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June 24, 2005

『風味絶佳』by山田詠美

4163239308風味絶佳
山田 詠美

文藝春秋 2005-05-15
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<最初に>
山田詠美ファンの方へ
辛口です。すみません(^^;

登場人物が幼くて頭が悪そうで私は好きではない。
自分が年を取ったせいかとも思ったが、きっと20代の頃に読んでも
共感しなかっただろう。
離婚して引越をする事になった母親がワインのデキャンタを持っていくかどうするか
娘に相談する。
娘が「リーデルでしょ?」なんてわざわざブランド名を出すあたりが
80年代でもあるまいし、古くさい。
著者が、若い人が読むのならこの程度の人物描写でいいだろうと思ったのなら
傲慢もはなはだしい。
人間の感情はもっともっと深い。
永井龍男の『蜜柑』を読みたまえ。

~職人の域に踏み込もうとする人々から滲む風味を
私だけの言葉で小説世界に埋め込みたいと願った~

それもあまり成功しているとは思えない。
どのストーリーも肉体労働者でなくても全然、構わない内容に思うが…?

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Comments

残念でした。
でも、LINさんがなんといおうと、私は好きです♪
確かに、設定は幼いかもしれないですね。
ストーリー(設定?プロット?)というよりも、彼女の感性とリズムが好きですね。
職業が肉体労働者でなくっても、ってのは、私も感じました。
職人っていうから、飾り職人とか、陶芸家とかだと思っていたんですね。
読んでも読んでも、そんな人はでてこないので、がっかりしたのは確かです。
でも、文章は美しい!

で、LINさんの傲慢発言!読みたまえ!(笑)
な永井龍男の「蜜柑」は未読なので、
読んで、勉強しなおします。
そうそう、蜜柑といえば、芥川の蜜柑だと思いました。

Posted by: pico | June 24, 2005 at 12:25

山田は苦手です。『おいら勉強でけへん』とかはよかったけど、あとはダメです。それぞれ2ページずつくらいしか読んでません。読めません。

> 永井龍男の『蜜柑』を読みたまえ。

山田なんかと比べたら永井さんに悪いですよ。笑

Posted by: Rym | June 24, 2005 at 12:28

>picoさん
毒舌な私をどうか許してね(笑)
私も肉体労働者が出てきて筋肉ムキムキなお話かと
期待…(以下略)

永井龍男は上にコメントしてくださったRymさん
オススメです。
講談社文芸文庫から出てます。
是非~
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061961217/qid=1119599081/sr=1-16/ref=sr_1_2_16/249-0655938-9097141
おお、芥川にも『蜜柑』ってあるのですか。
それこそ不勉強ですね(^^;
読んでみたいです。

そうそう、恩田陸。
『三月は深き紅を』ですっかりはまりました。
『光の帝国』を注文中です。
『蒲公英草紙』はとりあえず保留。
でも、もうすぐpicoさんみたいに恩田陸を
大人買いしてしまいそうな予感。
「この作家の著作、全部」という本の大人買いって
はやらないかなあ。
はやらないか。わはは。

Posted by: LIN | June 24, 2005 at 16:49

>Rymさん
>『おいら勉強でけへん』とかはよかったけど
あなたは年上の女性にもてる年下の男という設定が
好きなのでわ?(笑)
倉橋由美子の『よもつひらさか往還』の主人公は
非常にもてる男で慧君という名前なの。
「あ、Rymさんとこの猫!」と思ったのですが、
字がビミョーに違ってました(^^;
未読でしたら是非。

>山田なんかと比べたら
比べるだなんて滅相もない。
山田詠美がもし読んでいなかったら
読んで勉強しろという意味です。
ついでに永井龍男を知らない人に教えたいという
プチ宣伝活動でもあります(笑)

Posted by: LIN | June 24, 2005 at 17:05

以前、山田詠美や内舘牧子(だっけ?)が、「年をとるにつれ肉体を使って仕事をしている人が好きになる」とか何とか言っていたように思います。私はいまだ全くそんな気配がないので(スーツ姿が好き!←聞いてない!?)、まだまだ若いってことね♪と思っております(笑)。

山田詠美とは関係ないんだけど、LINさんも恩田さんの「三月~」に無事ハマられたようでひと安心。といいつつ、LINさんは「常野物語」に辛口評を出すのではないかとひそかに期待?をしております(笑)。

