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May 21, 2006

たらいまわしTB企画第24回「五感で感じる文学」

Tara24c

overQさん、いつもバナー作成、おつかれさまです。

たら本です。
テーマに沿った本を紹介する記事を書き、
主催者さんや他の参加者にトラックバックやコメントして
交流を深めましょうという企画です。
どなたでも参加できます。
今回の主催者はCiel Blueの四季さんです。

好きだと思う本には共通点があるんですよね。
それは情景が鮮やかに浮かび上がってきたり、
臨場感を感じられる作品だということ。
その物語が展開する場所や、登場する人々、そして登場する物が
リアルに感じられる作品が好きです。
たとえば、石造りの建物の壁のひんやりとした手触りや、
ねっとりとまとわりつくような真夏の夜の空気。
人々の喧騒や熱気。
どこかから漂ってくる匂い、流れてくる音、広がる色彩。
そういった何かが肌に感じられるような作品。
逆に言えば、いくらストーリーとしては面白くても、
そういった情景が浮かんでこない作品はあまり印象に残りません。
その時は面白く読んでいても、すぐに忘れてしまいます。
ということで、今回教えて頂きたいのは、
そんな風に色や匂い、手触り、音、味わいなどを感じることができる作品。
五感で感じられる文学です。
逆に、そういう五感を個性的に描いた作品があれば、それもぜひぜひ。

わかる~
私も本を読んでいるうちに、いつのまにか自分が
小説の世界の中にトリップしてしまうような作品が好きですね。
そんな私のオススメは…

城
フランツ カフカ Franz Kafka 前田 敬作

新潮社 1971-04
売り上げランキング : 14,058

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主人公Kは測量技師。
ある城に測量の仕事を依頼され、城のある村にたどり着く。
が、城は見えているのに、その城になかなかたどりつけない。
城のある村で右往左往するK。

そこに見えているのにたどりつけない城。
村人の描写もリアルで、いつのまにか自分がKになってしまう。
「城は何なのか」「なぜたどりつけないのか」なんて理屈は抜きで、
純粋に迷子を楽しみましょう♪
そんなカー様の世界を楽しむ海外のFlashゲームがあります。
(視点がゆれて酔います。注意。)

鳥類学者のファンタジア鳥類学者のファンタジア
奥泉 光

集英社 2004-04
売り上げランキング : 77,400

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第2次世界大戦末期、
音楽留学でドイツに渡り、謎の死を遂げた祖母。
36歳のジャズ・ピアニスト池永霧子は、
その幻影に導かれるように敗色の色濃いベルリンへとワープする。

主人公、フォギーの幼さとか、文体の軽さとか、
気にいらない箇所も多々あるのだけれど
これを読んでいる時、私は確かに1944年のドイツにいた。
ってことは、奥泉さんは、風景描写がうまいってことかしら?

新リア王 上新リア王 上
高村 薫

新潮社 2005-10-26
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新リア王 下新リア王 下
高村 薫

新潮社 2005-10-26
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『晴子情歌』の約10年後、曹洞宗の僧侶となった彰之が、
実の父・福澤榮と向き合う物語。
長年互いに避けあってきた父と息子が突然出会い、
仏家と自民党代議士というかけ離れた立場で対峙したとき、
血やこころはどこまで通じ合うのか、
言葉はどこまで通じ合うのかを極限まで突き詰めてゆく
4日間の対決と対話が始まる。

舞台はずっと、山奥の寺のままで、
父と子の回想を中心に物語は進むのですが、
しーんとした山寺だからこそ、自分の五感も敏感になっていて
その静けさの中で木戸が風に軋む音が聞こえたり
土間で彰之が米を炊く匂いがしたり、
それらが、びりびり、伝わってくるんですよ。
父が語る国会の様子も、息子が語る永平寺の様子も
まるで、自分がそこにいるかのような気持ちにさせられます。
ああ、再読したくなってきた!

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Comments

LINさん、ご参加ありがとうございます~。
わあ、「鳥類学者のファンタジア」!
出して下さったのですね~。
LINさんは、お好きではなかったんだと思ってました。
気になる部分は、実際私にもあるんですけど
そういったのを上回る臨場感で、大好きな作品なんです。
ドイツの場面も最後のライブの場面も、自分もそこにいて
色んな人の息遣いを感じられるような作品ですよね。

カフカは好きなんですが、「城」は未読です。
未完と知ると、どうしても手が伸びなくて…
なんと迷子の話だったんですか。色んな寓意がありそうですね。

Posted by: 四季 | May 22, 2006 at 05:16

>四季さん
主催者、おつかれさまです♪
『鳥類学者のファンタジア』は、確かに気になる箇所もあるのですが
あの臨場感はすごいと思います。
球形のコンサートホール、水晶宮など、
まるで自分がそこにいるような感覚になりました。
『城』はオススメですよー。
四季さん、ファンタジー系がお好きだから、きっと気に入ってくださると思う。
迷子文学というのか、RPGゲーム感覚というのかなあ。
カフカは不条理文学とか、いろいろむずかしいことをいわれがちだけど、
そういうの抜きでも、読んでいて楽しいんですよね。

