わらず歌はヘタだが、踊りはうまいSMAP。
そして、ピンクレディー!
か、かわいい(ノ ̄▽ ̄)ノ〜〜〜〜〜
二人とも40才過ぎているのにバービー人形みたい。

早速、書店で買ってきました\(^o^)/


ピンク・レディー フリツケ完全マスターDVD Vol.1 講談社DVDブック
講談社

発売日 2004/07/09
売り上げランキング 120

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収録曲は「ペッパー警部」「S・O・S」「カルメン’77」「渚のシンドバッド」「ウォンテッド」
それそれの曲に対して
①正面から、映像を楽しむ
②ショーバ−ジョン
③ミーステップ
④ケイステップ
⑤ミラー(反転)
⑥フリツケレッスン
⑦メイキング映像
と7種類の画像が収録されているという豪華さ。

早速、踊りましたよ( ̄∀ ̄*)イヒッ
でも、「サウスポー」や「UFO」がないじゃん。
これから出るのかなあとAmazonで調べたら、あるじゃん!
Vol.Ⅱが!
それも発売されたばかり。
そうか!スマスマ出演はプロモーションの一環ね!
早速、ぽちっ。

マツケンサンバも覚えなくちゃいけないし、忙しい、忙しい。ε=ε= 8-( ・ェ・) キコキコキコ

追記
その後、Vol.Ⅱもゲットしました。


ピンク・レディー フリツケ完全マスターDVD Vol.2
講談社

発売日 2004/09/18
売り上げランキング 41

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September 28, 2004

『人生激場』by三浦しをん

人生激場
三浦 しをん

発売日 2003/10/23
売り上げランキング 56,789

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『私が語り始めた彼は』を書いた三浦しをんさんのエッセイ集。
最初はワハハと笑って読んでいたのだが、だんだん笑えなくなってきた。
何だか私と考えている事が似ている・・・
ネチネチと重箱の隅をつつくような毒舌も・・・

<ユートピアに消える老人たち>というエッセイでは、私もずっと気になっていた事を
取り上げてくれている。
私の住む街でも最近、増えたこんな放送。

「ピンポンパンポーン。市役所  からの  お知らせ  です。
昨日  午前十一時ごろから  ○○地区に  住む  七十三歳の  女性が  
行方不明に  なって  います。」

その後、彼ら(彼女ら)は見つかったのだろうか。
いつも疑問に感じていた。
しをんさんもずっと気になっていたらしい。
ある時、しをんさんがそんな話を近所のおばあさんとしていたら、
「私の友だちなんてもう二週間も行方不明だよ」といわれる。
警察は何もしてくれないそうだ。
その後、そのおばあさんの友だちは、雑木林で行き倒れ死体として発見されたらしい。
(/||| ̄▽)/ゲッ!!!

<自己完結派宣言>というエッセイで、しをんさんはこう語る。
一人で喫茶店は入りにくいという友人に
「そう?私は一人でコース料理だって食べるし、焼き肉屋にも行くよ」
私もだ_| ̄|○

<運に任せて操縦するな>では「GOOD LUCK!!」(TVドラマ)の主人公であるキムタク(パイロット)に
こういっている。

機内アナウンスで乗客に「GOOD LUCK!!」というのはやめてほしいと思った。
運を天に任せてどうする!おまえがきちんと操縦せんかい!

その通りだよ!しをん!
私はこのドラマを見ていなかったが、心からそう思う。

<研究室の密談>というエッセイでは同じフェチだという事も発見。
さて、何フェチなのか。
知りたい方は本を読んでください(笑)

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書評アグリゲイタ

hasyosさん書評アグリゲイタなるものを教えていただいた。
開発された方によると

書評ウェブログを回っていて、あれ?あの本の記事はどこに書いてあったっけ?とか、
あの本の書評をまとめて読みたいとか、そういったことはありませんか?
私はよくあります。
というわけで作ったのがこのページです。
このページでは書評ウェブログの RSS を収集して、その書評記事を抜き出して、リンクを張っています。
本のタイトル、著者での検索、新着・書評数でのソートが可能です。
ウェブログの記事が書評かどうかは Amazon、bk1 への個別商品リンク、ISBNの記載で判断しています。
毎日 2、8、14、20時に各サイトを巡回して登録しています。
巡回先は登録サイト一覧を参照してください。

