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January 31, 2006

OLIVIA THE PIGLET

PIC_0001

以前、ne_sanさんがコチラの記事で紹介されていた
OLIVIA THE PIGLET
olivea_the_piglet

うらやましかったので、私はヘアターバンを買ってみた。
思った以上にリボンがでかくて
魔女の宅急便のキキみたいになってしまう。
キキみたいにかわいければいいが
私のようなビミョーな年齢の女がつけていたら
クロネコヤマトのお兄さんにどんびきされてしまう。
どうせなら、キキになりきるために赤も買うか。
olivia_red

OLIVIA THE PIGLET公式サイト

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January 30, 2006

『かもめ食堂』by群ようこ

かもめ食堂かもめ食堂
群 ようこ

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よかったです。
最近の作家は何とか読者をびっくりさせようと
変わった設定にしたり、すごい事件を起こそうとしたりしますが
これはとてもフツー。
そのフツーさがいいです。

ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」
日本人女性サチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは
彼女が心をこめて握る「おにぎり」
けれども、お客はいつも、日本オタクのトンミ君ただひとり。
そんな「かもめ食堂」に、ミドリとマサコという、
わけありげな日本人女性がやってきて…

トンミ君の日本語がインチキくさくて、
実際にこんな日本語を話す外国人はいないだろうと思うけど
まあ、そこはご愛嬌ということで。
この小説におけるトンミ君の役は大切です。
映画でも、トンミ君役がうまいかどうかが
重要な鍵になるのではないでしょうか。

3人の女性がヘルシンキに来ることになったいきさつも
共感できました。
ただ、主役のサチエが小林聡美というイメージでは
なかったかなあ。

昨夜、NHKスペシャルで
移民漂流10日間の記録」を見たのですが
現実の移民生活はもっとキビシイようです。
厳しい宗教審査を受けユダヤ教徒と認められ
イスラエルに移住するエチオピアの人々。
そしてそのイスラエルからドイツへの移住を希望する若者。
そのドイツは戦後最高の失業率に苦しんでいる。
なかなか興味深い番組でした。
明日火曜日の深夜、NHK総合で再放送します。

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January 27, 2006

『僧正殺人事件』と『Yの悲劇』

僧正殺人事件僧正殺人事件
ヴァン・ダイン

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Yの悲劇Yの悲劇
エラリー・クイーン 鮎川 信夫

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今年は本格ミステリーの古典をたくさん読もうと思い
『僧正殺人事件』『Yの悲劇』と
本格ミステリーの名作といわれる作品を
立て続けに読んでみた。
ところが、あれっ、意外とつまらない…

<僧正殺人事件 あらすじ>
コック・ロビンという弓術選手が胸に矢を射られて死んだ。
捜査協力を頼まれたファイロ・ヴァンスは
「コック・ロビンを殺したの、だあれ?
“わたしだわ”って雀が言った」
というマザー・グース童謡を思い浮かべる。
つづいて起きた第二、第三の殺人もみな、この童謡をなぞっていた。
不敵にも、犯人とみられる人物は、事件を告げる手紙を新聞社に送ってきた。
その署名は「僧正」となっていた。

<Yの悲劇 あらすじ>
行方不明を伝えられた富豪ヨーク・ハッターの死体が
ニューヨークの湾口に揚がった。
死因は毒物死。
そのハッターの一族は世間では「きちがいのハッター家」として
有名であった。
そしてハッター家で第二の事件が起き
元シェークスピア俳優、ドルリー・レーンが捜査に乗りだす

まず、ヴァンスもレーンも、
ポワロやホームズのようなカリスマ性がない。
二人とも「最初から、全て、僕はわかっていましたよ」
というような顔をするのだが、
だったら、なんで次々と人がムダに死ぬのだ!
まあ、そもそも、本格ミステリーというジャンルそのものが
トリックのために人がムダ死にするわけだけど…
しかしシャーロック・ホームズやアガサ・クリスティ作品は
トリック優先ではなく、もっと人間らしさを感じる。
2作品の最後の犯人への対処もどうもいただけない。
そして、長い!
ムダに長い!
探偵が仲間とともに、あっちへうろうろ、こっちへうろうろしすぎ。

