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March 25, 2006

『良心の領界』byスーザン・ソンタグ

良心の領界良心の領界
スーザン ソンタグ Susan Sontag 木幡 和枝

NTT出版 2004-03
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2004年に亡くなったアメリカの作家、エッセイスト。
浅田彰、磯崎新、姜尚中、木幡和枝、田中康夫らによる
著者来日時のシンポジウムを中心に、
短いテキストや講演、インタビューなどが収められている。

日本独自の編集
9.11以降のアフガニスタン攻撃、イラク戦争、
パレスチナ×イスラエル問題などについて語っている。
ブッシュ政権のイラク政策を「侵略戦争」と断罪しながらも、
一方「私は平和主義者ではない」と
一定の軍事行動を容認する姿勢を見せている。

この木幡和枝という翻訳者は優秀なのだろうか?
大学時代からさまざまな左翼活動の通訳をしていたと
松岡正剛のHPに書いてあったが…
かなり読みにくい翻訳だった。

このシンポジウムが左翼の集まりで
左翼同士で「そうだ!そうだ!」といっているのだとしら
それはちょっと違うのではないかと思う。
意見を異なる人に伝わってこその平和だと思うからだ。
したがってこのスーザン・ソンタグという著者への評価も
保留にしたい。
ただし「本を読みなさい」とか物を考える時のポイントなどは
賛同できる。

<自分メモ>
P11
意見をもつのはきわめて容易ですが、
わけても大切なことは、その意見の基礎に、
具体的な知識と情報、そして直接の体験が
あるかどうかです。

P48
どんな状況に関しても私はできるだけその状況の歴史を
理解しようと努力します。
歴史を充分に知らなければ、政治や世界情勢について
語れるはずがありません。

P59
自国の利益に反すると判断すれば、
アメリカ政府には環境や生態系に関するものを含めて
いかなる協定も遵守する意図などないことは
いまでは公然の秘密です。

P86
内紛中、サラエヴォの人がいったセリフ
「我々はたんなる動物ではない。
水の配給やパンを求めて長い列に並び、銃撃され、
地下に隠れ、殺され…
それだけじゃないんだ。
ここにも何らかの芸術活動があるべきだ、
それが自分たちの尊厳を支えてくれる」

スリランカで起きたこと。

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Comments

TBありがとうございました。
こちらからも、いたしまので、、よろしくです。

Posted by: indi-book | June 17, 2006 at 22:49

>indi-bookさん
TB、きてないようです(・∀・;)
よかったら再度、チャレンジしてみてくださいね♪

Posted by: LIN | June 18, 2006 at 10:24

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