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February 28, 2005

Podcastingの可能性

ポッドキャスティングとは・・・
専用ソフトを使って好きなネットラジオ局を登録しておくと、
放送が更新された時に自動的にパソコンに音声ファイル(MP3など)をダウンロードし、
iPodなどのポータブルMP3プレーヤーにファイルを転送して聞くという楽しみ方のこと。

何だかおもしろそうなので、注目している。
このポッドキャスティングの情報を中心にブログを展開していらっしゃるPodcast Now!さん
見つけたニュース。

家入社長、ポッドキャスティングを始める。

そんな事している暇があるなら、早くJUGEPi!(ミニBBS)を復旧させてくれ。
それとも、このまま、なしくずしでやめるつもりなのか?
JUGEMの新規ユーザー登録も一時停止のままだし。

そういえば、例のホリエモンVSフジテレビ。
すっかりつまらなくなったテレビが新しい力によって変わるのはすごくいい事だと思うけど
それがホリエモンなのかどうか、はなはだ疑問。

次から次へと新しい事業を思いつくホリエモンや家入社長はすごいのかもしれないけど
二人ともまあ、ブログで有名になったわけじゃない?
で、相変わらずJUGEMが重いとか、livedoorブログが激重だった時社員の対応が悪かったりって
企業として足元がおぼついていないような気がする。
まあ、期待しているからこその苦言です。

それはさておき、家入社長んとこのこのサービスはおもしろそうです。
でもJUGEPi!と同じ運命をたどるのだろうか・・・

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February 26, 2005

恋するハニカミ

恋するハニカミ」知ってます?
TBS系金曜日23時~。
芸能人同士がブラインドデートするバラエティ番組。
タイミングが合うとたまーに見ます。
今夜も見ました。

今回は岩崎ひろみ(歌手の岩崎宏美さんじゃないですよ 笑)さんと
伊藤高史さん。
お二人はもともと友達づきあいをしている仲とかで、さばさばしていて
ハニカミ度が低く、私としてはイマイチ。
最近だと、お笑いのヒロシさんと藤井悠さんペアのハニカミ度高し。
こういうのって、もちろん演出されているんだろうけど、
ヒロシさんはマジテレしてました。
中村勘太郎・新山千春ペアもよかった。

こういうの見ると、甘甘なデートがしたくなるっ!
(ひとりごとですので気にしないでください 笑)
とりあえず、主題歌の「Glitter」は買っとこう。

追伸
男性のみなさま、来週はインリン・オブ・ジョイトイですってよ!(笑)

Glitter
柴咲コウ 華原大輔 田辺恵二

ユニバーサルJ 2005-02-16
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February 24, 2005

ひさしぶりにリアル書店でお買い物

book2005.2.24

『千葉麗子のDVDdeヨーガ』
私の悪あがきは止まらない。わはは。
だって「ニューヨークシティ・バレエ・ワークアウト」むずかしいんだもん!

『世界文学を読みほどく』by池澤夏樹
作家である池澤さんが2003年9月15日~21日の7日間、京大生に行った講義録。
すっごくおもしろくて、一気に半分、読んじゃった。

取り上げられている作品は
『パルムの僧院』byスタンダール
『アンナ・カレーニナ』byトルストイ
『カラマーゾフの兄弟』byドストエフスキー
『白鯨』byメルヴィル
『ユリシーズ』byジョイス
『嵐の山』byマン
『アブサロム、アブサロム!』byフォークナー
『ハックルベリ・フィンの』冒険byトウェイン
『百年の孤独』byガルシア=マルケス
『競売ナンバー49の叫び』byピンチョン

でも、これらのストーリーを追うのではなく、どんどん横道にそれていって
またその雑談がおもしろい。
「進化」は「進歩」じゃないと池澤氏はいう。
英語でいうエボリューションつまりエヴォルヴというのは「めぐる」という意味。
むしろ「進化」というより「転化」
去年、書かれた小説より、三千年近い昔に書かれた『イーリアス』や
『オデュッセイア』の方がおもしろいこともありうる。
という箇所では、思わずうなずいてしまう。