とりあえず「今年は本格ミステリーの古典をたくさん読む」という目標は
「アガサ・クリスティ作品を読みなおす」に変更しようっと。

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January 24, 2006

かもめ食堂&素数&北川潔&ライブドア

かもめ食堂かもめ食堂
群 ようこ

幻冬舎 2006-01
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Love Booksさんで紹介されていた群ようこの最新作
『かもめ食堂』がおもしろそー。

ヘルシンキにあるかもめ食堂の店主は日本人女性・サチエ。
いつもがらがらなその店に訳ありげな二人の日本人女性がやってきて……。
普通だけどおかしい人々が織りなす、幸福な物語。

買おうっと。
そしてこれは映画の原作でもあります。
3月公開予定。
主演は小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ。
もうこれだけでおかしい(笑)
映画のサイトはコチラ

フォア・フォーズの素数フォア・フォーズの素数
竹本 健治

角川書店 2005-10-25
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Rymさんがコチラの記事
『博士の愛した数式』との比較論をのべていらっしゃる
『フォア・フォーズの素数』を買った。
『博士~』は数式が愛を描くためのアイテムであるのに対し、
『フォア・フォーズ』はもっと数式に執拗であるらしい。
私は後者の方が好みだ。
だって愛になんて興味ないもん(笑)
理数系のBryumさんもお好きじゃないかしら?

kitagawa

音楽はきみ駒さんにコチラの記事で教えていただいた
北川潔トリオの『Prayer』を聴いてます。
ベーストリオです。
ネットでは澤野工房HMVで買えます。
澤野工房のHPで試聴もできます。
私はLonely Womanが好きです。
ボーイングが美しいです。

世間はライブドアで大騒ぎ。
だから、私がライブドアからブログを移る時(2004年10月)に
あの会社はダメだよっていったじゃない(笑)
私は乙部さんが企業の広報としてきりりとしてなくて
くねくねしていてキライでした(毒)

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January 23, 2006

『スモールトーク』by絲山 秋子

スモールトークスモールトーク
絲山 秋子

二玄社 2005-06
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先日、芥川賞を受賞された絲山さんの作品。
自動車雑誌で連載されたもの。
独身バツイチ車好きの38才の主人公が、
音楽プロデューサーとして成功している昔の男と再会するという話。
女はデートする気なんかないのに、男が乗ってくる車が好みで
ずるずるとデートしてしまう。
車はデートのたびに違っていて、登場するのは
TVR タスカン
ジャガー XJ8
クライスラー クロスファイア
サーブ 9-3 カブリオレ
アストンマーチン ヴァンキッシュ
アルファロメオ アルファGT

の6台。

素人の日記を読まされた気分です。
会話もぷつぷつと短く途切れて
「調子悪いの?」「うん、調子悪い」
「あれもセカンドカーならいいだけどな」「セカンドカーねえ」
「泳げないの?」「泳げないんだよ、ここは。」
こんなバカみたいな会話ばっかりです。
質問に対して、同じことばを繰りかえすというのはいかがなものでしょう?
今の読者にはこういうのが好まれるのでしょうか?

豪華な車ばかりだし、男は金持ちのはずですが
全体に漂うビンボー臭い雰囲気。
そもそも「ジャガー」と書いている段階でダメです。
Jugarは「ジャグァー」です。
アルファロメオやジャグァーが登場する小説というと
五木寛之の『レッスン』や『雨の日には車を磨いて』を
思い出します。
絲山さんより断然、車の描写が美しいです。

「バブル女に絲山のよさはわからないよ」と若者にいわれそうですが
私は恋愛小説に限っていえば、ゴージャスがいいです。
「ビンボー臭い=文学」だと考えるのは日本人の悪い癖ですって。
松本清張がエッセイで
「身辺些事を克明に写すことによって人生の断片を切り取って見せようとする私小説
(自然主義以来、わが文壇の主流であり、現在もその名残がある)は
いかにも単調で随筆と変わらないものがある」と書いていますが
まさにこの作品はそれだと思いました。

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January 20, 2006

『にぎやかな湾に背負われた船』by小野正嗣

にぎやかな湾に背負われた船にぎやかな湾に背負われた船
小野 正嗣

朝日新聞社 2005-10-13
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Rymさんからのオススメ。
ひさびさにスゴイ本を読んだと興奮しつつ
同志を求めてネットで感想を検索してみたものの
「まあ、悪くないんじゃないの」的な冷めたご意見が多く
「どうせ、わたしゃ、世間と感覚がずれてますよ」とちょっと拗ねる。