そうそう、永井龍男、買いました。BK1で新潮文庫の「青梅雨」が手に入りましたよー。

Posted by: せいこ | June 25, 2005 at 01:33

この本。たしか新刊ですよね。
僕も本屋で立ち読みいたしました。

じつは彼女の著作はいくつか読んでるんですがね。
なんていうか、ストーリー、感性ともにすごいヒトだとは思いますね。恐らく女性ウケする作家さんでしょう。

でもなぁ…… 彼女、肝心の場所で視点が「びよーん」と移動しちゃうってことが多くないですか?
たとえば、AとBの会話があるとしますね。
主人公はAなのに、突然Bしか知らないような内面の描写が始まったりとか。
ワザとか過失かしらないけど、突然視点がブレる。

僕は「あれ? 今、誰の目線!?」ってなっちゃって、その一文で物語が醒めちゃった話も多いです。
そこまでは深くのめり込んでたんですけどねぇ。それだけにカウンターパンチの威力も大きかったです。はい。

切り口もテーマも深いですな。
でも僕みたいに細かいことを気にする奴には向かない作家さんかもしれないッス。


……あれ?
おかしい。もうちょっと誉めるつもりだったのにっ
LINさんの辛クチがうつりつつあるかも(笑)。

Posted by: ろぷ | June 25, 2005 at 04:05

LINさん、おはようございます!
昨日、あれから、本屋さん4件まわったのですが、
永井さんの本はなく・・・ふぅ。がっかり。
で、先ほど、amazonで、購入しました!
楽しみです。
心からほしいなぁと思う本は、なんとかリアル書店で手にいれたいなぁと思うんですよね。
本を読むまでに、手や足を動かしたいんです。
本に向うコンセントレーションを高めるというか。
変なこだわりです。LINさんは、そういうのないでしょうか?
ですので、恩田さんの本を集めるのも大変で。
そして、楽しかったです。笑
でも、どうしても最後は、amazon頼りになってしまうのが、残念。

芥川の「蜜柑」は、web絵本にも青空文庫にもはいってます。
http://www.alphapolis.co.jp/dreambookclub/file/akutagawa/sakuhin.htm
来月24日は、河童忌ですので、是非!

Posted by: pico | June 25, 2005 at 10:01

>せいこさん
おはようございます♪

>肉体を使って仕事をしている人が好きになる
えー?それって要は男性の裸が好きというのとは
また違う話なのでしょうか?(笑)
私も男性のスーツ姿、好きですよん。
裸も好きだけど(笑)

恩田さんの『三月~』よかったです。
ただ、一番、最初のお話が好きなので
あのまま、屋敷の中で本さがししてほしかったような…

『青梅雨』持ってないんですよー。
私が持っている『一個・秋その他』と
収録作が違うのか気になります。

Posted by: LIN | June 25, 2005 at 10:31

>ろぷさん
>ストーリー、感性ともにすごいヒト
おお、そうなんだ。
では、この本だけで判断せず、他の著作も読んでみないと
いけないですな。

>肝心の場所で視点が「びよーん」と移動しちゃう
この本に限ってはそういう事はなかったけど
確かにそういう本、ありますよね。
Aになったつもりで読んでいるのに、
いつのまにか違う人間の視点になっていて
何ページももどって読むはめになるという…
山田詠美さんは、恩田陸さんの本に校正しないとか
読み直さないみたいな事が書いてあったような
気がします。
今、ちょっとその文をさがしてみたんだけど
見つからなかった(^^;
さがしときます。

>LINさんの辛クチがうつりつつあるかも(笑)。
じゃんじゃん、いいましょう(笑)

Posted by: LIN | June 25, 2005 at 11:08

>picoさん
わー、永井龍男の本、さがしてくださったのね。
嬉しい!

>本に向うコンセントレーションを高める
わかります~。
私も欲しい本が見つかるまでは何軒でも
本屋さんをまわってしまうタイプです。
そうやってさがしている時間も楽しいんですよね。
でも、やっぱり最近はamazonが楽なので
ついついそちらで買ってしまってます(^^;

>河童忌
おお、Yahooで検索したらpicoさんの記事が
上から4番目でしたよー。
これを機会に芥川、ちゃんと読んでみたいです。
今、『光の帝国』が『百鬼園随筆』と一緒に届きました。
今、『虚無への供物』を読んでいる途中なんだけど
『光の帝国』読みた~い(笑)

Posted by: LIN | June 25, 2005 at 11:39

慧君ていい名前です。今日から裸のスーツ姿でいきます。『青梅雨』と『一個・秋その他』では一個と蜜柑と青梅雨の3つがかぶってますけど、その他のやつも名品揃いです。あと文芸文庫に短編集『朝霧/青電車その他』とか、エッセイ集『へっぽこ先生その他』とかありますけど、この辺はもう手に入りにくいですね。最高ですけどね。