『遺書』by吉本隆明
先日読んだ『悪人正機』が消化不良だったので。

『七人の安倍晴明』by夢枕獏編著
魍魎の函』を読んで、陰陽師がマイブーム。
この中の荒俣さんの「日本の風水地帯を行く」が読みたくて。
『帝都物語』を買おうかどうしようか、考え中・・・

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February 23, 2005

食生活には危険がいっぱい

mort_a_creditさんの記事に賛同なのでトラックバック。

私も、スーパーやコンビニで食品を買う時は、必ず原材料名を見る。
ずらずらとわけのわからないカタカナが並んでいる食品はできるだけ買わない。

たとえばジュースなんて「100%ジュース」と書いてあっても香料がはいっていたりする。
100%じゃないじゃん!
でも、「果汁、香料」だけならまだいい。
ただのジュースなのに、知らない名前が5品目以上入っているドリンクなぞ怖くて飲めない。
だから、私はもっぱら、ミネラルウォーターか自分でほうじ茶やコーヒーを入れて飲む。
ペットボトルドリンクは飲まない。
あ、牛乳も飲みます。
ただ、最近の牛乳は食品添加物が入っているものもあるのでご注意を!

油の場合、サラダ油は一切、使わない。
自分では一番、自然に近いと思っているオリーブオイルのみ。
その代わり、中華でも和風でもぜんぶオリーブオイルで調理する(笑)
パンはあまり食べないけれど、その時はバターを使う。

もちろん、まったくジャンクを食べないというわけじゃない。
「とろけるバナナプリン」とか食べてるし(笑)
外食だってする。

だけど、mort_a_creditさんも書いているように消費者である私たちが
「No!」といわないと、メーカーは消費者をバカにして
平気で体に有害な食品を作り続けると思う。
メーカーは私たちが思うほど良心的じゃない。

せめて、自分の知らない名前が原材料名に書いてあったら
それが何なのか、疑ってみるべきだ。

追記
ちなみに、そもそも、自然であるはずの魚自体に水銀が含まれているのではないかとか
そのあたりまで考えだすと食べるものがなくなってくるので、考えないようにしてます。

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February 19, 2005

加賀田京子シェフってお若かったのね

★本は・・・

戦後民主主義のリハビリテーション―論壇でぼくは何を語ったか
大塚 英志

角川書店 2005-01
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珍しく途中で挫折。
自称サヨクでオタクという著者が主に「Voice」で書いていた評論が中心。
『ゴーマニズム宣言』の著者小林氏に批判的で、江藤淳を尊敬していて
福田和也と仲がいいみたいです。
この一週間、だらだら読んでいたんだけど、結局、何がいいたいのか
さっぱりわかんないので放り投げちゃいました(笑)

★CDは・・・

TWIN BEST 端唄・小唄
古典音楽 市丸

ビクターエンタテインメント 1998-12-02
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こんなの買っちゃいましたヽ(´ ー`)ノ
ちなみに試聴はコチラ
私のiPodってシャッフルにしてるんですが、ダンスナンバーの後、突然、クラシックになったり
ジャズの後が端唄だったり、もうメチャクチャです。
全然、音楽にのれません_| ̄|○

★食べ物は・・・
昨年、「とろけるかぼちゃプリン」ではまった加賀田京子シェフの新作
とろけるバナナプリン」を食べました。
bananapurin

おいしい~♪
ところで、その加賀田京子シェフ、勝手に年配の女性だと思っていたら
お若くてびっくりです!
kagata

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February 17, 2005

人生なんてちょっとした事で楽しくなるもんさ♪

overQさん発案による「主催者たらいまわし本のTB企画」も
今回で10回。
毎回、みなさんにいろいろな本を教えていただきとても勉強になります。

人生にちょっと退屈していた私が本をぽちぽち読み始めたのが昨年。
正直、趣味が<読書>という人の気が知れませんでした。
何がおもしろいのかと・・・
ところが今はすっかり活字のとりこ♪
こんな楽しいことをどうして早く教えてくれなかったのっ!って感じです。
そんな読書初心者の私にとって、ブログ仲間のみなさんが教えてくださる情報は
とても大事。
ベストセラーばかり山積みしている大型書店にめぼしいものはないし
私の本の師匠であるジャズバーのマスターの話も
博学なブログ仲間のみなさんの話にくらべると最近、刺激がなくて・・・(^^;

