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June 30, 2005

『虚無への供物』by中井英夫

406273995X虚無への供物〈上〉
中井 英夫

講談社 2004-04
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これはなかなかおもしろそうな本格推理小説だぞ。
私好みの屋敷見取図もついてるし。
しかし、話はどんどんおかしな方向へ。
素人探偵たちの推理は同じところをぐるぐるまわり
一向に解決する気配を見せない。
「おかしい…」
私はネットでこの本について検索してみる。
三大奇書!
奇書?
『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』とともにこの本は三大奇書と呼ばれているそうだ。
アンチ・ミステリ小説ですって?
結局、最後まで読んでも何が何だかわからぬまま。

でも氷沼家の屋敷とか、「バア アラビク」とか舞台設定が好みだし
久生の服とかシャンソンとかプジョーとか小物も気がきいてるし
時折、間に入る推理小説論も興味深いし、まあ好きな作品です。

『虚無への供物』が原作のドラマ「薔薇の殺意」は現在、ミステリチャンネルで放映中。
何回か見そびれたのでDVD化してほしい…

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Comments

このあたりはやっぱり雰囲気を楽しむ感じですかね。三大奇書に竹本健治の『匣の中の失楽』が加わってアンチミステリの四天王とか言われたりします。弱冠22歳で書き上げられた伝説的作品。とても凝った構成で面白いです。あくまで十代の頃の感想ですが……。

Posted by: Rym | July 01, 2005 at 11:01

>Rymさん
>匣の中の失楽
Amazonレビューを見たら「『虚無』は読む必要なし。
こちらを読むべし」だって(笑)
『ドグラ・マグラ』は読んだから次は『黒死館』を読もうかな。
Rymさんの最近のオススメあったら教えてください。

Posted by: LIN | July 01, 2005 at 14:35

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