湾のある「浦」の駐在として赴任してきた父、母とわたしと弟。
ほのぼのした話?
ちょっと川上弘美っぽいかしら。
いや、やっぱり全然、違う。
可笑しい話?
でも、ちょっと切ない…
時折、挿まれる「浦」の歴史。謎。
ミステリー的おもしろさもある。
そして、最後にわかる「浦」の秘密。

日本という設定なのに、どこでもない国のように感じるのは
作者がこの作品をフランスのオルレアンで書いたせいでしょうか?
筒井康隆には
「ほめ過ぎになるが、小生は『ガルシア=マルケス+中上健次』という感銘を得た」
と評された。
併録の『水に埋もれる墓』はもったいないので、今、読まず
また後日。

ひとつだけ、落語のオチのような最後の一行はいらないような気がした。

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January 18, 2006

たらいまわしTB企画第20回「これがないと生きていけない」

tara20b

たら本です。
この企画はどなたでも参加OKです。
テーマにそった記事を書いて、コチラにトラックバックしてくださいね。

今回の主催者は“混乱と反省の日々”の多摩のいずみさんです。
ライターのお仕事をされていて、優しいパパでもあります。
テーマは「これがないと生きていけない」です。

そのままストレートな意味でしたら、クリスチャンの人なら『聖書』でしょうし、
ムスリムの方なら『コーラン』、仏門におられる方々には『大蔵経』、
といったところでしょうか。
ほかにも、人生通じての座右の本とか、
生きるうえで衝撃を受けた本などでもよいかと存じますし、
もっと広く解釈して、生きるために必要不可欠なものという意味で、
水の本とか、音楽の本、お菓子の本といったものも面白いでしょう。
もしくは、単に大好きな本を挙げて、
「死にたくなければこれを読め」という脅迫でもかまわないかも。
おっと、あまり余計なことを申し上げないほうがいいですね。

うわ、むずかしいテーマです。
多分、まだそれほどの本には出会っていないように思います。
是非、これから出会いたい。
「生きていけない」というほどではないですが
「私、もしかしたら、こんな感じの本が好きなのかも」と
思っているのは、社会派小説ですね。
このジャンルの本が世の中から消えたら、ちょっとつらい。
10代の頃、好きだった松本清張も読み返したいし
先日、Miwakoさんに教えていただいた有吉佐和子の『複合汚染』とか
山崎豊子の一連の作品も読みたい。
そして高村薫!
『新リア王』よかったです。
続編がどうやら、新潮で連載されるらしいという噂なので
その時は、新潮を定期購読しようと思ってます。
高村薫を初めて読むという方は『レディ・ジョーカー』がいいかも。

日本の黒い霧〈上〉
日本の黒い霧〈上〉

複合汚染
複合汚染

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)

新リア王 上
新リア王 上

レディ・ジョーカー〈上〉
レディ・ジョーカー〈上〉


そして次回のたら本ですが、私がご指名いただいちゃいました♪
2回、やってもいいですよね?overQさん。

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January 17, 2006

“フランス語研究会”始めました

Paris

NHKのフランス語講座(TVとラジオ)を視聴して
みんなで一緒に勉強しようという趣旨の
共同ブログをたちあげました。
興味のある方は遊びにきてね。

ひっそり、こんなブログもやってます。
J'aime le cinema(映画日記)
新リア王日記

★1月・2月の新刊チェック★
1月
『二〇〇二年のスロウ・ボート』 古川日出男
『不安大国・ニッポン格差社会の現場から』朝日新聞社経済部
『to the bar』成田一徹
『谷崎潤一郎・渡辺千萬子往復書簡』谷崎潤一郎
『鼓動 警察小説競作』新潮文庫
『決断 警察小説競作』新潮文庫

2月
『二・二六事件』太平洋戦争研究会
『音がなければ夜は明けない』山下洋輔
『パリを食べよう』こぐれひでこ
『パンタグリュエル ガルガンチュアとパンタグリュエル(2)』 フランソワ・ラブレー
『対談・文学と人生』小島信夫
『アナン』飯田譲治
『東京タワー』江國香織

