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October 01, 2005

エクリチュールとサバルタン

こんなの読んでます。
book

4107901483The COOL! 小説新潮別冊 桐野夏生スペシャル

新潮社 2005-09-28
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コチラでも紹介した桐野夏生のムック本。
キリノマニア必携です。
津原泰水や古川日出男もキリノをテーマに
小説を書いてます。

4000271059僕が批評家になったわけ
加藤 典洋

岩波書店 2005-05-21
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最近、お邪魔している笙野頼子ばかりどっと読むのPanzaさんに
エクリチュールとかサバルカンとかむずかしいことばを教えてもらって
狂喜乱舞の私。
そういうことばを覚えたくて、この本を買ってみたんだけど
まったく見当違いでした。
そもそも著者の加藤氏は、笙野さんが論争している相手の
一派であった。
内容は「ヘーゲルはこういった」とか「柄谷はこういった」といった引用が多く
著者が批評についてどう考えているのかがわかりにくい。
結局、批評家とは蚊帳の外からわいのわいのいうだけであって
自分のことはさておきの人なのだろうか?
これについてはまだ考え中。
今、この本をばっさり斬る力がない自分がくやしい。

4121017900批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義
広野 由美子

中央公論新社 2005-03
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サブタイトルは「フランケンシュタイン」解剖講義。
小説「フランケンシュタイン」を題材に作品分析の方法論を学びます。

4061961845贅沢貧乏
森 茉莉

講談社 1992-07
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著者は森鴎外の長女。
笙野頼子さんは『幽界森娘異聞』という
森茉莉をモデルにした小説を書いている。

こんなの買いました。
martial_beat

ネットをさまよっていたら、このマーシャルビートと
ダンス・ダンス・レボリューションでやせた人がいるという情報をゲット。
早速、しまってあったダンス・ダンス・レボリューションをひっぱりだし
マーシャルビートも買いました。
腕と足に専用コントローラーをつけて空手、テコンドー、
太極拳、ムエタイを音楽にあわせてやります。
今度こそ飽きずにがんばりたいです。

B00006B0I0マーシャルビート2コントローラ同梱

コナミ 2002-09-12
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Comments

こんばんは。
ヘーゲルは、『精神現象学』、『大論理学』、『法の哲学』、
それに『エンチュクロペディー』の第一巻と第四巻を読みました。
全部、さっぱりわかりませんでした。
「ヘーゲルはこう言った」と引用できる人は、
よほどスゴイ人か、ハッタリかのどちらかだと
思います。

Posted by: 多摩のいずみ | October 01, 2005 at 19:16

LINさん、こんばんは
>最近、お邪魔している笙野頼子ばかりどっと読むのPanzaさんにエクリチュールとかサバルカンとかむずかしいことばを教えてもらって
狂喜乱舞の私。
うわっ、僕はこの言葉を見て腰がひけてしまいました。全く我ながら情けない(ρε;) クスン
LINさん、Panzaさんのブログでおばさんに対する分析をされていましたが、こんな本はいかがでしょうか→(「ほぼ地獄。ほぼ天国。」中野翠著・単行本P277~281)
中野翠もおばさんは基本的に嫌いみたいですが、でもある体験をして条件付きでおばさんに対する見方を変えたみたいです。いわく、ガサツさも、頼もしさとセットになれば美しいということらしいです。短い章なので書店で立ち読みできる分量かと思います。中野翠は好き嫌いが分かれると思うので、おすすめするのはどうかなあとは思ったのですが・・・余計な情報だったかなあとちょっと心配しています。

Posted by: kyokyom | October 01, 2005 at 20:04

こんばんは。
森茉莉は『父の帽子』あたりのエッセイもいいっすよ。
エクリチュールといえば、バルト。
バルトかっこいいので好き。
『恋愛のエクリチュール 断章』など、泣けてきます。
『エクリチュールの零度』とか。
タイトルだけでご飯三杯食べられるというか。

Posted by: ne_san | October 02, 2005 at 00:03

>多摩のいずみさん
多摩のいずみさんにも、わからなかった本があるとは
驚きです!
最近、笙野頼子さんという作家にはまってまして
ある評論家(もどき?)が
「今や出版社はマンガで食べているのであって
文芸誌は不良債権であり、文学の存在価値はない」
というような発言をして、それに対して
彼女はずっと反論しているのです。
その評論家が柄谷行人一派なので、そのあたりを理解したいと思い
いろいろ読んでいるところです。
多摩のいずみさんは柄谷とか読んでます?