というものらしい。

早速、登録サイト一覧を見てみたら、ウチのブログを初め、お友達のブログもたくさんある!ある!
Chooclat Babyさん
☆21st Century Comedyさん
活字中毒日記!さん
日々のちょろいもさん
edicraftsさん
AZ:BLOGはんなり、あずき色のウェブログさん
みなさん、登録されちゃってますよー(笑)
登録されていない方は、自分から登録することもできるようです。

登録されている343サイトから同じ本を読んでいる人を冊数順に検索することもできます。
ちなみに私は日々のちょろいもさんが5冊と一番、多かった。
ところが、日々のちょろいもさんを調べると、やっぱり私が一番多いんだけど、何故か4冊(笑)

ただ、せっかく、読みたい本の書評を見つけても、
その記事にダイレクトに飛ばず記事が掲載されているブログに飛ぶだけなので、
そこからまた目的の記事を探すのがめんどーかもー( ( (((_⊿_) ゴロン

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September 27, 2004

新撰組っていい人たちなの?

yamamoto_p003.jpg

最近、あまりTVは観ないのだが、日曜日の大河ドラマ「新選組」は割と観ている。
昨夜も観た。

で、ふと疑問に感じたのは、「新撰組」ってこんなにいい人たちだったのか?
という事。

この脚本を書いた三谷幸喜氏は
「僕はこれまでの新選組のイメージを、ことごとく覆そうと思っています」と
公式HPで語っている。
ちなみに三谷氏はみなもと太郎さんの「冗談新撰組」に強い影響を受けたそうだ。

私も初期の頃は、あまり違和感なく観ていた。
しかし、ここにきて、局中法度を破ったとして次々と隊士が粛清される。
だが、土方を初め、みなその事について苦しみの表情を浮かべる。
そこらあたりに、何ともいえない違和感を感じる。

確か、2年前にTV東京で放送された「壬生義士伝」では、沖田総司役の金子賢さんが
誰か隊士を殺すにあたり「ねえ、あいつ殺っちゃおうよ」とニヤリと笑ったように記憶している。
あの時の新撰組と、今回の大河の新撰組のイメージがどうにも一致しない。

これはできるだけ史実に基づいた新撰組の本を読むしかあるまい。
やはり司馬遼太郎だろうか?

三谷氏は「今までのイメージを変えたい」一心なのだろうが、
いわば殺人集団である新撰組をあそこまでいい人として描いていいものか・・・

相変わらず、重箱の隅をつつくような記事ですみません(笑)

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September 26, 2004

『山椒魚』by井伏鱒二

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山椒魚
井伏 鱒二

発売日 
売り上げランキング 44,686

Amazonで詳しく見る4101034028

いつもコメントしてくださる多摩のいずみさんに「井伏鱒二の「へんろう宿」はいいですよ」と薦めていただき、
今回、この短編集を読むことと相成った。
表題作の「山椒魚」を読むのは学生の時、教科書で読んで以来である。

あの頃は「かわいそうな山椒魚」くらいの感想しか持たなかったが、今回は切々と胸に迫るものがあった。
長い年月を経て、私も何度か人生の挫折を経験し、山椒魚の気持ちがやっとわかる年になったのだと思う。

「一生涯ここに閉じ込めてやる!」と息巻いた山椒魚は、最後に蛙にこう尋ねる。

「お前は今どういうことを考えているようなのだろうか?」
相手は極めて遠慮がちに答えた。
「今でもべつにお前のことを怒ってはいないのだ」

井伏作品は最後の一行がずしんとくる。
どの短編も淡々と終わるのだが、そこには人生の悲哀のようなものが残る。
あまりの淡々とした終わり方に物足りなさを感じる方もいるかもしれない。
しかし、年を重ねるとともにその良さがわかる時がくると思う。

(*゜ロ゜)ハッ!!
って事は私も年を取ったって事なのね_| ̄|○

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September 25, 2004

今週の哲っちゃん

恋しい女
藤田 宜永

発売日 2004/08/19
売り上げランキング 11,829

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TBSの朝の情報番組「王様のブランチ−哲っちゃんのブックナビ−」で紹介された本を
ご案内しています。

抱いても、抱いても、手に入らない―。
この切なさは、いったい何なのだろう?
江田俊太郎は、複数の女性と同時に関係を持つ自由気ままな生活を送っていた。
ところが、友人の部下・由香子と出会い、“セカンド・ヴァージン”とも言うべき、
愛を知らないこの娘に、いつしかのめりこんでいく…。

