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June 30, 2005

『虚無への供物』by中井英夫

406273995X虚無への供物〈上〉
中井 英夫

講談社 2004-04
売り上げランキング : 8,761

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これはなかなかおもしろそうな本格推理小説だぞ。
私好みの屋敷見取図もついてるし。
しかし、話はどんどんおかしな方向へ。
素人探偵たちの推理は同じところをぐるぐるまわり
一向に解決する気配を見せない。
「おかしい…」
私はネットでこの本について検索してみる。
三大奇書!
奇書?
『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』とともにこの本は三大奇書と呼ばれているそうだ。
アンチ・ミステリ小説ですって?
結局、最後まで読んでも何が何だかわからぬまま。

でも氷沼家の屋敷とか、「バア アラビク」とか舞台設定が好みだし
久生の服とかシャンソンとかプジョーとか小物も気がきいてるし
時折、間に入る推理小説論も興味深いし、まあ好きな作品です。

『虚無への供物』が原作のドラマ「薔薇の殺意」は現在、ミステリチャンネルで放映中。
何回か見そびれたのでDVD化してほしい…

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June 27, 2005

たらいまわしTB企画第14回「時の文学!」

tarais14

おひょー。
Book batonが終わったと思ったら、たら本がやってきましたー。
毎回交替で主催者さんがお題を提示。
お題に合う本について記事にして、主催者さんの記事にトラックバックするという
企画です。
初めての方もこの機会に是非、ご参加ください。

今回の主催者さんはBreezy daysさん
お題は「時の文学!」です。

小説だからこそ可能なタイムトラベル、
交錯する2つの時間軸(過去と現在、現在と未来、
現実とパラレルワールドなど)、
巧妙に仕組まれた時刻表トリック
時計が作中の重要なアイテムである、
時間を忘れるほどのめり込んでしまった、など
「時」にまつわる文学ならなんでも!

実は過去へのタイムトラベル物は苦手です。
現代人と江戸時代の人間が会話をするあたりに違和感を感じる。
現在、公開中の「戦国自衛隊1549」とか絶対、ダメ。
というわけで私のオススメは…

懐中時計を片手に「遅刻だ!遅刻だ!」と走るウサギが印象的。
先日、NHK-BSの「週刊ブックレビュー」で紹介されていたのですが
『地下の国のアリス』という『不思議の国のアリス』の原作があるそうです。
キャロル自ら描いたイラストをつけて製本し
知人の娘であるアリスにプレゼントしたというもの。
これを見た友人の薦めで、『不思議の国のアリス』は出版されたのでした。
『地下の国のアリス』は個人的エピソードが加わり、よりルイス・キャロルに
近づけるようです。

4403030335地下の国のアリス
ルイス・キャロル

新書館 2005-02
売り上げランキング : 9,488

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悪性の脳腫瘍に苦しむ主人公が23世紀にタイムトリップする。
23世紀、黄魔におびえる人類は高さ2千メートルのブルータワーで暮らしていた。
階級によって住む層が分かれており、低層に住む人々によるテロが行われていた。
現在の地球に似た部分が多く、陳腐な話と馬鹿にできない。
人口知能であるアビシニアンがチャーミング。

4198619182ブルータワー
石田 衣良

徳間書店 2004-09-16
売り上げランキング : 36,503

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3冊目はミステリーにしようかと『時計館の殺人』かはたまたアガサ・クリスティかと
いろいろ考えたのですが
「おお、そうだ!時間トリックといえばあれじゃないか」と思いついたのが
時そば(笑)
あらすじはコチラに紹介されてます。

4061595776古典落語
興津 要

講談社 2002-12
売り上げランキング : 4,293

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※おまけ
今回の記事を書くためにいろいろネットでさがしているうちに気になった本。
「あ、それはつまんないよ」というのがあったら教えてください。

『ライオンハート』 恩田陸
『ねじの回転』 恩田陸
『犬は勘定に入れません』 コニー・ウィルス
『夏への扉』ロバート・A・ハインライン
『蒲生邸事件』 宮部みゆき
『ペトロフ事件』 鮎川哲也

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June 25, 2005

book baton

book batonまわってこないかなあと思っていらmort_a_creditさんからいただきました。
ありがとうございます。
ミュージカルバトンの本版です。

■Book reading right now (今読んでいる本)
『虚無への供物』by中井英夫

■The last book I bought (最後に買った本)
『百鬼園随筆』by内田百けん
『光の帝国』by恩田陸

■Five novelists(or writers) I read a lot, or that mean a lot to me
(よく読む、または特別な思い入れのある 5 人の作家、または小説家)

