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June 23, 2005

『狂骨の夢』by京極夏彦

4062649616文庫版 狂骨の夢
京極 夏彦

講談社 2000-09
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612ページだ。
いや、260ページで久保竣公の葬式の神官としてちらっと現れる。
そう、京極堂の登場だ。
しかし、私は京極堂の正式な現れ方は、あの眩暈坂の描写から始まると
思っている。
したがって「おお、京極堂」と思えるのはやはり612ページなのだ。
京極堂ファンとしてはもうちょっと早く登場してほしかった。

前作『魍魎の匣』が乱歩っぽいとしたら、この『狂骨の夢』は横溝っぽい。
幻想的シーンが少ない気がするのと復員服のせいだろうか?

相変わらず、関口は頼りないし木場修は単純だ。
榎木津はこんな変な奴だっただろうか?(笑)
「トリック」で怪優ぶりを見せた阿部寛が演じる事になっているが適役かもしれない。

それにしても、薄い本が好まれる昨今、この厚い本を退屈もせず
読ませてしまう力は何なのだろう。
ただ、長時間、読んでいると腕がだるくなる^^;
次は講談社から発売になった分冊版を買おうと思う。

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Comments

腕がだるくなる!!!
ほんと、そうですよねぇ。
ベッドで読もうものなら、新手の筋トレになりかねませんよね。笑
こんなに分厚くて、文字が2段重ねで、みっしり。
嬉しいかぎりです。
ちなみに、姉が最初に京極をみつけたのですが。
何の予備知識もないまま、ただ、一番、分厚かったから買ったんだそうです。笑
LINさんの、このエントリーの冒頭が、
関口みたいなでだしで、思わず、くすりとしました。
さすが、LINさん!
LINさんは、京極ファンなのですね。
私は、榎津ファンなんです。
だめだめ関口も、母性をくすぐられます。

Posted by: pico | June 23, 2005 at 14:30

いやん。
木を忘れました。
すみません。。

Posted by: pico | June 23, 2005 at 14:31

こんにちは。
ちょっといいことがあったので、京極さん手を出してみようと思いました。
とりあえず「姑獲鳥の夏」から注文してみることにしました。
ついでに江戸川乱歩もとも思ったのですが、前にLINさんが教えてくれた
全集あたりを見ても、あまりの量に途方に暮れるばかりです。
まずはこれを読め! というのをぜひ教えてください!

・・ただ、じっさいに読めるのは8月入ってからかな・・。

Posted by: shosen | June 23, 2005 at 17:18

>前作『魍魎の匣』が乱歩っぽいとしたら、この『狂骨の夢』は横溝っぽい。

↑相変わらずたとえがうまいですな。
まさしくそんな感じです。申し分ないたとえはさすがLINさん。

このあたりから「ヘンなヤツ」オーラがパワーアップしてるエノさんね。彼は回を重ねるごとに倍々ゲーム的にパワーアップする感じですよ(笑)
僕はこの巻あたりからエノさんのファンになりましたし。

しっかしまぁ、エノさんを見るたびにいつも思うんですけどね。
こんな掟破り(っていうかモロ禁じ手)な探偵がいて、よくミステリーとして成り立ってるもんだねー(笑)
京極さんってスゴイかも。

Posted by: ろぷ | June 23, 2005 at 18:19

初めまして!
京極夏彦作品、出会ってからはまっています。
やっぱり一番好きなのは京極堂シリーズなので、シリーズ新作がでないのがさみしい〜です。
初めて京極作品は「姑獲鳥の夏」だったんですけど、最初の物語が進行するまでの、えんえんと続く京極堂のうんちくにっちょっとはいりこめなかったんですけど、はまるともうあれがないと〜って感じになってしまいました。
この作品で好きなのは京極堂のこの世に不思議なことなく、不思議なことは人間がうみだしている、っていうのが前提にあるところが納得してしまい気に入っています。

Posted by: berangkat8 | June 23, 2005 at 18:21

たしか「塗仏の宴」だったと思いますが、ベッドで仰向けに寝ころびながら読んでいてついウトウトしたところ、本が顔に落下してきて大変な目にあったことがあります。
死ぬかと思った。

新作『邪魅の雫』、もうすぐ刊行のようですね。
中つり広告で見ました。
『おんもらきのきず』が個人的にいまいちだったので、今回こそ期待してます。

Posted by: Mlle.C | June 23, 2005 at 21:14

わ!LINさん、読了されたのですね。
私は、この本では、京極堂や榎木津さんより、降旗と白丘の二人が好きなんです。。
それと、伊佐間屋も、見直したわ~。(笑)

Posted by: ワルツ | June 23, 2005 at 22:55

>picoさん
picoさんはノベルスでお読みになったのでしょうか?
実は文庫はノベルスに400枚追加されてるんですよー。
よりパワーアップです。ひえ~

>姉が最初に京極をみつけた
ウチは妹がすごい京極マニア。
一番厚いから買ったなんてお姉さんおもしろいですねえ。
最近、overQさんもお姉さんの話をされていましたが
結構、みなさん冷静に姉の事を観察しているのね(^^;
姉側の私としては気になるところです(笑)

Posted by: LIN | June 24, 2005 at 08:40

>shosenさん
坐禅会、お疲れさまです。
京都のお寺で座禅だなんてステキ。
あ、でも実際に参加したら大変なのでしょうね。

京極、是非是非~。
厚いですがさくっと読めちゃいます。
もしかすると『姑獲鳥の夏』だけでは
ぴんと来ないかもしれませんが、読み続けると
だんだんはまっていきますよ~。
乱歩は新潮から出ている『江戸川乱歩傑作選』あたり
いかがでしょうか?