どうなの?これ?(笑)

それにしても哲っちゃんはどうしていつも発売して一ヶ月も経ったような本ばかり
紹介するのでしょう?
出版社から圧力でもかかっているんでしょうか?( ̄∀ ̄*)イヒッ

特集は丸の内OAZOに9月14日にオープンした丸善の紹介。
広々とした美術館のような本屋さんのようです。
ブックアドバイザーという本のコンシェルジェがいるというのが
売りのようです。
「どんな本をおさがしですか?」
「どのようなお時間に本を読まれますか?」
とか聞かれるようです。

洋服でも店員にあれこれ聞かれると「ほっといてくれ」と思う方なので
こういうサービスはちょっと・・・
でも、普段、本を読まない方たちにはありがたいサービスなんでしょうか?

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September 23, 2004

たらいまわし・本のTB企画「第5回!あなたが感銘を受けた本は?」

tarainosukelefty

毎度、おなじみ、たらいまわし・本のTB企画です。
今回はdarjeeling and bookのかっこーさん主催です。
( ̄◇ ̄;)エッ?今回は「感銘を受けた本」?
う〜ん・・・読書歴が浅いからなあ・・・
Yahoo辞書によれば
「感銘=忘れられないほど深く感動すること。心に深く刻みつけて忘れないこと。」
だそうです。

そういう意味では、あまり最近、読んだ本じゃいけないのかもしれませんが、
これをあげておきます。


日の名残り
カズオ イシグロ, Kazuo Ishiguro, 土屋 政雄

発売日 2001/05
売り上げランキング 8,045

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感想はコチラ

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今日の収穫5冊

PIC_0006.JPG
左から
『嘔吐』byサルトル
『マイク・ハマーへの伝言』by矢作俊彦
『黒後家蜘蛛の会』byアイザック・アシモフ
『武蔵野夫人』by大岡昇平
『まるごと宮部みゆき』

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September 21, 2004

『スズキさんの休息と遍歴』by矢作俊彦

スズキさんの休息と遍歴―またはかくも誇らかなるドーシーボーの騎行
矢作 俊彦

発売日 1994/09
売り上げランキング 166,733

Amazonで詳しく見る4101180156

『ららら科学の子』で今年度の三島由紀夫賞を受賞した矢作俊彦氏による1990年の作品。

スズキさんは妻と息子(小学生高学年?)の三人暮らし。
広告代理店の副社長をしている。
妻がヨーロッパ旅行に出かけている間、息子のケンタを実家に預け、
自分は愛車のシトロエン2CVで箱根あたりをドライブする予定だった。
が、ひょんな事がきっかけで、ケンタと二人、北に向けて冒険旅行が始まる。
もちろん愛車ドーシーボー(2CVをそう読む)に乗って・・・
ちなみにドゥシボ(私はこう呼んでいた)はこんな車↓
2cv.gif
旅の途中では、スズキさんが全共闘だった頃のエピソードがはさまれる。
そして様々な人間に出会い、その都度、スズキさんは現代の矛盾に論争を挑む。

山中の工事現場に向かうアフガニスタン人に出会った時はケンタにこういう。
「ビルディングはこの人たちがつくるんだ。決して丹下健三がつくるわけじゃない」

卒業以来、ひさしぶりに会う同級生にはディズニーランドについてこう語る。
「ディズニーが子供に送るメッセージは、イソップと同じだ。
あらゆる神話からの革命性、人間性の剥奪だ。
キリスト教倫理観による個人の矮小化だ。
清潔で正確で便利で速いことの絶対的な権利を、電気と光学を使って押売りするんだ」

と何かにつけて熱いスズキさんに対して、息子のケンタはなかなか利発で冷静である。
二人の会話が何ともおもしろい。
息子「かしわってなあに?」
父「ブロイラーじゃないってことだよ」
息子「北京ダックのことかあ」
父「北京ダックを知っているのにかしわを知らないのかい?」
息子「それじゃ、ブレスの鳥肉のこと?」
父「えっ、ブ、ブ、ブレスってフランスのブ、ブ、ブレスか?」
息子「うん」
父「何で知ってるんだ?」
息子「だって食べたよ。ママが食べたのぼくに少しくれたの。西麻布の人ん家みたいなレストランでね
緑色のソースのやつ」
父「ガソリンスタンドの横の坂道あがったとこにある店か」
息子「うん。そうだよ。いつもそこだよ」
父「いつも!?」
息子「いつもじゃなくってね。・・・その、パパがママと喧嘩したときだけだけどね」

