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May 23, 2005

『冷血』byカポーティ

reiketu

4102095039冷血
カポーティ 龍口 直太郎

新潮社 2000
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私、昔から海外のルポルタージュを読むのが好きで、大体事件物なんですけど
それこそ最初はトルーマン・カポーティーの『冷血』から始まって。
ジョセフ・ウォンボーとかも、結構読んでいるんです。

~『まるごと宮部みゆき』より~

と、宮部みゆきがいっていた『冷血』を読んでみた。
ノンフィクション・ノベルといって、事実に基づいて書かれた小説である。
1959年、アメリカ中西部の農村で農場主とその家族4人が惨殺されるという
事件が起きる。
この事件についてカポーティが5年の歳月をかけ、膨大な資料をまとめたのが
『冷血』である。

同じ手法を取った宮部みゆきの『理由』(恐らくは『冷血』に憧れて書いたと思われる)は
そもそも何を書きたかったのかさっぱりわからないのに対し
『冷血』は犯人のその後の行動に焦点を当て、犯人の心理を浮かびあがらせていく。

ところで現在、カポーティーの伝記映画の製作が2本、進行しているようだ。
ダグ・マクグラス監督の『エヴリ・ワード・イズ・トゥルー』(原題)では
ハリー・ポッターでドビーの声を演じたトビー・ジョーンズが
ベネット・ミラー監督による『カポーティ』(原題)では
フィリップ・シーモア・ホフマンがカポーティを演じる。

<関連記事>
『理由』by宮部みゆき

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Comments

カポーティーの「冷血」はモノ凄い本でしたね。
怖かったなぁ、犯人の心理にグイグイ寄っていく後半が。
映画「冷血」はちょっと物足りなかったです。
かなり昔の作品だし、映像化するの難しいし。
シーモアの「カポーティー」、よさそうですね!
観よう、絶対。

Posted by: うなぎ | May 24, 2005 at 12:06

カポーティは読んだことないのですが、「冷血」はいつかぜったい読みたいと思っています。
これは彼の中では異色なんでしょうか??

Posted by: shosen | May 24, 2005 at 14:31

>うなさん
うなさんも『冷血』お読みになっていましたか。
( ^^)人(^^ )
怖いですよねー。
殺人のシーンなんてその場に自分がいるような
気分になってしまいました。
映画は音楽がクインシージョーンズなんですね(驚)
機会があったら見てみたいです。
カポーティーの伝記映画も気になりますよね♪

Posted by: LIN | May 24, 2005 at 19:44

>shosenさん
私もカポーティの他の作品は読んだことがないんですよー(^^;
ただ、オードリー・ヘップバーンの映画で有名な
『ティファニーで朝食を』は映画と原作ではだいぶ違うようです。
『冷血』、文字がぎっりしなので、一瞬、ひるみますが
読みはじめるとぐいぐい引き込まれます。
shoseさんも機会がありましたら是非♪

Posted by: LIN | May 24, 2005 at 19:54

うわー。凄く読んでみたいです。
宮部みゆきの理由は読みました。
宮部みゆきは大好きなんですが
確かに「そもそも何を書きたかったのかさっぱりわからない」この通りでした。
そもそも無知な私は「ルポルタージュ」と言うジャンル?手法?をはじめて知りました。
こういうのをルポって言うんだ。
と、一人でググって納得しました。

Posted by: Bryum | May 25, 2005 at 10:05

>Bryumさん
宮部みゆきさんががお好きでしたら是非!
彼女がこの作品に影響を受けたという事がよくわかると共に
カポーティーにはなれなかったという事もよくわかります。
あ、また毒舌が…(笑)
『理由』は読んでいる時はおもしろかったような記憶が
あるのですが、今はもうどんな内容だったかも
思い出せないのです。
ルポルタージュという手法で記憶に残る小説を書くのは
むずかしいのかもしれません。

Posted by: LIN | May 25, 2005 at 12:02

「冷血」はすごいですよね!
最初に高校生で読んだのですがこの本を手元に置いておくことがあまりにも怖くて手放したくらいにショッキングでした。
歳をとって鈍くなり、今は持ってますが・・・。
カポーティはわたしの好きないろいろな人が語る彼を描いた伝記
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4105390015/qid=1117158563/sr=1-17/ref=sr_1_2_17/249-5342812-4481940
がおもしろかったですよ。

Posted by: かっこー | May 27, 2005 at 10:50

>かっこーさん
確かに、高校生の頃に読んだら、私も怖くて
ぷるぷる震えてしまったかも~。
今は現実社会であまりにショッキングな殺人事件が
多すぎて感覚が麻痺してしまいそうです。
伝記のご紹介、ありがとうございます。
いずれ、是非、読んでみたいです。
Amazonマーケットプレイスでは6500円という
高値で出品されてます(つД`)
同じ年に発行されたものでジェラルド・クラークという方が
書いたものもあるんですね。

Posted by: LIN | May 27, 2005 at 11:33

ストリームで、映画評論家の町山さんが、カポーティー
をシニカルに描いた映画評で、彼の二面性を語っています。コラムの花道でDLできます。

http://tbs954.cocolog-nifty.com/954/2005/11/111_f84b.html

Posted by: yacopi | November 06, 2005 at 02:21

>yacopiさん
情報ありがとうございます。
今、ダウンロードして聞いております。
podcastingもこうやってさがせば
おもしろい情報がたくさんあるんですね。
いろいろ、さがしてみたいと思います。

Posted by: LIN | November 06, 2005 at 11:10

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