松本清張
10代の頃、一番、読んだ作家。
私の原点かも。
忘れちゃっているのでまた読み直したい。

高村薫
彼女の重厚な文体や、困難な事に立ち向かう強さが好き。
合田刑事シリーズが人気だが、彼女の真髄は『晴子情歌』にある。
『照柿』も純文学の匂いを感じる。
この秋、出版予定の『新・リア王』が楽しみ。

片岡義男
ただの都会小説と思われがちなのが何とも残念。
高橋源一郎さんは「日本文学におけるもっとも革新的な文章の書き手」と
書いてます。

カフカ

ドストエフスキー

■Five books  I read a lot, or that mean a lot to me
(よく読む、または特別な思い入れのある5冊の本)

『城』byカフカ
『and I love her』by片岡義男
『カラマーゾフの兄弟』byドストエフスキー
『薔薇の名前』byウンベルト・エーコ
『晴子情歌』by高村薫

■Five people to whom I'm passing the baton
(バトンを渡す 5 名)

最近、コメントくださった人の中から選ばせていただきました。
よかったらお願いします♪

uotaさん
picoさん
Rymさん
ろぷさん
せいこさん
左半治さん(6月27日追記)

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June 24, 2005

『風味絶佳』by山田詠美

4163239308風味絶佳
山田 詠美

文藝春秋 2005-05-15
売り上げランキング : 166

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<最初に>
山田詠美ファンの方へ
辛口です。すみません(^^;

登場人物が幼くて頭が悪そうで私は好きではない。
自分が年を取ったせいかとも思ったが、きっと20代の頃に読んでも
共感しなかっただろう。
離婚して引越をする事になった母親がワインのデキャンタを持っていくかどうするか
娘に相談する。
娘が「リーデルでしょ?」なんてわざわざブランド名を出すあたりが
80年代でもあるまいし、古くさい。
著者が、若い人が読むのならこの程度の人物描写でいいだろうと思ったのなら
傲慢もはなはだしい。
人間の感情はもっともっと深い。
永井龍男の『蜜柑』を読みたまえ。

~職人の域に踏み込もうとする人々から滲む風味を
私だけの言葉で小説世界に埋め込みたいと願った~

それもあまり成功しているとは思えない。
どのストーリーも肉体労働者でなくても全然、構わない内容に思うが…?

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June 23, 2005

『狂骨の夢』by京極夏彦

4062649616文庫版 狂骨の夢
京極 夏彦

講談社 2000-09
売り上げランキング : 2,343

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612ページだ。
いや、260ページで久保竣公の葬式の神官としてちらっと現れる。
そう、京極堂の登場だ。
しかし、私は京極堂の正式な現れ方は、あの眩暈坂の描写から始まると
思っている。
したがって「おお、京極堂」と思えるのはやはり612ページなのだ。
京極堂ファンとしてはもうちょっと早く登場してほしかった。

前作『魍魎の匣』が乱歩っぽいとしたら、この『狂骨の夢』は横溝っぽい。
幻想的シーンが少ない気がするのと復員服のせいだろうか?

相変わらず、関口は頼りないし木場修は単純だ。
榎木津はこんな変な奴だっただろうか?(笑)
「トリック」で怪優ぶりを見せた阿部寛が演じる事になっているが適役かもしれない。

それにしても、薄い本が好まれる昨今、この厚い本を退屈もせず
読ませてしまう力は何なのだろう。
ただ、長時間、読んでいると腕がだるくなる^^;
次は講談社から発売になった分冊版を買おうと思う。

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June 21, 2005

最近買った本

book2005

増えるばかりで減らない積読本がプレッシャーだったが
TVで大鶴義丹が「買った本を眺めるのが好きであまり読まない」
といっているのを聞いて
「そうだよね、そういう楽しみ方あるよね」とまた買い始めました。わはは。

『風味絶佳』by山田詠美
あちこちで評判のいい本。
山田詠美の小説は初めて。
エログロなイメージがあって食わずギライでした。
これはぱらぱら見た感じではオシャレっぽいような…
山田詠美の江國香織化!?