この親子二人の掛け合い漫才を読んでいるだけでもかなり楽しい。
小学生の息子さんがいる父親の方は是非、読んでほしい。
きっと二人で旅に出たくなるはずだ。
また、この作品は『ららら科学の子』へ向かうターニングポイント的な作品のようなので
これから『ららら科学の子』を読む方にオススメ。

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September 19, 2004

「ぶくろぐ」スタート!

poster.gif
JUGEMの社長のBlog、ieiriblogで発見!
ぶくろぐ」なるものを作ったらしい。
それも社長みずから、日曜プログラミングだそうです。
livedoor社長ほりえもんが「競走馬だ」「新球団設立だ」と騒いでいる中、
ほのぼのしていて何ともほほえましいieiri社長です。
さて、気になるサービスですが、こんな事を予定しているようです。

●似た本の置いてある本棚同士のリンク
●ブログのサイドに本棚が貼れるようにする
●アソシエイトIDを入力出来るようにする
●タイトルや作者名などで検索して追加出来るようにする
●本のコメントにコメント出来るようにする
●POPUPで開くちっちゃな本棚バージョンを用意する
●本棚の背景色とか本棚の色を変えることが出来るようにする
●人気本とか表示する
●同じ本のコメント同士の連結
●未読・読書中・既読のステータスを持つ(otologの様にブログに貼れる)
●オススメフラグ
●本の貸し借りとか交換が出来るようにする(いらんかな)
●もう一人くらい子供がほしい。つくる。
●もっとappleみたいなサイトにする。

「もう一人くらい子供がほしい」は勝手にやってください(笑)
それにしても本好きにとってはちょっと気になるサービスですね。
サンプル本棚はコチラ

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September 18, 2004

今週の哲っちゃん

グラスホッパー
伊坂 幸太郎

発売日 2004/07/31
売り上げランキング 1,272

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TBSの朝の情報番組「王様のブランチ−哲っちゃんのブックナビ−」で紹介された本を
ご案内しています。

松田氏曰く、次の直木賞の最有力候補とか・・・
でもユーモアミステリーというジャンルが個人的には苦手です^^;

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September 17, 2004

『日の名残り』byカズオ・イシグロ

日の名残り
カズオ イシグロ, Kazuo Ishiguro, 土屋 政雄

発売日 2001/05
売り上げランキング 8,045

Amazonで詳しく見る4151200037

すばらしい小説だという噂は耳にしていた。
そして、最初の5ページを読んだあたりで、私はもうこの本に夢中になってしまっていた。

<ストーリー>
主人公のスティーブンスはダーリントン・ホールという屋敷の執事である。
現在、仕えている主人から旅行を勧められ、7日間の旅に出る。
旅の間、スティーブンスは、自分の執事としての歴史、
ダーリントン・ホールで起きた様々な事件、
かつての主人だったダーリントン卿の思い出を振り返る。

何しろスティーブンスがすばらしい。
あまりの生真面目さに笑ってしまうほど、職務に忠実で、完璧な執事であろうと努力してきた。
しかし、彼が真剣であれば真剣であるほど、読者の笑いを誘う。

ダーリントン・ホールでは二つの大戦の間に重要な国際会議が開かれた。
その会議においてダーリントン卿は大事な役割を担った。
スティーブンスはそれを誇りに思っている。
しかし、戦後、ダーリントン卿はその名誉を奪われる事になる。
このあたりのくだりでは、戦時中のイギリスとドイツの関係が描かれており、興味深い。

そして旅の終わりにスティーブンスは日が暮れる景色を眺めながら、
その風景を自分の人生と重ねあわせる。
そしてスティーブンスが出した結論は・・・

最後、ぐっときます。
泣けます!
映画化もされているようなので、本を読む時間の無い方はそちらで是非!

<追記>
最近、ホテルやレストランにおける従業員の質が明らかに下がっているように
感じます。
と、同時に客の質も悪い。
スティーブンスがその人生で何より重んじたのが「品格」。
一体、どこに行ってしまったのでしょう?