Posted by: LIN | June 24, 2005 at 08:53

>ろぷさん
おほめいただきありがとうございます。
そうそう、京極さん、初の対談集が出ますね。
例によって妖怪がらみだけど(笑)
ろぷさん、買います~?

確かに榎木津は禁じ手ですよね。
見えちゃうわけだから(笑)
え?榎木津、「ヘンなヤツ」オーラ、パワーアップ?
楽しみだなあ。

Posted by: LIN | June 24, 2005 at 09:15

>berangkat8さん
はじめまして。ようこそ~~~~ヾ(^∇^)
berangkat8さんも京極、お好きなんですね。
おお!~~~(/ ̄▽)/\(▽ ̄\)~~~仲間じゃぁ♪

>シリーズ新作がでないのがさみしい〜です。
上のMlle.Cさんのコメントによれば『邪魅の雫』という
新作が近々、出るようですよ。
楽しみですね。

>えんえんと続く京極堂のうんちくにっちょっとはいりこめなかった
私も~。
『姑獲鳥の夏』を読み終えた時は、「これのどこがおもしろいの?」と
ぽか~んとしちゃいました。
でも『魍魎の匣』ではまりました。

>不思議なことは人間がうみだしている
関口君、この世には不思議なことなど何もないのだよ
ですよね(*^^*)
くぅー、京極堂、かっこいい!

これを機会に今後とも仲良くしてくださいね♪

Posted by: LIN | June 24, 2005 at 09:26

>Mlle.Cさん
>本が顔に落下してきて…
そりゃ、危ない(笑)
確かにアレが落ちてきたらとっさに死を感じるかも…
寝ながら本を読む時のちょうどいい姿勢って
むずかしいですよねえ。
書見台は便利なのでしょうか?
恩田陸は寝台列車のベッドがちょうどいいから
ベッドだけ自分の部屋につけたいと書いていたような…(笑)

>新作『邪魅の雫』、もうすぐ刊行のようですね。
わーい、全然、知りませんでした。
楽しみだなあ。
そうはいっても間を飛ばすわけにもいかないので
私は当分、読めそうにないですが(^^;
来月、怪談がらみの対談集も出るようです。

Posted by: LIN | June 24, 2005 at 09:45

>ワルツさん
やっと『狂骨』まで読み終えました。
確かワルツさんはシリーズで一番、これがお好きなんですよね(*^^*)
いやー、まだまだ先は長いです。

私は降旗も白丘も伊佐間屋も「ん?こいつか?犯人?」と
ずっと思っていて(^^;
みんないい人たちだったのね~(笑)
伊佐間屋のあののんびり具合はいいですね。
この後も出てくるのでしょうか?
そういえば映画の公開、もうすぐですね。
見たいような、イメージが壊れるから見たくないような
微妙な心境です(笑)
ワルツさんはご覧になるのでしょうか?

Posted by: LIN | June 24, 2005 at 09:51

わたしもMlle.Cさんみたいに仰向けに京極読んでて何度も顔打ちました。しかも『おんもらきのきず』です重いです。なので(?)『おんもらき』のわたしの評価はシリーズ中最低。もう京極は読むまいとさえ思ったですが、それは次作の評判次第ですね。勝手にMlle.Cさんのレビュ期待してます。

Posted by: Rym | June 24, 2005 at 12:21

>Rymさん
>何度も顔打ちました。
あなたもですか(笑)
あれ?『おんもらき』はそんなに厚かったかしらん?
実は初めて買った京極本は『おんもらき』なんですが
京極は順番があるよーと教えられ、妹にあげてしまったのです。
早く、みなさんに追いつきたい。
次はいよいよRymさんオススメ『鉄鼠』です。
重いです…

Posted by: LIN | June 24, 2005 at 16:38

オムモルキはテッソーとかジヨログモと同レベルの太さかと。

いよいよテッソですか。あれは夏に読むには最適ですね。
たしかあれは夏に出て、夏に読んだ記憶がある。16歳の夏。
そのころめちゃくちゃかわいい女の子とつきあってて、
その子のとなりでテッソー、読んでました。笑
暑い午後に公園の陽陰のベンチとかで。

モウリョとテッソーとジヨログモはみな甲乙つけがたい感じです。

Posted by: Rym | June 25, 2005 at 13:16

>Rymさん
ほお、テッソは夏向きですか。
それはグッドタイミングだなあ。
タブッキの『インド夜想曲』とともに
この夏の楽しみといたしましょう。

くぅ、本好きの男、いいですねえ。
>その子のとなりでテッソー、読んでました。
そういうの、憧れるなあ。
どうも、本好きの男には愛されなくてねえ。
本好きの男って繊細だから私みたいにがさつな女は
ダメらしい(笑)

Posted by: LIN | June 25, 2005 at 21:53

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