で、今回のTB企画で「おおっ!」と思った本を何冊かAmazonに注文。

Mlle.Cさんがあげていらっしゃった『バルタザールの遍歴』
「今朝起きたらひどく頭が痛んだ。バルタザールが飲みすぎたのだ」
一つの肉体を共有する双子、バルタザールとメルヒオールは、ナチス台頭のウィーンを逃れ、
めくるめく享楽と頽廃の道行きを辿る。
「国際舞台にも通用する完璧な小説」と審査員を瞠目させ、
第3回日本ファンタジーノベル大賞を受賞したデビュー作。

バルタザールの遍歴
佐藤 亜紀

文芸春秋 2001-06
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そしてこの『バルタザールの遍歴』の記事を書くにあたり
Mlle.Cさんが「アゴタ・クリストフではなく」と書いていらっしゃるのに反応。
むむっ、それは何?
調べてみたら『悪童日記』の事でした。
戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。
その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。
人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、
ぼくらはそれを克明に日記にしるす。
戦争が暗い影を落とすなか、ぼくらはしたたかに生き抜いていく。
人間の真実をえぐる圧倒的筆力で読書界に感動の嵐を巻き起こした、
ハンガリー生まれの女性亡命作家の衝撃の処女作。

悪童日記
アゴタ クリストフ Agota Kristof 堀 茂樹

早川書房 2001-05
売り上げランキング : 7,514

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mort_a_creditさんがあげていたのが『さかしま』
三島由紀夫をして“デカダンスの「聖書」”と言わしめた幻の名作が待望の文庫化。
ひとつの部屋に閉じこもり、自らの趣味の小宇宙を築き上げた主人公デ・ゼッサントの数奇な生涯。
澁澤龍彦が最も気に入っていた翻訳。

うわっ!このおもしろそうな内容は何なんだ!
もちろん注文。

さかしま
J.K. ユイスマンス 渋澤 龍彦

河出書房新社 2002-06
売り上げランキング : 18,165

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そして今回の企画とは関係ないのですが、購入を迷っていた家元のDVD BOOK
『談志独り占め』
値段が値段なので迷っていたら、出版元である講談社のHPで「在庫僅少」の文字。
慌てて落語ファンでいらっしゃるIzumiさんに相談したら「買いますよー」との事なので
私も注文。うふっ♪

DVD寄席談志独り占め―「居残り」66分、「芸談」91分
立川 談志 田島 謹之助

講談社 2005-02
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それからあの名人、志ん生のDVD BOOKも発売中。
これも迷っていたのですが、Izumiさんもお買いになるみたいなので、私も買おうっと。
とりあえず注文はまだ。

志ん生復活!落語大全集 第1巻 (1)
美濃部 美津子

講談社 2004-11
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しかし、あの頃、私はどうして人生が退屈だなんて思ったんだろう。
今は、毎晩、本を読みながら「うひひ・・・」と笑って暮らしている私でありました。

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February 15, 2005

たらいまわし・本のTB企画「第10回 映画になったら見てみたい本はなんですか?」

tarainosukelefty

毎度、おなじみ、「たら本」がやってまいりました。
今回のお題は「映画になったら見てみたい本はなんですか?」です。
主催者は「Love Books」さんです。

私も主催者のIzumiさんと同じく、あまり映画は見ないんです。
俗にいうハリウッド映画が苦手。
善悪が明確で、起承転結が明確で、ハッピーエンドで
それらが2時間にすっぽり収まっているのがどうにも不気味。
(全部がそうではないでしょうが)
子供たちには「人生はこんな簡単じゃない」って教えてあげるべきですって(笑)