『凶鳥の黒影』
津原まつりに参加するため、購入。
早速“ピカルディの薔薇”を読んでみたのですが…うーん。

『文体練習』byレイモン・クノー
バスの中で他の乗客に文句をつける男がいたこと、
その男を二時間後に街で見かけたという1ページ程度の話を
99通りの文体で書いてみせたもの。

『虚無への供物』by中井英夫
そもそも『凶鳥の黒影』を読む前にこちらを読むべきなのです(笑)
今、水曜日の20時からこの作品をドラマ化した「薔薇の殺意」が
ミステリーチャンネルで放送されています。
深津絵里さんがキレイで、クラシックな洋館やシャンソンバーの雰囲気が
とてもステキです。
ミステリーチャンネルが見られる方は是非。

『タイユバンの優雅な食卓』byアンドリュー・トッドハンター
タイユバンの厨房に出入りしたり客として訪れた時の経験を
執筆したもの。
私は四つ星レストランで食事したことがあるが三つ星とどう違うのか
よくわからない^^;

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June 19, 2005

7月の新刊本チェック

実は最近、本棚を見るたび、げんなりしている。
本はすぐ絶版になってしまうからと次々に買いあさってきたが
いつまでも触手が伸びない本が何冊もあるのだ。
というか、それらの本は一生、読まない気がしてきた。
古典はいつか読むだろうが、現代作家の本は出版されてすぐ読まないと
機会を逸してしまうのかもしれない。
そもそもブログで感想をアップするなら旬な本の方がいいだろう。
こんな事を考える私はホントの本好きじゃないという気もするが…

さて7月の新刊本から気になる本をチェック。
●新潮
『阿片王~満州の夜と霧』佐野眞一
『桐野夏生ミントコレクション』桐野夏生 7月28日
『向田邦子の恋文』向田和子 7月28日

●講談社
『わが子キリスト』武田泰淳 7月8日
『瀬戸内寂聴の源氏物語』 7月15日
『偏愛文学館』倉橋由美子

●文春
『空中庭園』角田光代 7月8日

●河出書房新社
『落語家になりたい!』春風亭正朝監修 6月22日
『小説圓朝』正岡容 7月4日
『文藝 2005年秋季号』 7月7日

●ちくま書房
『落語手帖』江國滋 7月6日

●岩波文庫
『月と六ペンス(新訳)』モーム 7月15日

●光文社
『「歌枕」謎とき旅 歌われた幻想の地へ』荒俣宏 7月5日

●角川
『小学生日記』hanae* 7月25日

●平凡社
『作家の食卓』伊集院静他 7月15日
『イザベラ・バードのハワイ紀行』イザベラ・バード 7月19日

●大誠社
『News from Paradise』よしもとばなな&パトリス・ジュリアン 6月22日

●創元推理文庫
『エラリー・クイーンの国際事件簿』エラリー・クイーン

●朝日新聞社
『誤読日記』斎藤美奈子

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June 17, 2005

Musical Baton

先日、biccoさんから「近いうちにまわしますよー」といわれたのだが、
こういうのは早くしないとまわす人がいなくなっちゃうので、内心、焦っていたら
Rymさんからバトンをいただいた。
biccoさん、裏切ってごめん(^^;
Musical Batonとは?

■Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
1.62GB
iPodにもこれしか入っていない。
30GB買った意味なし(^^;

■Song playing right now (今聞いている曲)
『EVERY』by星村麻衣
ドラマ「離婚弁護士」のテーマ曲

■The last CD I bought (最後に買った CD)

B000994SWI南米のエリザベス・テーラー
菊地成孔

インディペンデントレーベル 2005-05-02
売り上げランキング : 6,773

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■Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
●ムチャクチャ早いアニタ・オデイの“Tea for Two”が秀逸

B000056SXH真夏の夜のジャズ
サントラ ジミー・ジュフリー・スリー セロニアス・モンク・トリオ ソニー・スティット&サル・サルヴァドール

ビクターエンタテインメント 2000-11-22
売り上げランキング : 46,069

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●スウィングアウトシスターといえば“Break out”ですが
このライブ版のジャズ風にアレンジした方がオリジナル版より大人っぽくて好き。

B000007UHDベスト・ヒッツ・ライヴ!
スウィング・アウト・シスター

ユニバーサルインターナショナル 1993-03-25
売り上げランキング : 14,291

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●やっぱり達郎は天才だと思う。“蒼氓”は特に好き。

B00005HIH4僕の中の少年
山下達郎

ワーナーミュージック・ジャパン 1999-06-02
売り上げランキング : 25,421

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●ユーミンはカセットでしか持っていなかったのでまたぼちぼちCD買ってます。
荒井由美時代もキライじゃないが、私がよく聞いていたのはこのアルバムの頃。
“真珠のピアス”はホントいい曲だ。

B00005GMEFPEARL PIERCE
松任谷由実

東芝EMI 1999-02-24
売り上げランキング : 4,669

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●タバコのピースのCM曲だった“Azure”
原曲はクラシックの“ダッタン人の踊り”
天野清継さんご本人がCMそのものにも出演された。
青い朝のパリの風景がとてもステキだった。
branche