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September 15, 2004

『アフター・ダーク』by村上春樹

アフターダーク
村上 春樹 , 村上 春樹

発売日 2004/09/07
売り上げランキング 46

Amazonで詳しく見る4062125366

最近、時間の変化と同時に主人公をスイッチするのが流行なのだろうか?
先日、読んだ『みんな誰かを殺したい』という小説もこの手法だった。
各章の前に時間が書いてある所まで同じだ。

それはいいとしても、やたら「カメラは」という表現が出てきて
無理矢理、視点を共有させられるのが何ともうざい。
村上春樹は映画を撮ろうという野望でもあるんだろうか・・・

私は村上春樹の描く変な人々が大好きなのだが、今回の登場人物はみな、
いたってまともである。
エリの部屋にあるTV画像に男性が現れた時は一瞬、「シ、シナモン?」(ねじまき鳥クロニクル参照)と
思ったんだけど(笑)

様々なストーリーが交錯するが、結局、どれも明確な結論は出ない。
ハルキファンでない私が「あ、あれ?これで終わり?」と思ったくらいだから、
熱烈なファンは物足りなかったのではないだろうか。

帯には書き下ろし長編小説と書いてあるが長編でもないよね。
だって2時間で読み終わったもん(笑)

みなさんはこの作品、どう読まれましたか?

<追記>
『アフターダーク』に登場した様々な固有名詞のLINK先をずらっと並べた頁がありました。
おもしろいのでご紹介しておきます

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September 14, 2004

『停電の夜に』byジュンパ・ラヒリ

停電の夜に
ジュンパ ラヒリ, Jhumpa Lahiri, 小川 高義

発売日 2003/02
売り上げランキング 807

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登場人物はインド系アメリカ人もしくはインド人がほとんどである。
しかし、それがアメリカ人や日本人であっても違和感なく読むことができる。
どれも日常によくありそうな話なのである。
だからといって凡庸なわけではない。
9つの短編はどれもみな、せつない。

あとがきに
「たいした大事件を起こすわけではなく、
また民族性を振りかざしてドラマを盛り上げることもしない。
それでいて何らかの意味でアメリカとインドの狭間に身を置いた人々の
いつもの暮らしの中に生じた悲劇や喜劇をじっくり味わわせてくれる」とある。

まさにその通りの作品であった。
その中のひとつ「セクシー」にこんなシーンがある。

目下、不倫中のミランダは7才の男の子を半日、預かる羽目になる。
その男の子ロヒンがクローゼットから銀色のカクテルドレスを見つけ、ミランダに着ろという。
実はそのドレスは不倫相手との食事のために買ったものなのだが、
理由あっていまだに着る機会にめぐまれない。
ミランダは渋々、ロヒンにいわれるままにその銀色のカクテルドレスを身につける。
そしてロヒンはこういう。
「セクシーだ」

実は「セクシーだ」といったロヒンもせつないし、そういわれたミランダもせつないのである。
何故かは読んでからのお楽しみ。

先月、このジュンパ・ラヒリによる長編『その名にちなんで』が出版された。
評判もいいようである。
近いうちに是非、読みたいと思う。

追記
〜『停電の夜に』を読み終えられた方へ〜
あなたはどの作品がお好きですか?

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September 11, 2004

『ポータル、プロバイダ別blogデザインカスタマイズ事典』

ポータル、プロバイダ別blogデザインカスタマイズ事典
外間 かおり

発売日 2004/09
売り上げランキング 2,174

Amazonで詳しく見る4839915717

いつもコメントをくださるすのうさんが
「LINさんのブログ、画面が小さくなるとサイドバーが落ちますよ」と
教えてくださった。
あ、ホントだΣ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
ネットで検索してひいひいいいながらここまでカスタマイズしてきたが
そろそろ知識に限界が・・・
blogを始めた時買った参考書はMovable Type専用なので役に立たず_| ̄|○
あの頃はそもそもMovable Typeが何たるかもわかっていなかった。


そんなわけで、新たに参考書を買った。
『ポータル、プロバイダ別blogデザインカスタマイズ事典』(長っ!)である。
はてなダイアリー、ココログ、livedoor、エキサイトブログ、JUGEM、
Doblog、2ちゃんブログとポータル別に解説されている。

それにしても広辞苑なみの厚さ!
ダンベル体操ができそうです(笑)
重さを量ったら1.4㎏ありました・・・

さあ!カスタマイズするぞっ!