そうそう、「映画になったら見てみたい本」でしたね

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編
村上 春樹

新潮社 1997-09
売り上げランキング : 3,217

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最初、この本を読んだ時から、シナモン役は阿部寛で決まりだと思ってました。
ただ2時間でおさまるかどうか・・・
映画はやはりそのあたりが、ひとつの壁ですね。
主人公が深い井戸から空を眺めるシーンもキレイだろうし、
ノモンハン事件も取り上げられていて興味深いテーマだと思います。

gogatusanjuugoniti

五月三十五日 ケストナー少年文学全集(5)
エーリヒ・ケストナー 高橋 健二

岩波書店 1962-01
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これはもう大好きな童話。
子供の頃、『赤毛のアン』や『星の王子様』やいろいろ読んだけど、
私のナンバーワン童話。
「南洋について作文を書きなさい」という宿題を出された甥と叔父さんが
いろいろなところを旅する話。
児童虐待をする大人に子供が授業をする学校があったり
すべてオートメーション化された電気都市が壊れてしまったり
未来を予測しているなあという感じがします。

sai

『ハートカクテル』で有名なわたせせいぞうさんの作品です。
『ハートカクテル』は映像化されていますが、これも是非してほしい。
料理上手でいつも着物を着ているやまとなでしこの菜さんと耕平さん夫婦の物語。
欲がなくまさに清貧を絵に描いたような二人。
菜さんが作るお料理が何ともおいしそうです(五目いなりとか)

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February 12, 2005

彼らの演奏に神を見た!

きみ駒さんとこで発見したネタです
(っていうか本人たちはネタでやってるわけじゃないと思うけど 笑)
私も、いろいろなライブに行っているし、ちょっとやそっとの演奏じゃ驚かないはずなんだけど、
これはすごいです!
逆に中途半端なJポップスに「おまえら、このくらい、やってみぃ!」っていいたい(笑)

まあ、とにかく聞いてみて
私は笑いすぎて、お腹が痛いです・・・

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February 10, 2005

『魍魎の匣』by京極夏彦

魍魎の匣―文庫版
京極 夏彦

講談社 1999-09
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京極堂シリーズ2作目。
姑獲鳥(うぶめ)の夏』は正直、ストーリーも忘れてしまったし、
いまひとつよさがわからなかったのですが、
これはおもしろかった!

前回、つまらないと思った京極堂の薀蓄も「おお、そうなのか!」と感心したし
榎木津のすっとぼけた感じもよかったですねえ。

メインキャラクターは
京極堂 古本屋の店主であり陰陽師でもある。
関口 作家。
榎木津 探偵。他人の記憶を映像で見ることができる不思議な力を持つ。
木場 刑事

旧知の間柄である4人は京極堂の家に集まって、
ああでもないこうでもないと事件を解明していく。
というか、ほとんど京極堂が謎を解くんですけどね。

今回のストーリー、キーワードは箱。
次々と発見される少女のバラバラ死体。
それは、箱に右腕だけ左足だけというように入れられている。
森の中にある箱型の建物の不思議な研究所。
そして、それぞれ事件に巻き込まれた関口、榎木津、木場は
京極堂のところへやってくる。

さて、京極堂シリーズ3作目である『狂骨の夢』を買いにいかなくちゃ♪

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February 08, 2005

『本棚探偵』by喜国雅彦

本棚探偵の冒険
喜国 雅彦

双葉社 2005-01
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漫画家である著者はある時、乱歩邸への同行取材に誘われる。
もともと江戸川乱歩や横溝正史が好きだった著者は
それをきっかけに次第に古書収集にのめりこんでいく・・・

いやあ、こんなディープな世界があったんですね。
プチ潔癖症の私は、古本は基本的に苦手です。
先日、生まれて初めてブックオフに行ったのですが、あれこれ触っているうちに
手がかゆくなってきちゃいました。

それでも、古書に取りつかれる気持ちはわからなくはない。
最近の本に比べて、装丁や函に独特の雰囲気がありますものねえ。
ただ、収集そのものが目的になっちゃって読まないというのは、
活字中毒者としては理解に苦しむところです。