Posted by: LIN | October 02, 2005 at 10:06

>kyokyomさん
いやいや、私も「あれ?エクリチュール?エリクチュール?」と
わかんなくなっちゃってるレベルですから(笑)

本のご紹介、ありがとうございます。
中野翠は、一度、読みたいと思ってました。
お、ちょうどAmazonマーケットプレイスに「非常によい」状態の
中古が99円でありました。
ぽちっ(お買い上げ~)
送料あわせても400円ちょいです。

>中野翠もおばさんは基本的に嫌い
実はおばさんって年齢も性別も関係ないかもしれません。
10代でも男でもおばさんの人はいる。
じゃあ、どんな人がおばさんなのかというと
最近、Panzaさんのブログにうかがうようになって
いろいろ考えているのですが
自分に自信がない

集団で行動したい

羞恥心がなくなる

おばさん
という図式はどうでしょう?
おばさんっていっけん、図々しくて無敵っぽいんだけど
「弱い犬ほどよく吠える」っていうでしょう?
内心、寂しくて自分に自信がなくてびくびくしてるんじゃないかしら?
おばさんについての分析はまだまだ続きます(笑)
追記
電車でみんなでしゃがんでむしゃむしゃ
パンを食べてる女子高生軍団は
あきらかにおばさんですね。

Posted by: LIN | October 02, 2005 at 10:38

>ne_sanさん
森茉莉はいろいろ読んでみたいと思ってます。
森茉莉、お好きでしたら笙野の『幽界森娘異聞』
どうですか?
私もまだ読んでないのにオススメして何ですが…
エクリチュールはバルト発信だったんですね!
教えてくださってありがとうございます。
『エクリチュールの零度』の目次はエクリチュールでいっぱい。
わーい。
もう、これでエリクチュールってまちがわずに済みます(^^;
この記事で紹介した加藤典洋は『テクストから遠く離れて』
という本で脱テクスト論を展開してるみたいです。

Posted by: LIN | October 02, 2005 at 11:00

わ~桐野だ桐野だ。と騒いで混ざろうとしてます。september3のほうも面白ーい。

OUToutOUToutマンセー。フレーフレーキ・リ・ノ。全日本パート労働者連盟OUT愛読支部より?

>批評家とは~自分のことはさておきの人なのだろうか?
それそれそれよ。ワタシもギモンに思ってるの。
あとエクリチュールとかについてはワタシは、研究社出版『最新文学批評用語辞典』というの一冊でほぼ間に合わせています。あとはwebで。学問的定義とちがってても、的の中心でなくても、的の端にひっかかればいいかなと。ぜーんぶ自分の言葉で言えれば一番いいのですが。

Posted by: Panza | October 02, 2005 at 23:28

わ~ロランバルトのお名前があがってますね!
エクリチュール、ああ、エクリチュール!!!
ほんと、おなかいっぱいです。笑
「映画誘惑のエクリチュール」も、エクリチュール進化論(?)として、ぜひ!

贅沢貧乏の装丁がかわっているので、あれ?と思いましたら、文庫版なのですね。
笙野さん、森ファミリーファンだったのですね。
「幽界森娘異聞」は未読なので、ぜひ、読んでみなくてはですね。
笙野さんの本って、書店では中々揃えられないので困ります。

Posted by: pico | October 03, 2005 at 01:33

>Panzaさん
この本によると、『OUT』が直木賞に落ちた時
選考委員が「死体解体業に手をつけることの違和感」を
あげたらしいんですね。
私はそこがキモじゃないかっ!と思うんですが。
桐野さんがお好きならこのムック本は
オススメですよー。

>研究社出版『最新文学批評用語辞典』
わー、教えてくださってありがとー♪
買います、買います。
こういうのがほしかったの。
西洋哲学側につく気はさらさらないんですが
西哲ちゃんたちってフツーの日本語が通じないじゃない?(笑)
こちらが彼らの公用語である批評用語を学ばないとね。(* ̄m ̄)プッ

