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February 17, 2005

人生なんてちょっとした事で楽しくなるもんさ♪

overQさん発案による「主催者たらいまわし本のTB企画」も
今回で10回。
毎回、みなさんにいろいろな本を教えていただきとても勉強になります。

人生にちょっと退屈していた私が本をぽちぽち読み始めたのが昨年。
正直、趣味が<読書>という人の気が知れませんでした。
何がおもしろいのかと・・・
ところが今はすっかり活字のとりこ♪
こんな楽しいことをどうして早く教えてくれなかったのっ!って感じです。
そんな読書初心者の私にとって、ブログ仲間のみなさんが教えてくださる情報は
とても大事。
ベストセラーばかり山積みしている大型書店にめぼしいものはないし
私の本の師匠であるジャズバーのマスターの話も
博学なブログ仲間のみなさんの話にくらべると最近、刺激がなくて・・・(^^;

で、今回のTB企画で「おおっ!」と思った本を何冊かAmazonに注文。

Mlle.Cさんがあげていらっしゃった『バルタザールの遍歴』
「今朝起きたらひどく頭が痛んだ。バルタザールが飲みすぎたのだ」
一つの肉体を共有する双子、バルタザールとメルヒオールは、ナチス台頭のウィーンを逃れ、
めくるめく享楽と頽廃の道行きを辿る。
「国際舞台にも通用する完璧な小説」と審査員を瞠目させ、
第3回日本ファンタジーノベル大賞を受賞したデビュー作。

バルタザールの遍歴
佐藤 亜紀

文芸春秋 2001-06
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そしてこの『バルタザールの遍歴』の記事を書くにあたり
Mlle.Cさんが「アゴタ・クリストフではなく」と書いていらっしゃるのに反応。
むむっ、それは何?
調べてみたら『悪童日記』の事でした。
戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。
その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。
人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、
ぼくらはそれを克明に日記にしるす。
戦争が暗い影を落とすなか、ぼくらはしたたかに生き抜いていく。
人間の真実をえぐる圧倒的筆力で読書界に感動の嵐を巻き起こした、
ハンガリー生まれの女性亡命作家の衝撃の処女作。

悪童日記
アゴタ クリストフ Agota Kristof 堀 茂樹

早川書房 2001-05
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mort_a_creditさんがあげていたのが『さかしま』
三島由紀夫をして“デカダンスの「聖書」”と言わしめた幻の名作が待望の文庫化。
ひとつの部屋に閉じこもり、自らの趣味の小宇宙を築き上げた主人公デ・ゼッサントの数奇な生涯。
澁澤龍彦が最も気に入っていた翻訳。

うわっ!このおもしろそうな内容は何なんだ!
もちろん注文。

さかしま
J.K. ユイスマンス 渋澤 龍彦

河出書房新社 2002-06
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そして今回の企画とは関係ないのですが、購入を迷っていた家元のDVD BOOK
『談志独り占め』
値段が値段なので迷っていたら、出版元である講談社のHPで「在庫僅少」の文字。
慌てて落語ファンでいらっしゃるIzumiさんに相談したら「買いますよー」との事なので
私も注文。うふっ♪

DVD寄席談志独り占め―「居残り」66分、「芸談」91分
立川 談志 田島 謹之助

講談社 2005-02
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それからあの名人、志ん生のDVD BOOKも発売中。
これも迷っていたのですが、Izumiさんもお買いになるみたいなので、私も買おうっと。
とりあえず注文はまだ。

志ん生復活!落語大全集 第1巻 (1)
美濃部 美津子

講談社 2004-11
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しかし、あの頃、私はどうして人生が退屈だなんて思ったんだろう。
今は、毎晩、本を読みながら「うひひ・・・」と笑って暮らしている私でありました。

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Comments

 ああ、志ん生師匠、良いですなあ。このところ、志ん生師匠の噺を聞いていないので、そろそろ恋しくなってきました。買われたら、是非レビューを。

※まず無駄な映像が多くて、肝心の高座の映像が細切れになってる予感が、、、さらに某氏の似顔絵とかが織り交ぜられてたり、、、そういうのイヤなのです。

 しかし、確かに志ん生師匠の人気が高いというのも分かるが、圓生師匠の評価が低すぎるというのが気に入りませんな、圓生師匠の映像が見たい。すごいんですから、もう。

Posted by: LSTY | February 17, 2005 at 19:28

こんにちは。

>正直、趣味が<読書>という人の気が
>知れませんでした。何がおもしろいのかと・・・

同感です!
そんな字ばっかりみて何が楽しいの?
時間の無駄!

と妻にいつもつぶやいていました。
本棚に収まりきれない妻の大量の本を
ブックオフにもっていったことが悔やまれます(^_^;)

まさに「人生なんてちょっとした事で楽しくなるもんさ♪」の心境です。

※ごめんなさい。名無しの削除お願いします。

Posted by: 知恵蔵 | February 18, 2005 at 08:32

>LSTYさん
圓生師匠、ちゃんと聞いたことないんですよ。
そんなにすごいですか。
でも志ん生も談志も出たんですから、講談社は順次
この落語シリーズDVD BOOKを出すつもりじゃないですかね?