「読みたい時に本があるとは限らないのは昨今の出版状況を見れば明らかだ」
そう考える著者は老後のために、老後本というのが買ってあるそうだ。

『失われた時を求めて』byプルースト
『死霊』by埴谷雄高
『大菩薩峠』by中里介山etc・・・

これについては私も同意見。
本は欲しい時にいつでも手に入ると思っていたが、
最近の出版物でも絶版になっている本が多い事に気がついた。

今後は老後に備え、気になる本は、今すぐ読まずとも、買い揃えていこうと
決心した次第です。

豪華函入りハードカバーと続編はこちら。

本棚探偵の冒険
喜国 雅彦

双葉社 2001-12
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本棚探偵の回想
喜国 雅彦

双葉社 2004-09
売り上げランキング : 7,100

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February 07, 2005

『外套・鼻』byゴーゴリ

外套・鼻
ゴーゴリ 平井 肇

岩波書店 1965-01
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ひさしぶりに海外古典。

解説によると、ドストエフスキーが「われわれは皆ゴーゴリの『外套』から生まれたのだ」と
いったのだそうだ。

ロシア文学のもっとも顕著なる特性は、運命と人とに辱められた不幸な零落者に対する
憐憫の吐露であると言われているが、事実それがロシア文学の伝統であって、
それの強化と発展の歴史においてゴーゴリの『外套』は最も重要な地位を占めている。

~解説より~

職務に忠実な小役人アカーキエウィッチ(しかしロシア文学の登場人物って舌を噛みそうになる)が
外套を新調する話。
とはいっても、ボーナスが40ルーブルに対して、外套は80ルーブル。
アカーキエウィッチにとっては、貯金をはたいての一世一代の大事件。
そして、アカーキエウィッチに悲劇が・・・

何しろ、50ページの短篇。
あまり書くとネタばれになりますので、あとは松岡正剛さんの解説を見てください。
といっても、松岡さんの解説もかなりネタばれかも(^^;
もうひとつの『鼻』もなかなかユニークな作品です。
「ある朝、突然」というところがカフカの『変身』に似ています。

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February 06, 2005

ニヒル牛

nihirugyu

日曜日の14時からフジテレビで放映されている「ザ・ノンフィクション
様々な人の人生を深く掘り下げた番組で時間がある時はいつも見ている。
最近では末期がんサーファーと家族を取材した「天国で逢おう」が話題になった。

今日は西荻窪にある「ニヒル牛」という貸スペースに作品を置いている人たちを
取り上げていた。
たまのメンバーが経営している。

一人目は目玉焼きのまんなかが人の目といった、グロテスクなミニチュア作品を作る
40代の女性。
二人の子供がいて、夫は居酒屋を経営している。
彼女もその居酒屋を手伝っているものの、人づきあいが苦手なので
どうもなじめない。
夫への不満や恨みつらみが作品になっている。
uramikomiti

二人目は40代の男性で、やはり40代の男性ともう10年暮らしている。
父親にグローブを買ってもらった時、落ち込んだという。
本当はリカちゃん人形が好きなのに、親にいえず、その気持ちを隠して生きてきた。
しかし、今、同居している男性と知り合って、やりたい事をやっていいのだと気がつき
花模様のバッグを趣味で作って、いろんな人にプレゼントしている。
「ニヒル牛」にそのバッグを置きたいと考えているが、現在、順番待ち。
「幸せとは自分の中に閉じ込めていた想いをちょっとずつ開いていく事」といった彼のセリフが
印象に残った。

三人目は20代女性。
母と祖母と三人暮らし。
母親は二度離婚している。
家に帰ると部屋に閉じこもり、母親とコミュニケーションを取ろうとしない。
母親もそんな娘を持てあましている。
彼女にとって、他人とのコミュニケーションは苦痛で、会社もやめたいようだ。
そんな彼女が作る作品は、実際の虫を使って作ったセミランプとか独特な世界。
「草のように何も考えずに生きていける世界に行きたい」という。

それでも、三人とも抑圧された欲求をこういう形で表現できていいなあと
うらやましかった。
私も抑圧されているような気がするんだけど、それが何なのかわからない。
一度、じっくり考えてみたい。

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February 04, 2005

孤独と犯罪

今朝、ニュースで、20年近く家に引きこもっていた36歳の男性が両親を殺害したという事件を
改めて検証していた。
寝たきりの母親、看病疲れの父親、多額の借金。
それでも対人恐怖症で外で働くことができない加害者は深い絶望感に襲われ、
両親を殺害し、自分も自殺しようと思ったという。