買おうと思ってリストアップするのだけれど
結局、買わないまま、ぽろぽろと記憶からこぼれ落ちていく…
そうだ。
宮沢章夫の新刊『チェーホフの戦争』と『資本論も読む』も
気になっていたんだ。
今日はフランス語関連の参考書をどっさり注文した。
●ディコ仏和辞典
●トレーニングペーパーフランス語 教養課程文法中心学習
●ケータイ「万能」フランス語文法
●フランス語はじめの単語帳
来年の今頃は、フランス人のピエールに、フレンチ食べながら
「ピエール、マラブーの新刊、読んだ?」(もちろん、フランス語で)
とかいってる予定。

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January 14, 2006

ドラマ雑感

月曜日「西遊記
夏目雅子版より子供っぽい感じがするのはなぜだろう。
深津絵里はかわいいけど♪

火曜日「アンフェア
原作は読んでいないけれど
実際に起きた殺人事件と同じ内容の小説が出版社に送られてくるとか
犯行現場に残される「アンフェアなのは誰か?」という栞とかが
リアリティなくてつまんない。

木曜日「白夜行
ちょっとだけ見ました。
山田孝行と綾瀬はるかが主演という段階で
いい人になっちゃってるもんなあ。
私は雪穂の冷酷さが作品の魅力だと思ってるので。

木曜日「けものみち
主演が米倉涼子だし、また女がのしあがっていく話だし
「黒革の手帳」と似てない?
でも佐藤浩一好きだから見続けるかも♪

金曜日「出雲の阿国
阿国には興味あるけど、菊川怜が苦手…

そして今夜の「氷壁」にすごく期待してます。
NHK土曜日22時~です。
井上靖ブーム、来るか!?

氷壁氷壁
井上 靖

新潮社 1963-11
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January 13, 2006

ネズミーランド成人式

今年、浦安市では東京ディズニーランドで成人式が行われた。
そのニュースを知った時、私は
「成人式って大人になる儀式だろうに、なんでそんな子供じみた場所で!」
と嘆かわしく思ったのだが
今日のニュースを見てびっくりした。
朝日新聞が
「浦安の新成人。
遊園地のネズミ踊りに甘ったれた顔して喜んでるようじゃ、この先思いやられる」
とコラムに掲載した事に対し、浦安市が抗議したというのだ。
そりゃ、浦安市は「東京ディズニーランド様々」だろうけれどね。

辞書で調べてみると、成人式とは
1 成人の日に、成人に達した人を祝う儀式。
多く地方自治体や企業などで行う。
2 ある年齢に達した子供を一人前の人間として
社会的に認める
ために行う種々の儀式。
日本の元服もこれに類する。成年式。

日本が大人のいない国にならないといいけどね。

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January 10, 2006

『だいにっほん、おんたこめいわく史』by笙野頼子

群像 01月号 [雑誌]群像 01月号 [雑誌]

講談社 2005-12-07
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群像1月号に掲載された『だいにっほん、おんたこめいわく史』
一挙掲載270枚!

元ロリコン漫画誌編集長大塚英志が「売れない純文学は商品として劣る」と
発言したのに対し、
笙野頼子は抗議し続けているということをふまえたうえで
読んでいただくとわかりやすいです。

ストーリーは…
日本はおんたこが支配するロリコン国家「だいにっほん」に
なってしまう。
にっほんの文学は「近代文学」と称せられた
アニメのノベライズ作品だけになっている。
そして改憲によりロリコングッズの政府認可と
海外輸出の大幅規制緩和が行われた。

かなり日本の現状に近くて、荒唐無稽だと笑っていられない。

ロリコンの人が、2次元の美少女を見て「萌え」とかいうのは
個人の趣味だから好きにすればいいと思うけれど
現実とアニメの区別がつかなくなってしまうのが怖い。

またアニメや漫画やゲームが、娯楽の主流となって
文学が失われていくとしたらそれもイヤだ。
(作家の高村薫さんは
「「晴子情歌」などでは、100の言葉を駆使して小説を書けば、
主人公と父母の間で何とか言葉が通じ合った。
しかし、主人公の息子の世代には20か30の語彙しかないので、
話が通じない。」
といっている。
このまま文学は成り立たくなってしまうのかっ!)