Posted by: 年上の女性にもてる年下の男という設定が好き | June 25, 2005 at 13:38

>年上の女性にもてる年下の男という設定が好きさん
>裸のスーツ姿
ふふ。裸にネクタイ姿を想像しちゃったよ。
あんまりセクシーじゃないよねえ(笑)

そうかあ。『青梅雨』はまた収録作が違うのね。
しょうがないから中古で買おうかな。
『朝霧』もほしいし。

>慧君ていい名前です。
『よもつひらさか往還』機会があったら読んでみてね。

Posted by: LIN | June 25, 2005 at 22:01

読みたい本が増えて困ります(笑)嬉しい悩みです。
この風味絶佳も、蜜柑も読みたいです。
>娘が「リーデルでしょ?」なんてわざわざブランド名を出すあたりが
>80年代でもあるまいし、古くさい。
(笑)
ちょっとこれを読んで、A2Zも駄目かもと思いました。
バカラのequinoxとかでてきます。
これを読んだとき、エキノコックスかと思って
バカラはなんて乙な名前を付けるんだろうと思いました。エキノックスでした(笑)。
でもA2Z凄く好きです。

裸かぁ、私は男の人の背中とお尻が好きです。野球選手とかステキ。(あれ?そんな話じゃない?(笑))

>年をとるにつれ肉体を使って仕事をしている人が好きになる
なるほど・・・。私は年を取るにつれ汗くさい人が嫌になりました(笑)
まだまだ若い証拠でしょうか?(笑)
でも昔は汗くさい人が好きだったんだよなぁ・・・

Posted by: Bryum | June 27, 2005 at 10:09

>Bryumさん
A2ZはBryumさんオススメですもの。
読みますよーん♪
いや、ブランド名は出してもいいんですが
そういうのが似合う小説と似合わない小説って
あるじゃないですか?
この本はどうも山田詠美がこれを機に純文学路線に
変更しようとしている節があるのですが
そこに唐突にバブルっぽさが現れたって
感じなんですよねえ。

>背中とお尻が好きです。
あ、わかる。
体がキレイな男の人っているよね。
Gacktとか?
私は胸毛かなあ(笑)
友達に変態呼ばわりされますが、
ワッキーとかゴリさんとかもじゃもじゃな人
好きなの。
男性の好みは相当、変です。わはは。
汗も好きな男の人のだったら全然OKです。

Posted by: LIN | June 27, 2005 at 11:32

!!私もワッキー好きです。でも胸毛はいやです(笑)
最近の好きな男NO1はサッカーの中澤です。
かっこいい!!
整った彫刻のようなGacktのような顔よりワッキーの方がいいな(笑)
ってかワッキー相当好きです(笑)
私も好きな男の趣味は相当変です(笑)
だから友達とかぶらない。
でもLINさんとかぶってしまいました!!
ライバル出現?!(笑)

>そういうのが似合う小説と似合わない小説
なるほど。激しく頷いてしまいました。

Posted by: Bryum | June 27, 2005 at 13:09

>Bryumさん
Bryumwさんもワッキー好きでしたか。
いやん、取り合いじゃないのー(笑)
中澤、ネットで見ました。
この人?
http://soccer.yahoo.co.jp/fantasy/jleague/player/2526
何か日本人じゃないみたい(^^;
中澤はタイプじゃないので、バッティングしなそうよ(笑)

>好きな男の趣味は相当変です
おお、これから機会あるごとに語り合い
どちらが変か競いましょうぞ(笑)

Posted by: LIN | June 27, 2005 at 16:03

そうそう、その人です(笑)
でも中村獅童も好きです(好きでした)。
ワルツさんのところでのLINさんのコメントを見て
思わずぷってふきだしました(笑)
ドラマでやってたアタックナンバーワンの
船越英一郎が最近のヒットでした(笑)

Posted by: Bryum | June 29, 2005 at 22:59

>Bryumさん
私もひとの事いえないんですが、Bryumさんの男性の好みも
相当、ばらばらですね(笑)
それもメンクイではない!( ^^)人(^^ )
中村獅童は役柄によって随分、印象が変わるのですが
私はドラマ「赤い月」の氷室が好きでした。

>船越英一郎が最近のヒットでした(笑)
えー、そりゃまた渋い(笑)
でもかなり原作に近かったですよね。
私は最近のヒット、誰かなあ。
ぱっと思いつかないので考えときま~す( ̄- ̄)ゞ

Posted by: LIN | June 30, 2005 at 10:05

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