B00005GWKNブランシェ
天野清継 篠崎正嗣ストリング・セクション グレッグ・リー 国府弘子

ビクターエンタテインメント 1992-06-21
売り上げランキング : 407,043

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■Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
RunD.M.Cとか私の知らない音楽をたくさん知ってるponちゃん
最近のジャパニーズポップスに詳しいすのうさん
バッハに造詣の深いnyuさん
美人サックスプレイヤーきみ駒さん
80年代洋楽にお詳しいne_sanさん

よかったらお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ

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June 15, 2005

『カルチェ・ラタン』by佐藤賢一

4087476030カルチェ・ラタン
佐藤 賢一

集英社 2003-08
売り上げランキング : 94,929

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序文に「日本語訳の刊行によせて」なんてもっともらしい事が書いてあり
実在するドニ・クルパンの回想禄を作者が翻訳したというあたり(創作ではあるが)
さぞ重々しい歴史小説なのだろうと、おのずと期待は高まる。
ところがその思いは一行目で裏切られる。

~女は大きな悲鳴をあげた。おっぱいなんて本物を見るのははじめてのことだった。~

そう語る主人公ドニ・クルパンはおまけに泣き虫である。
夜警隊でいじめられているドニは
「僕は良い上司であろうとつとめたのに、ひっ、ひっく、みんな、ぼんぼんとか、
親の七光とか、ひっ、陰口ばっかで…」
と泣く。
泣いてもいいが、「ひっく」と泣くのはいただけない。

そのドニがワトソン役、ドニの尊敬する美貌の神学士ミシェルがホームズ役となり
パリで起きる謎の殺人事件を解明する。
それらの事件が宗教改革と複雑にからみあっていくのだが…。

中世という時代もパリという舞台も宗教というテーマも大好きなんですが
最後まではまれませんでした。
ドニは何かあるとすぐドラえもんに頼るのびた君のようだし、
ミシェルは中途半端な京極堂という感じ。
佐藤賢一さんの『オクシタニア』は読みたいと思っていたのだが大丈夫だろうか(^^;

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June 13, 2005

津原まつり

●津原まつり
overQさんとこで津原まつり開催中です。
津原泰水さんの本を読んで、みんなでトラックバックしようという企画。
トラックバックはこちらにどうぞ↓
tuhara

ここは『綺譚集』を読むべきなのでしょうが、あまのじゃくな私は
「中井英夫へ捧げるオマージュ」というサブタイトルがついた
『凶鳥の黒影』を購入。
19人の作家が参加しているので、津原さんが苦手だった場合も
つぶしがきく(笑)

4309016650凶鳥の黒影 中井英夫へ捧げるオマージュ
赤江 瀑 有栖川 有栖 嶽本 野ばら 恩田 陸

河出書房新社 2004-09-11
売り上げランキング : 46,869

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●のとと とんか とんか とんかつ~♪
nototo

「きみのためなら死ねる」で発売前からその音楽が話題をさらった
ニンテンドーDSゲームのテーマ曲。
「きみのためなら死ねる」公式サイト(音あり)
今度は豚が「のとと とんか とんか とんかつ~♪」ととんかつ持って
自転車に乗ってます。
一度聞くと、頭の中でその音楽がぐるぐるします。
「のののパズルちゃいリアン」公式サイト
のとと とんか とんか とんかつ~♪

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June 09, 2005

『四十日と四十夜のメルヘン』by青木淳悟

4104741019四十日と四十夜のメルヘン
青木 淳悟

新潮社 2005-02-26
売り上げランキング : 1,422

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小説にストーリー性を求める人はぽかーんとしてしまうかもしれない。
音楽でいえば転調に転調を繰り返しいつまでもトニックにもどらない感じの話。

主人公はカルチャーセンターの文芸創作教室に通っているという設定なんですが
角田光代もいたという早稲田の文芸専修の事を書いているのかなあと思ったり。
文芸創作教室の講師が書いた『裸足の僧侶たち』は
エーコの『薔薇の名前』だよなあとか。
その本の表紙にしようと思っていると講師が語った青木繁の「海の幸」という絵は
高村薫の『晴子情歌』の表紙じゃんとか。
主人公がチラシの裏に書き始めたメルヘンは、ボリス・ヴィアンの『うたかたの日々』とは
関係ないのかなあとか。