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今週の哲っちゃん

アフターダーク
村上 春樹 , 村上 春樹

発売日 2004/09/07
売り上げランキング 46

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TBSの朝の情報番組「王様のブランチ−哲っちゃんのブックナビ−」で紹介された本を
ご案内しています。
何となく予想はついていましたが、やっぱり『アフターダーク』が
紹介されました(笑)

また、松田氏の説明では村上春樹さんの小説で映画化された作品は少なくて
4本だそうです。
その理由として「小説が十分、映像的だから」とおっしゃっていました。

まだ1ページも開いてないよ〜(泣)

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September 09, 2004

『業柱抱き』by車谷長吉

業柱抱き
車谷 長吉

発売日 1998/04
売り上げランキング 1,225,120

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作者の名前にピンと来ない方には、昨年、数々の映画賞を総ナメにした
『赤目四十八瀧心中未遂』の原作者といえばおわかりいただけるのではないだろうか。

苦労の人である。
30才の時に無一物となり、以後9年間、住所不定のタコ部屋生活を送る。
この間も私小説を書き続ける。
47才、新潮社から初めての本『鹽壷の匙』を上梓した。
そして53才、『赤目四十八瀧心中未遂』で直木賞を受賞。

そもそも私小説というのは本人はもちろん、親、兄弟、親戚縁者、
知人全ての恥をさらすことである。
自身も「私小説を鬻(ひさ)ぐことは、いわば女が春を鬻ぐに似たこと」と書いている。
それでも書かずにはいられなかったという。

これはそんな彼のエッセイ集である。
人生について悩み続け苦しみぬいた彼のことばは深く、そして鬼気迫るものがある。

●書くという振る舞いには、人の生血を求められる。

●まず何よりも青竹より素手で油を搾り出すがごとく、
 己れの生き血を搾り出さないことには・・・

●言葉はある場合には、その人の一番奥底にひそんでいる生霊を語ってしまうことがある。

●文学には毒がふくまれている。
 この中毒には二重の精神過程があって、毒にあたればあたるほど
 より深く文学の快楽に囚われていく面と、逆により深く自己憎悪に囚われ、
 文学を忌むようになる・・・

車谷氏がいかに苦しみながら小説を書いているかがおわかりいただけるかと思う。
「産みの苦しみ」というが「血を吐く思いで処女作を書いた」と氏はいう。
それを安産よろしく、ぽこぽこと年間に何冊も書いてしまう作家というのはいかがなものか。

少なくとも私はそういう作家の本を読みたいと思わない。
敢えて誰とは書かないが・・・(笑)

※文庫版の表紙が内容と合致していないような気がしたので
リンク先は単行本になっています。
もし、お買い求めになる場合は文庫本が出版されておりますのでご注意ください。

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September 06, 2004

『私が語りはじめた彼は』by三浦しをん

私が語りはじめた彼は
三浦 しをん

発売日 2004/05/25
売り上げランキング 96,728

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三浦しをんさんって少女マンガのような表紙が多いので10代の少女向けの作家なんだと思っていた。

先日、近所の書店に、彼女の作品が大量に平積みしてあったので、
ちょっと立ち読みしてみた。

二千年以上前の話だ。
寵姫が臣下と密通していることを知った若き皇帝は、まず彼女のまぶたを切り取った。
これから自分がどんな目に遭うのかを、彼女がしっかりと瞳に映せるように。
それから彼女の体中の穴という穴を、縒った最上級の絹糸で縫いあわせた。
口を除いて。
呼吸をさせるためと、食べ物を与えるためと、彼女の悲鳴と命乞いを聞くために。

この書き出しのすさまじさに購入決定!(笑)

ストーリーは女好きの教授にふりまわされる周囲の人々の物語だ。
6つの短編で構成されている。
そのつど、語り手が変わるので6人の主人公がいるわけである。
6人は何らかの形で教授と係わり合いがある。
構成はおもしろい。
ミステリーの要素もあり、著者が重厚な雰囲気を出そうとしているのもわかる。

しかし、所々、作品と不釣合いな表現があって、何とも読みづらい。
「無理して大人っぽい文章を書いている」という感じもする。
しかし、後半になるにつれ、段々、よくなってきた。
「おっ!」と思う表現も出てくる。

4才の時、2日間、迷子になった奥村君のセリフ
「両親は僕を大切にしてくれている。それは僕も同じです。
でも僕は、四歳のあの日からずっと、家への帰りかたがわからないままだ。
この道で合ってるのか。家族はこのひとたちで間違いないのか?
毎日、自分に問いかけながら歩く」

