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April 01, 2005

『クムラン』byエリエット・アベカシス

クムラン
エリエット アベカシス Eliette Ab´ecassis 鈴木 敏弘

角川書店 2000-02
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1947年、クムランの洞窟で発見された死海文書をテーマにした神学ミステリー。
正直、ミステリーとしては×。

ユダヤ教敬虔派である主人公が、クムランで発見された古文書のうち
盗まれた巻物を探すというストーリー。
その先々で、殺人事件が起きる。
ラストは結構、突拍子もない。

とにかく死海文書、エッセネ派、キリスト教の説明が長い。
それは私としては望むところなので、読みにくかったけれどがんばって読んだ。
しかし、結局、よくわからず_| ̄|○
フランスではベストセラーになったらしいので、
クリスチャンには簡単に理解できる内容なのかもしれない。

小説を読んで知識を得ようという一石二鳥的な考えが甘かった。
今度はちゃんと死海文書に関する専門書を読もう…

最後にあとがきから一部抜粋。

宗教を知らないで世界の文化を深く味わうことは出来ない。
その意味で、宗教に関心のない日本人は大きな損をしている。
世界が狭くなっているいま、大事なのは、世界共通の価値観を
何らかの形で共有することだ。
クリスチャンは19億人、イスラム教は11億人、ユダヤ教は1400万人、仏教徒は3億人
といわれる。
無宗教も、宗教を知らないで語っては無意味だ。

語学もいいけれど、相手の文化を知るって大事よね♪

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Comments

LINさん、こんばんは∈^0^∋
無宗教だと信用されないようなところがありますね。学生時代にヨーロッパを貧乏旅行したときに、たまたま、コンパートメントで尼僧と二人っきりになり、空腹だったので、リンゴを一人で丸かじりしようとしていたのですが、何となくばつが悪くて、半分を一緒に食べたのです。
 そのときに、宗教は何ですか?って聞かれたときにしどろもどろになったことを覚えています。
(語学力不足が80%、宗教観のなさが20%)
あとでリンゴを分けたお返しでジュースを一個のカップで二本のストローで飲みました。
 尼僧でなければなー、って思ったくまさんでした。(支離滅裂)
 追伸:自分の宗派のお経読めますか?
ぼくは読めません。

Posted by: くまさん | April 01, 2005 at 23:58

>くまさん
>無宗教だと信用されないようなところがありますね。
そうなんですよ。
日本が、世界から孤立している感じがするのは
そういう事もあるのかなあと思います。
だから宗教を持たないまでも、相手の宗教を知るとのは
大事ですよね。

尼僧の方とのエピソード、ステキですね。
>尼僧でなければなー
お若い方だったのでしょうか?(笑)

>自分の宗派のお経読めますか?
読めません(^^;
祖母は読んでいたような記憶がありますが。
母も読めないだろうな。
そもそもお葬式自体、20年以上、行ってないです。
長寿の家系なの(笑)

Posted by: LIN | April 02, 2005 at 11:58

LINさん、こんばんは∈^0^∋
また来てしまいました。
 今年に入って、親戚に葬儀があり宗教を知らなくてはと痛感させられました。ローカルルールの残っているところや、キリシタン弾圧のあったところほど、宗教意識がきちっと根付いている、いや、根付かざるを得なかったように感じました。
 ところで、ヨハネパウロ二世が危険な状態なので、もしもの時は、世界的にその話題で一色になるかもしれませんね。
 くまさんでした。ではでは(^.^)/~~~

Posted by: くまさん | April 02, 2005 at 20:47

>くまさん
ヨハネパウロ二世、お亡くなりになりましたね。

海外の本を読んでいると、キリスト教を知らないと
わからない本が多いんです。
それで、今、いろいろキリスト教に関係する本を読んでいるわけですが
まだまだわからないですね。

Posted by: LIN | April 03, 2005 at 12:15

LINさん、こんばんは∈^0^∋
キリスト教について読んだ本の内容教えてくださいね。読むときの道しるべにさせていただきます。
 日本ではバチカン市国の元首が逝去されたのに報道が少ないのは、ローマ法王だからなのでしょうか。宗教色が100%だからでしょうか?
 後継者選びについて以前NHKで放送していた記憶がありますが、同様な番組をきっとどこかでやるでしょうね。
 くまさんでした。ではでは(^.^)/~~~