こんな感想しか思い浮かばないし、こんな風にしか書けない。
それにしても最近の若い作家って、どうしても書きたい事があって書くというより
テクニックだけで書いているような気がするなあ。
そもそも現代の日本に書きたい事なんてもうないのかもしれないけれど…

保坂和志さんによる選評

「おぼえていないときもある」さんにその他の選者の選評が掲載されています。

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June 07, 2005

クリスティー文庫

book2005

●トラックバック
最近、「そりゃないよー」と思ったこと。

知らない人からトラックバックをもらう。
よくある“とりあえず同じ内容だからトラックバックしておいた”って奴。
それでも私はトラックバックを返す。
そのうえコメントまで残す。

ところが何日経ってもそのコメントは無視されたまま。
これじゃ、「ウチに遊びに来ない?」っていうから
わざわざ遊びにいっておしゃべりしてるのに
「もう、帰ってくんない?」といわれてるようなものじゃないか~
それも一人二人じゃなく、こういう人、結構多い。
いったい、何のためにトラックバックしてるんだろう?

●iTMSキター!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
iTunes Music Store(iTMS)サービスが8月から日本でも始まる。
どうもソニーとの契約がまだみたい。
ソニーは自分とこのMP3プレイヤー売りたいんでしょうねえ。
いい加減、自分とこの規格を押し通そうとするのやめてくれないかなあ。

●本は…
『物のかたちのバラッド』by片岡義男
『三月は深き紅の淵を』by恩田陸
『検察側の証人』byアガサ・クリスティー
『邪悪の家』byアガサ・クリスティー

たびかさなる引越しで一冊もなくなってしまったアガサ・クリスティー。
また少しずつ揃えようと思っています。
『検察側の証人』は読んだことがなかったのですが、
ワルツさんがたびたびクリスティの中では一番とおっしゃっている作品。
読むのが楽しみ♪
最近、ケーブルテレビを録画する方法を覚えたので
ミステリーチャンネルのデビッド・スーシェ主演『名探偵ポワロ』も
ちょこちょこ見てます。

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June 04, 2005

バルサミコ酢メモ

barusamiko

バルサミコ酢…買ってはみたものの使いこなせず私は捨てたことがある。
みなさんは台所にバルサミコ酢、ころがしてませんか?
先日、TVで「バルサミコ酢の活用方法」を特集していたのでここにメモ。

●サラダドレッシングの黄金比率
オリーブオイル大さじ2.5+バルサミコ酢大さじ1(7対3の割合)と塩、こしょう
この割合からちょっとでもはずれるとまずくなるそうです

●バルサミコ酢を飲む
バルサミコ酢を分量が3分の1から4分の1になるまで中火で煮つめる。
煮つめたバルサミコ酢大さじ1+牛乳orオレンジジュース

●餃子たれ
バルサミコ酢:オイスターソース=2:1

●トンカツに
バルサミコ酢:ケチャップ:中濃ソース=3:2:1

●丼
ごはんの上にカツオ、青しそ、しょうがをのせる。
そのうえにバルサミコ酢:しょうゆ=1:1を。

●煮こみ
鶏肉に塩、こしょう、小麦粉をして炒める。
玉ねぎ、エリンギを加える。
バルサミコ2分の1カップ、トマト水煮1缶、水1カップを加え、
塩で味をととのえる。
最後にゆでたいんげんを加える。

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June 02, 2005

『バルタザールの遍歴』by佐藤亜紀

4167647028バルタザールの遍歴
佐藤 亜紀

文芸春秋 2001-06
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Mlle.Cさんがこちらで紹介されていた『バルタザールの遍歴』
いやー、日本人が書いた小説とは思えない。
第3回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品。
日本語における「ファンタジー」という単語が何とも安っぽいので
「なんだ、その賞は」と思っていたのだが
歴代受賞者には酒見賢一さんや鈴木光司さんのお名前が!

と、思ったら、佐藤さん自身は「ファンタジーノベル大賞」には否定的。
こんな記事をネットで見つけました。
以前、版元だった新潮社とごたごたがあった様子。
それにしても編集者が
「歴史エロコラム集でも出してぱあっと売りましょうや」とか
「ヅカ(宝塚?)でいいんですよ、ヅカで」といったのが事実なら
ずいぶん出版社って低レベルなのね。

内容は、一つの肉体を共有する双子が主人公だったり
ナチス台頭のウィーンが舞台だったり、かなり私好みではあるのですが、
どうもストーリーが薄いような気が…
あまりに都合よく話が進みすぎるからかなあ。
もっとダークさがほしかった。
佐藤亜紀さんの作品は『戦争の法』が購入済。

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