結論からいえばおもしろかったです。
表現の問題にしても、彼女はまだ28才。
今後に期待したい。

<追記>
抱腹絶倒まちがいなしという彼女のエッセイ『人生激場』もあわせて買った。

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September 04, 2004

『恐るべき子供たち』byコクトー

恐るべき子供たち
コクトー , 鈴木 力衛

発売日 1957/01
売り上げランキング 86,390

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mort_a_creditさんがこんな風に書いていらっしゃる。
「詩は原文で読まなければ享受できないと文芸批評をかじった者なら誰もが言う」
私もそう思う。

コクトーは詩人である。
この『恐るべき子供たち』の中にも詩的表現は多い。
日本語で読む事によって作品の魅力が半減しているような気がする。

これは、4人の子供たち(といっても10代後半)が、世間から隔離された自分たちの密室で
暮らす日々を描いている。
若い男女4人という設定は、コクトーが評価したボリス・ヴィアンの『日々の泡』を
思い出させる。

そして最後に迎える悲劇的な結末。
「ええ、そうよ、その通りよ。あたしはやきもちをやいていた。あんたを失いたくなかったの」
エリザベートのこのセリフはちょっとつまらない。

ジャン・コクトーは他に『ポトマック』が買ってある。

松岡正剛さんのサイトでコクトーに関する記事を読んだ。
コクトーは何といっても彼の人生そのものが一番、おもしろいのかもしれない。

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今週の哲っちゃん

反省文-ハワイ
山口 智子

発売日 2004/07/23
売り上げランキング 1,263

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TBSの朝の情報番組「王様のブランチ−哲っちゃんのブックナビ−」で紹介された本を
ご案内しています。

今週は「哲っちゃんのブックナビ」はなし。
その代わり、「反省文ハワイ」の著者、山口智子さんとの
ちょっと長めのインタビューが放送されました。
CM以外での山口智子、ひさしぶりに見た!
「ロングバケーション」を思い出すなあ。
最近、鼻につくキムタクもあの頃はかわいかった。
ひさびさに久保田利伸の「LA・LA・LA LOVE SONG」でも聴くとしますか。
(ロンバケのサントラも持ってます 笑)

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September 02, 2004

『ドグラ・マグラ』by夢野久作

ドグラ・マグラ (上)
夢野 久作

発売日 1976/10
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長かった・・・_| ̄|○ 
後半は退屈して斜め読みした。

冒頭の「・・・お兄様、お兄様、あたしです」あたりはゾクゾクして、
これからの展開に大いに期待したのだが・・・

「あれっ?」と思い出したのは阿呆陀羅経の歌で「チャコポコ、チャカポコ」が始まったあたりだ。
「チャカポコ」を初め、教授の遺言書やら論文が長ったらしすぎる。
輪廻転生、精神医学、心理遺伝などおもしろいテーマのはずなのに、何しろ冗長。
シーンがほとんど教授室のまま変化がないというのも退屈の原因。

テーマとしては好きなテーマなんですけどねえ・・・

そんな時、volbiccoのemiさんが、同じ著者の「人間腸詰」と「あやかしの鼓」が
オススメと書いていらっしゃった。
機会を見て、読んでみたい。

はっ!これを退屈だと思う私は、もしかして狂人なのか!?
・・・ブウウ・・・・・・・ンンン

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September 01, 2004

たらいまわし・本のTB企画「第4回 秋の夜長は長編小説!」

tarainosukelefty

毎度おなじみ本のTB企画。
今回は第四回、日々のちょろいもさん主催。
今回のテーマは「秋の夜長は長編小説」
私も長編、だ〜いすき♪
まずは何といってもドスト!

カラマーゾフの兄弟 上 新潮文庫 ト 1-9
ドストエフスキー , 原 卓也

発売日 1978/07
売り上げランキング 5,305

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国内作品ならやっぱ、これかな。


白夜行
東野 圭吾

発売日 2002/05
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それからRymさんから薦めていただいた


薔薇の名前〈上〉
河島 英昭 , ウンベルト エーコ

発売日 1990/02
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まだ手をつけていないので、是非、この秋、読みたいと思う。

そして、読みたいのになかなか手がつけられないでいるのが


戦争と平和 1 (1)
トルストイ , 工藤 精一郎

発売日 1972/03
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未読本が2つもあって、すみません(;^^A
とりあえず、今夜は読書の秋というより食欲の秋だったLINでした。

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