>まず無駄な映像が多くて・・・
そうなんですよねー
確かにこれを13巻買うなら、CDを集めた方がいいじゃんって
話ですよね。

>某氏の似顔絵とかが織り交ぜられてたり
わはは、監修やってますからねえ。

昨日、端唄のCD、注文しちゃいました。
お風呂で「う~め~はさい~たか。さく~らはまだか~」
なんて、おつに唄いたいです(笑)
三味線、習いたいなあ。

Posted by: LIN | February 18, 2005 at 09:07

>知恵蔵さん
お仲間ですね♪
そうそう、私も「時間の無駄」だと思ってました。
しかし、その「無駄」にこそ人生のヒントがあったわけで・・・
私の場合、両親が本好きだったので、「読め、読め」といわれたのが
かえってトラウマになったような気がします。
まあ、人生80年。
ぼちぼち読んでいきたいと思います。

Posted by: LIN | February 18, 2005 at 09:40

LINさんも落語がお好きなんですか?
実は、私も大好きなんです。
志ん生師匠だと、このエピソードにホロッときます。
医者から酒を固く止められても飲んでしまう志ん生師匠。
客が来たその晩も飲んでいた。ところがその晩の師匠は
『水っぽいねぇ・・・今夜の酒は水っぽいねぇ』と繰り返す。
不思議に思った客が屏風のかげを覗くと、
弟子が泣きながら酒を水で薄めていた、ってお話・・。
あの方は、存在そのものが滑稽噺で、人情噺で、
皆に愛されていて・・・ごめんなさいね、長々と。
落語好きな人に会って、つい嬉しくなってしまいました。
ちなみに私も、LSTYさん同様、圓生師匠が大好きでした。

Posted by: 左半治 | February 18, 2005 at 09:58

>左半治さん
あまり大きな声ではいえないんですが、
落研の部長だったんです、私・・・おほほ。
そのわりにはあまり詳しくないので小声でいってます(笑)
志ん生のエピソードは泣けますねぇ。
薄めた酒といえば「長屋の花見」を思い出します。
まあ、あちらは番茶を薄めているので、もっとひどいわけですが(笑)
最近、年のせいか、いいと思える音楽になかなか出会えなくて
その代わりといっては何ですがまた落語を聞こうかと思ってます。
手はじめに、昨日、端唄のCDを注文しちゃいました。
左半治さん、ご一緒に日本の古典芸能を盛り上げていきましょうヽ(´ ▽`)ノ

Posted by: LIN | February 18, 2005 at 11:22

こんにちは。
家元のDVDブック買ったんですねえ。私は3月1日まで我慢です。
でも昨日行った本屋では平積みでした。
志ん生のDVDブックは、たしかにCDで集めたほうがいいかも、
という気がしてきました。
落語のCDは近所の図書館にはないのでリクエストして取り寄せて
もらえば只で聞けるな~なんてとサル知恵がわいてきましたよ。
しみったれてますがね。
そういえば、ダイソーでも落語CDが出ているそうですね。全部で
28枚も。お手軽なのは大歓迎ですけども、取り寄せはできないそ
うです。100円だからでしょう。

Posted by: Izumi | February 18, 2005 at 18:42

ああっ説明不足ですいません(汗)
佐藤亜紀さんは、ご自分でもおっしゃっているのですが『悪童日記』の精神にたいへん影響を受けているのだそうです。
で、その影響が色濃く(というか滲み出るように)現れているのがこのデビュー作『バルタザールの遍歴』…というわけなんです。

『悪童日記』は最近あさこさんも読了されたそうで、レビューを書いてらっしゃいました。
実は三部作なんですよ。
『悪童日記』がお気に召したら、ぜひ続きの二作もどうぞ!

Posted by: Mlle.C | February 19, 2005 at 01:01

>Izumiさん
>家元のDVDブック買ったんですねえ。
買ってしまいましたよー。おほほ。
まあ、家元のは1冊だからいいですけど、志ん生は
13巻ですからねえ。
もともと映像なんてあまりない方ですから、DVD BOOKより
やっぱりCDで集めておくほうがいいかなあと・・・
それでも50巻もあるんですねえ(泣)
談志も揃えたいし、どちらから始めるべきか。とほほ。

>ダイソーでも落語CDが出ているそうですね。
高校の時の落研仲間が買ったっていってました。
でも1年以上も前。
ああいう店は商品の入れ替えが激しそうですがまだあるのでしょうか。
今度、チェックしたいと思います。

Posted by: LIN | February 19, 2005 at 10:06

>Mlle.Cさん
>ああっ説明不足ですいません(汗)
なんの、なんの、知らない私がダメなのです。
早く「ユイスマンス、先を越された」レベルになりたいです。
(まだいってる 笑)

『バルタザールの遍歴』読むのが楽しみです。
『鏡の影』と『戦争の法』が復刊ドットコムで復刊しているみたいなんですが
在庫数36ですって。
買っておくべきでしょうか?