Posted by: くまさん | April 03, 2005 at 18:40

こんばんはー。
ローマ法王亡くなりましたね。ふだん接することのない人なので、なんだか突然の気がします。ご冥福を祈ります・・。

えー、無宗教の話し横レスで恐縮ですが、キリスト教徒やムスリムの方と、ふつうの日本人とは「宗教」の概念が違ってきちゃう気がしますよね。なので、欧米で「無宗教」というのと、日本人が「無宗教」というのではかなりズレがあると思います。
もちろんおっしゃるように、お互い尊重しあうための理解は必要ですが、一般論として日本人が無宗教を卑下するのはちょっと違和感を感じます。柔軟でダイナミックな宗教観を根っこに持つ日本文化は、もっともっと誇っていいと思いますです。

でも、いきなり「宗教は?」って聞かれたらびびりますよね。このあたり、ごくごく一般的日本人としてうまく説明できる言い方は、もっと考えた方がいいかもですね。

Posted by: shosen | April 03, 2005 at 22:06

>くまさん
>読むときの道しるべにさせていただきます。
うわー、責任重大。
参考になるといいんですけど…
井沢元彦さんの『ユダヤ・キリスト・イスラム集中講義』は
バランスが取れてる本でした。
おぼろげながら三大宗教の関係がわかりましたし。
ヘレン・エラーブ著『キリスト教暗黒の裏面史』は
前出の井沢元彦さんが監修をされているんですが、
私のカトリックに対する認識を変えた本です。
「カトリック、怖っ!」ってなります。

確かにローマ法王死去のニュースは地味に取り上げられていた
感じがしますね。
やはり日本では「宗教=タブー」という考えがあるのでは
ないでしょうか?

Posted by: LIN | April 04, 2005 at 00:33

>shosenさん
海外と日本では「無宗教」の意味がちょっと違うわけですね。
なるほど~

shosenさんがおっしゃる通り、日本はそれほど強い影響力のある宗教もなく
人々が日々、たくましく生きていることは誇りにしていいと思います。
道端にお地蔵さんがいれば自然に手を合わすでいいと思うんです。

>日本人としてうまく説明できる言い方
そうなんですよー。
日本は武士道が宗教だというのはどうでしょうか?(笑)
ただ、日本の美学であったマナーが最近、通じなくなっているのは
さみしいことです。
日本の地下鉄も今にアメリカの地下鉄のように
怖くて乗れない時代がくるのではないかと危惧します。

仙台のアーケード街で「自分が死にたかったから」って
人を轢き殺した事件なんて、信じられないっ!

Posted by: LIN | April 04, 2005 at 00:42

そういえば、最近宗教に関心を持っているLINさんに
お勧めの本があります。
『日本人はなぜ無宗教なのか』阿満利麿 ちくま新書
です。
コメントで無宗教の話題が出ていたので思い出しました。
この本の論旨は
「日本人は無宗教だが、無信仰ではない」
日本人にとって仏教、神道、民間信仰などが
どのように機能しているか。
また、廃仏毀釈、明治政府がどのように神話を作り上げたか、など
日本人の宗教観などがどんな歴史によって作られ、
どのような現状か、わかりやすく書いています。
よかったらチェックしてみてください。

Posted by: nobuta | April 04, 2005 at 10:05

>nobutaさん
>『日本人はなぜ無宗教なのか』
興味深い本を教えてくださってありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
是非、読んでみたいと思います。

>本人は無宗教だが、無信仰ではない
そうそう、そうなんですよね。
宗教としてではないけれど、初詣には行くわけだし。
この曖昧な感じが何ともいいぞ、日本人!(笑)

今日、記事をアップしたカート・ヴォネガットは無神論者らしいのですが
もう神がキライに近いですもの。

宗教については引き続き調べていきたいと思ってます。

Posted by: LIN | April 04, 2005 at 17:45

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