人間は考えるから人間なのに、
今や、考えることを放棄しようとしていないだろうか。
文学は、もっとも身近にある考えるためのツールだと
私は思うのだが…

※作品から気になった箇所を抜粋。

不当に扱われ説明をし続ける事が彼女の文学になっていたのだった。
それは私的な不幸の問題を公的テーマとして構成しなおし、
説得するという作業であり、まさにアンチ国家的な書き物であった。
またそんなアンチ国家を語るために彼女は様々な空想上の、
幻の国家を書くようになった。
実体験から、恨みから紡ぐそうした国家はいつも生々しかった。
空想の楽しい国など彼女は書かないのだった。(P.62)

ブスとは男にとって性的に役に立たないから憎まれるのである。
或いはパーツとして使えば使えるのに全人的存在として
普通に生きていると絡まれ、嫌われるものだ。
それ故男の中で女性を性的有用さ、エロ的効率だけで量りたいものは
ブスを苛める。
それがもしブスに対する関心だとしたら
「やれやれもしここまでブスでなければ、或いはこいつに顔なければ
強姦してしまうのになあ」というような効率中心的な自己都合的な
葛藤のせいなのだ。
またその一方女性芸術家の外見にばかり関心を持つものは
そのジャンルに対する不毛な粘着と劣等感無力感の故に
性的関心をそこに集中させる。
女に負けると、彼らは「ブス」と言うのだ。(P.64)

トラブルのどん詰まりに仕方なく買った家は気にいっているものの、
戦いの場所であり、放置され荒れていた。
笙野は家を楽しむという事を覚えようとした。が、…。
ある日、玄関を掃除し、花を飾り、流し台を磨いてから、…。
笙野は料理に取りかかろうとして出しっぱなしになっていた
流しの桶の上のまな板を持ち上げた。すると…。
その桶の中にぼうふらが湧いていた。
人生は短い、やっぱり仕事しよう。と笙野は思った。(P.65)

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January 06, 2006

芥川賞・文明崩壊・フランス語講座・DELI風サラダ

芥川賞・直木賞の候補作が発表されて思ったのは
ノミネートされた作品についてどうのこうのいうためには
「群像」とか「文學界」とか毎月、読んどかないとダメなんですね。
笙野頼子が連載を始めてくれたら
「群像」を定期購読するんだけどなあ。

初買いはジャレド・ダイアモンドの『文明崩壊

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)
ジャレド・ダイアモンド 楡井 浩一

草思社 2005-12-21
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前著『銃・病原菌・鉄』はピュリッツァー賞を受賞。
今回のテーマは「文明崩壊」の道筋。
歴史から消滅した社会がたどった道には恐るべき法則がひそんでいた!
マヤやイースター島等の事例に破局を内包する構造を読む。

Bryumさんと4月からNHKのフランス語講座を
一緒にやろうということになった。
フランス語に興味のある方、この機会にご一緒にいかがですか?
(一緒にといっても、挫折しないようにネットで励ましあう程度。
人数増えたら、共同ブログを立ち上げてもおもしろいかも)
ちなみに二人とも初心者です。

公約通り、料理もやってます♪
delisalad
見た目、ただのきんぴらですが
レシピはDELIサラダ風となっていて
ごぼう・はす・にんじんをゴマ油でよく炒めて
最後に
●だしの素 少々
●砂糖 大1
●しょうゆ 大1
●みりん 大1
●酒 大1
をさっとまぜあわせてできあがり。
ホントは舞茸、牛肉細切れ、枝豆、辛子明太子も
入れるようになってました。
レシピはコチラ

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January 01, 2006

あけましておめでとうございます


素材:夢幻華亭さん

みなさま、あけましておめでとうございます。

TV東京の「東急ジルベスターコンサート」を見ながら迎えた2006年。
コバケン、カウントダウンがぴたりと決まりました。
(0時に第九が終わった瞬間、うるっときちゃった)
今年はクラシックをじっくり聴きたいです。
モーツァルト生誕250周年だし。

昨年は
「一人分の料理をおいしく作れる女になる!」とダイエットを
目標に掲げてましたが、
あまり料理の記事をアップできませんでした。
(でも、料理はコツコツやってました)
今年はできるだけ記事にしたいと思ってます。
写真用にオシャレなお皿もそろえたいです。
ダイエットは飽きずに長く続けられる運動を見つけたいです。

読書については
「小説は何を伝えていくべきなのか」
そんなことを中心に考えていけたらと思ってます。

みなさんにとってすばらしい一年でありますように。
世界が平和でありますように。
私は今年一年健康で小さいことを大切に暮らせますように。

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