>ワタシもギモンに思ってるの。
う、うれしい。
これからも一緒に手探りで考えていきましょうね♪
ってえらそーでした。
私はPanzaさんに教えを乞う立場だった( ̄┰ ̄*)ゞ

Posted by: LIN | October 03, 2005 at 09:37

>picoさん
さすが!
『映画誘惑のエクリチュール』読んでいらっしゃいましたか!
以前「picoさんと映画のお話したいから見ます」といいましたが
月に1本とかのペースだけど見てます♪
この間はずっと気になっていた「まぼろし」見ました♪
公開当時、おすぎが強力プッシュしていて
シャーロット・ランブリングが新しい恋人に
「あなたじゃ軽すぎるわ」というシーンが
かっこいいと思って見たかったわけなんだけど
最後、神経衰弱みたいになっちゃうんですね。
ちょっと好みじゃないかも…(^^;
今月は日本映画チャンネルで放送される「下妻物語」を
何とか時間やりくりして見たいなと思ってます。
>文庫版なのですね。
そうそう、文庫なのにやたら高い講談社文芸文庫です(笑)
いやいや、好きなんですけどね、あのシリーズ。
笙野さんの本はネットでも取り寄せに
数週間かかるって書いてあるので
しょうがないから中古で買ってます。

Posted by: LIN | October 03, 2005 at 09:58

>LINさん
笙野は未読なんですよ。
でも、紹介していただいたタイトル、そそりますね。
加藤典洋 『テクストから遠く離れて』は、
読みましたよ。
この人、写真とか映画とか語ってもわりと読ませるので、好きですね。

Posted by: ne_san | October 03, 2005 at 13:44

>ne_sanさん
ne_sanさんが笙野をどんな風に評価されるかひどく興味がありますので
機会がありましたら是非、ご一読を。
『テクストから遠く離れて』は買おうかどうしようか
迷ってます。
先にロラン・バルトを読んどかないとダメですかね?
ハラスキッソスとクーフー・クー・リーは
ne_sanさんの創作ですか?
ネーミング、うまいなあ。

Posted by: LIN | October 03, 2005 at 17:02

こんばんは。
>わからなかった本
何をおっしゃいます。私など読んでもわからなかった本は山のようです。
そもそも、「本をいっぱい読めば、私の悪い頭もよくなるだろう」
などと思って読書を続けていますが、読めば読むほど、
自分のアホさを確認し続けております。嗚呼。
>今や出版社はマンガで食べているのであって
ある意味、それは言えるかもしれません。
事件モノや犯罪記事でも、漫画仕立てのものが多くなっています。
私も事件マンガの原作を頼まれることがあるのですが、
これが気乗りがしません。理由は簡単、手間がかかる
割には、原稿料がとても安いからであります。
>柄谷行人
短い文章をいくつか目を通した程度で、キチンと読んでおりません。反省であります。

Posted by: 多摩のいずみ | October 03, 2005 at 22:50

>多摩のいずみさん
>読めば読むほど
確かに本って一冊、読むとそこからまた枝葉が広がって
読まなくちゃいけない本が増えるくりかえしですね。

事件マンガの原作!
おもしろそうですね。
お仕事の事とかいろいろ大変なご様子ですが
くじけずにがんばっていただきたいなあと
同世代の一人として応援してます。
開高健ノンフィクション賞や小学館ノンフィクション大賞とかに
応募するのってご興味ないですか?
小学館の方は賞金1000万円ですよ!
http://www.shogakukan.co.jp/prize/nonfic.html
多摩のいずみさんは出版の裏側をよくご存知だから
こういうのはもう受賞者が決まっているとお考えになるかもしれないけれど
いい作品を書く人は出版社に声をかけられると
私は思います。

Posted by: LIN | October 04, 2005 at 09:47

>結局、批評家とは蚊帳の外からわいのわいのいうだけであって自分のことはさておきの人なのだろうか?