何ともいえない気分でインターネットをつなげると、今度は
横浜で小学校6年生が自殺したというニュースが目に入る。
詳しい理由はわかっていないが、遺書には
「自分は悪い子です。今までありがとう。ごめんなさい」などと書かれていたという。
それにしても小学生が自殺するなんて・・・

そして、愛知のスーパーで起きた殺人事件。

こうなる前にどうにかできなかったものなのか。
誰か相談する相手はいなかったのか。

私が子供の頃を思い出す。
道端で近所の人たちが集まっていつもおしゃべりしていた。
夕方、買い物に行けば、八百屋さんやら魚屋さんとお客がまたおしゃべり。
「LINちゃん、さかあがりできないんだって」といつのまにやら、近所のおばちゃんに
ばれてるし!

今はスーパーもレジを通すだけ。
しゃべらないつもりでいれば一日、誰とも話さずに済む。
いや、話したくても話す相手がいないのではないか。

改まった公共機関ではなく、もっと身近な地域社会で、
気楽に話せればと、ふと、思った。

とはいいつつ、私も隣の人の家族構成さえよくわかっていないのだが・・・

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February 03, 2005

『イン・ザ・プール』by奥田英朗

イン・ザ・プール
奥田 英朗

文芸春秋 2002-05
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伊良部総合病院の地下1階にある神経科。
そこの担当医である伊良部医師は注射フェチでマザコンで
そして変人。
患者も水泳中毒、ケータイ中毒、持続勃起症と変わった病状ばかり。

伊良部医師は診察らしい診察はしない。
水泳中毒患者には、自分も一緒になって水泳に夢中になる。
ケータイ中毒患者の時も、携帯に夢中になって患者にメールを打ちまくる。
どこまで本気かわからない。

おもしろいんだけど、患者への対処が全部同じ方法なので飽きるかなあ・・・
続編である『空中ブランコ』もこんな感じなのかなあ・・・

読書って人によって目的が違うと思うのですが、
私の場合はわからない本が好きなんだと思う。
読んだ後に「ああ、何いってんだかわかんない」と頭をかきむしりたい(笑)

あとは、せこいかもしれないけど、本は“買う派”なので
払った分の元を取りたいと思っちゃう。
わーっとジェットコースターみたいに、2時間くらいで読み終わっちゃうと
何かもったいない気分になる。
それでも、「おおっ!」と何か感じるものがひとつでもあればいいんだけど
最近の本ってそれらしくまとまっているだけで芯がない。

そんな本が30冊ほどたまって邪魔なのでどうにかしたい・・・

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February 02, 2005

『悪人正機』by吉本 隆明・糸井 重里

悪人正機
吉本 隆明 糸井 重里

新潮社 2004-11
売り上げランキング : 3,058

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生きるってなんだ?」
以下、<友だち><挫折><殺意><仕事><物書き><理想の上司><正義><国際化>
<宗教><戦争><日本国憲法><教育><家族>・・・
様々なテーマについて「○○ってなんだ?」と
糸井重里さんが、吉本隆明さんにインタビューした本。

あまりに多くのテーマについて語っているために、ひとつひとつが短かすぎて
心に残らない。
「三島由紀夫には文学の素質がない」という箇所にだけ思わず付箋をする(笑)

あとは、口頭なので本人もいいたいことがわからなくなってくるのではないか。
私も以前、対談を文章にまとめた事があるが、あとでテープを聞くと、
私も相手も何がいいたかったのかわからない箇所があったりする。

この内容で吉本さん自身が執筆してくれたらもっとおもしろかったかもしれない。

タイトルの「悪人正機」とは親鸞の思想。
善人はいい事をして自分の力で成仏しようとする。
悪人は仏にすがるしかないから、悪人こそ救うべき対象なのだ。
みたいな考え!?
ちょっと納得できず・・・

そんなわけで、こんな本を2冊購入。
私はどこへ向かおうとしているのか・・・

梅原猛の授業 仏教
梅原 猛

朝日新聞社 2002-01
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梅原猛、日本仏教をゆく
梅原 猛

朝日新聞社 2004-07-16
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