Posted by: LIN | February 19, 2005 at 10:57

ワルツさんへのコメントで紹介されていた「源氏物語占い」をネタにさせていただきました。私もLINさんと同じく空蝉でした。面白いネタをありがとうございます。企画に参加すると思わぬところからネタの広がりもあって楽しいです。

Posted by: NARU | February 20, 2005 at 23:20

>『鏡の影』と『戦争の法』 (中略)
>買っておくべきでしょうか?

『鏡の影』は平野啓一郎の『日蝕』で盗作だのなんだのとすったもんだあった本で、私は積読なんですが、いつなくなってもおかしくないと思います。
『戦争の法』は暗くてどーんと落ち込みましたが、すごい作品だと思いました。

どちらも”買い”でしょう。

Posted by: Izumi | February 21, 2005 at 12:26

>NARUさん
わーい、NARUさんも空蝉でしたか。
でも、空蝉ってあんまりよく書かれてないですよねえ。
しょぼーん。

>思わぬところからネタの広がりもあって・・・
そうそう、blogって記事もさることながら
みなさんのコメントからもいろんな発見ができて
おもしろいですよね。

Posted by: LIN | February 21, 2005 at 14:17

>Izumiさん
アドバイス、ありがとうございますヽ(´ ▽`)ノ
買っておこうと思います。
ところで家元のDVDが届きました。
「居残り左平次」なんですが、もうすごいです。
落語を見たことない人が見ると、何がなんだかわからないかも(笑)
Izumiさん、独演会もうすぐで、楽しみですね♪

Posted by: LIN | February 21, 2005 at 14:41

こんばんは
おおっ『さかしま』…以前通読を挫折しているんです。
最近またシュルレアリスム(とその周辺)づいてきているので『大伽藍』もふくめきちんと読もうと思っているところです。
バルタザールとメルヒオールの名前にもおやと思いました。カスパールの名を足せば”東方の三博士”ですよね。それだけなんですが(笑

大型書店なんかよりblogめぐりをしたほうが効率も、なによりよい本が見つかりますよね。

Posted by: nyu | February 21, 2005 at 23:00

>LINさん

実は私も空蝉だったりしますこんばんは。

『戦争の法』は面白いですよ。
私は『バルタザール…』よりも好きなくらいです。
先日再読して、その感想をupしました。
『鏡の影』は好みが分かれるかな?
『薔薇の名前』とか『フーコーの振り子』が好きな方なら楽しめるはず。
でもIzumiさんもおっしゃるようにある意味貴重品なので、買っておくのも悪くないと思います。

いつまでも あると思うな 親と本

最近の座右の銘です。
ほんとに絶版、多いので。。。

Posted by: Mlle.C | February 22, 2005 at 01:28

あ、そうだ付け足しですが

>nyuさん

バルタザールくん家では、代々東方の三博士の名前を息子につけることになっている…という設定なんです。
たしかお父さんはカスパールだったような?

Posted by: Mlle.C | February 22, 2005 at 01:31

>nyuさん
>以前通読を挫折しているんです。
げ!むずかしいのでしょうか?
「デカダンスの聖書」というコピーにつられて買ってしまったのですが・・・
そもそもデカダンスって何?(^^;
がんばって読みたいと思います・・・
nyuさんも是非、ご一緒に♪
『大伽藍』はAmazonでは在庫切れのようですね。

>”東方の三博士”ですよね。
これについてはMlle.Cさんが↑でご説明くださいました。

>大型書店なんかよりblogめぐりをしたほうが・・
まったくです。
大型書店は新しく発売になった本をただ漫然と並べているだけで
おもしろみがありません。
最近、書店に行っても何も買わない事が多くなりました。
それに比べてblogでは、みなさん、古今東西いろんな本を
紹介していて飽きませんね。
そして、今日も私はAmazonのボタンをぽちっ(笑)

Posted by: LIN | February 22, 2005 at 09:36

>Mlle.Cさん
>いつまでも あると思うな 親と本
名言です。
私も読書を趣味にするようになるまで、本がこんなにすぐ
絶版になるとは知りませんでした。
最近の作家の本が好きという方は続々と発売されるから
いいのでしょうが、私なんてあまり好きじゃないから
とにかく古めでいいと思った本は買いおさえなくちゃと気が焦ります。
Mlle.Cさん、一緒に古本屋でもやりましょうか?(笑)

>私も空蝉だったりします
「孤独なんて平気」だなんてあんまりですよねえ。
まあ、結構、平気だったりしますけど(笑)

Posted by: LIN | February 22, 2005 at 09:54

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