またもやニヤリとさせられました(笑)
( ̄▽ ̄)
そうそうそうそう!!×47
僕も同じような意見ですぢゃ。
いやぁ、あいかわらずLINさん節、炸裂ですなぁ。

読書だけじゃなく映画でも絵画でも、いわゆる「鑑賞」ってさ、なんちゅうか自分の心が感じたことをそのまま持っておけばいいんだと思うけどね。ソコに批評や罵声はいらない。

それをネホリハホリでアーダコーダと言わなければならん仕事とは…… 批評家という職業もつくづく大変だねぇ。
僕なんかに言わせれば、著者と読者の両方にケンカを売ってまわる商売にしか見えないけどね。

そもそもあの人たちのゴタクをマジメに聞いてる読者っているのだろうかねぇ?
すくなくとも僕は、今までこのかた「参考になった批評」ってヤツには巡り会ったことがございませんから。

とかとか。
批評家への疑問を書くとどうしようもなく長くなっちゃいそうなのでこのくらいにしとこっと(笑)
(原稿用紙50枚はいけるかもね(笑))


どうでもいい話だけど、
森茉莉さん、あの森鴎外の娘さんだったんですなぁ。
名前だけ見たら、「茉莉」ってけっこう萌え系な名前なのでビックリしました。
(えっ僕だけ?)

Posted by: ろぷ | October 05, 2005 at 05:22

>ろぷさん
おー、ろぷさん、ひさしぶり♪
最近、記事の更新がないから心配してましたよ。
また、旅に行ってた?
批評家については、私もまだ勉強中ではあるんですが
何かうそっぽい匂いがするんだよねー(笑)

>自分の心が感じたこと
そそ。
批評家は感じてないのに感じたふりしてるよね。
不感症か?(笑)
でも批評言語はマスターしたいなあ。
だってかっこいいもん(笑)
え?茉莉って萌え系なの?
私もハンドルネーム、茉莉に変えようかしら。
( ̄∀ ̄*)イヒッ

Posted by: LIN | October 05, 2005 at 11:05

>LINさん
ハラキッソスとクーフー・クー・リーは、
完全オリジナル作品です。
批評家の人に読んでもらったんだけど、
まだ返事が来ないです。
彼らはせっつかないと動かないタイプが多いんだろうか。

ところで、「テクストから遠く離れて」は、
最近のテクストを料理して押さえどころは押さえてると思いますが、
結局は加藤による「バルト」解釈や、加藤による「ミシェル・フーコー」解釈による加藤なりの反応だと思います。 
たとえばフーコーの『言葉と物』『監獄の誕生』、こういった凄い仕事の影響から抜け出せないでいる、現代の批評状況をそのまんななぞった感じ。
なので、本家のバルトとか、フーコーとか、デリダ、あとラカンか、そういう人のをまず一つ呼んで置かれるのをおすすめします。

何度も書きますが、バルトはカッコイイです。
フーコーは、読んでてぞくぞくします。
上に柄谷の名が挙がっていましたね。
私は「日本近代文学の起源」にサインしてもらっています。
(誕生日も同じなんですよ。)

笙野は、たぶん好きだと思います。
読んでないけど。
なにから手をつければいいでしょうか。

Posted by: ne_san | October 07, 2005 at 03:33

>ne_sanさん
批評家の人に読んでもらっているなんてすごいですね!
本になったらステキ♪

>現代の批評状況をそのまんななぞった感じ。
そうそう!
『僕が批評家になったわけ』はまさにそんな感じでした。
オマエの意見はないのかよって思う。
でも、脱構築批評がそもそも既存の哲学の否定で
新しい哲学を構築することじゃないんですね。
(昨日、知りました)
たとえ構築しても、すぐ別の人間に脱構築されちゃう(笑)
構築と脱構築の間をぐるぐる~。
バルトとフーコーですね。
読んでみます。
柄谷のサイン、すごい!
でも、柄谷は笙野さんが否定してるんですよねえ。
え!ne_sanさん、柄谷と誕生日、一緒なんですか。
私、笙野と一緒なんですよ。
笙野はやっぱり『金毘羅』がオススメ。
といっても、私もまだ、彼女の作品を全部、読んだわけじゃないんだけど。
文学論争にご興味があれば『徹底抗戦!文士の森』を是非!
私は未読ですが、森茉莉がお好きなら
『幽界森娘異聞』もいいのでは?
ne_sanさんが笙野にどんな感想を持つか
楽しみです。

Posted by: LIN | October 07, 2005 at 11:04

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