Posted by: LIN | May 22, 2006 at 09:33

LINさんとこは何時も押すな押すなの盛況で、人を掻き分けてでも顔を出そうという気概がないと…。今日はすいてるので(笑ちょっとお邪魔してみました。
「鳥類学者のファンタジア」二度読みしました。変な癖のあるピアノ奏者のとこ可笑しくて可笑しくて。あれ?企画と違うかな。霧子と弟のやりとりとかもとにかく可笑しい。奥泉光はフルート奏者なのご存知ですよね。それが頼まれないのにすっごく出たがりなのがまた可笑しい。いとうせいこうとの漫談はご存知ですか。これが可笑しいのなんのって。あれ、やっぱ企画違いだわ。失礼しました。

Posted by: Panza | May 22, 2006 at 14:04

なぜか、LINさんの所にお邪魔するのが、後ろめたい今日この頃です。^^*
LINさん、こんにちは♪

鳥類学者のファンタジアは、あちこちでおみかけして、課題となってます。
そんなにヴァーチャルな思いが味わえるのならば、さっさと読まなくては!ですね。
変な癖のあるピアノ奏者・・きになります。
(その前に、もっとも、大きな課題の、「新リア王」が・・・・)

今回、五感がひろがる。と聞いて、うーん。とうなってしまったのは、“聴力”
自然音や静けさなどは、体の中に息づいているので、その表現を読んで生じるのですが、聞いたこともないような音楽を体験したくて読書からそれを体感したくても、ことごとく失敗してるのです。
ちょっと、うまく伝えられないのですが。。。
文章表現に酔い、おいしそう!と思い唾をのみこんだり、安らぎを得たり、はたまた、鳥肌をたてることはあっても。
音だけは、なぜか、しっかりつかみきれないのです。
でもでも、こちらの「鳥類学者のファンタジア」は期待できそうです!!!
ああ、やっとであえるのかしら~と思うとドキドキします。

Posted by: pico | May 22, 2006 at 17:39

LINさん、こんにちは♪
奥泉さんも高村さんも、気になりつつも未読です。
奥泉さんは、重くて難しいと聞いて二の足を踏んでいましたが、「鳥類学者~」は他作品よりは女性向けだと噂で聞いて、読んでみたいと思っていました。
「新リア王」は「晴子情歌」の続編なのですか?
タイトルや装填の雰囲気とは違って、中身は純日本風なのですね。面白そうです。

Posted by: ブラッド | May 22, 2006 at 18:42

こんにちは。
「嗅覚」でいくと、パトリック・ジュースキントの「香水」。
臭いを描いた文学としては最高では?

「聴覚」では「鳥類学者のファンタジア」が出てしまったので
「パリ左岸のピアノ工房」・・・あれこれも前に出たっけ。
それではアンソニー・ルーデル「モーツァルトのドン・ジョヴァンニ」(角川書店)。
モーツァルトが名作「ドン・ジョヴァンニ」を完成させるまでを、
虚実取り混ぜて描いた小説で、モーツァルト好きにはたまりません。

「味覚」は、ちょっとひねってスタンリイ・エリン「最後の一壜」(ハヤカワ・ポケミス)。
伝説的なワインの名品を巡って繰り広げられる愛憎劇。
洒落た短編ですが、読むと無性にワインが飲みたくなります。
1本980円のでも文句は言いません。(というか味がわからん)

「視覚」は、マンガですが、
小林よしのり「目の玉日記」(小学館)
白内障手術の体験マンガです。視覚というものを見事に表現してます。
この人、政治的にはどうかと思う面もあるけど、たいした人ですやっぱり。

「触覚」は・・・うーん、思いつきません。

Posted by: 木曽 | May 22, 2006 at 20:27

こんにちはLINさん
来ましたね『新リア王』が(笑)
私も五感びんびん感じますわ。
カフカは『変身』だけですが、もうそれだけでも十分なくらい堪能した感じです。
いや、でもそれで放っていてはいけないのですね、カフカさん。
また読みますわ! いつの日か・・。

Posted by: shosen | May 22, 2006 at 20:42

LINさん、こんばんは。

LINさんが挙げてらっしゃる本、いつもながら未読です~。
でも『新リア王』はいつか絶対に読もうと思っている本で、カフカも白水社から出ている池内さん訳カフカ・コレクションが気になっているところです。
「鳥類学のファンタジア」もぜひとも読んでみたいし。
五感をフル活用してトリップできるような読書をしてみたいので、まずはカフカの『城』から読んでみようかな。楽しみでーす。

Posted by: あさこ | May 23, 2006 at 01:06

>Panzaさん
>何時も押すな押すなの盛況
それをいうなら、Panzaさんの方ですよー(*^^*)
きはさんとのやり取り、さすがPanzaさんだと思いました。
同じ目線で語ってらっしゃる。
私はやっぱりつい大人目線で見ちゃうんだよなあ…
Panzaさんも『鳥類学者のファンタジア』読まれましたか。
ええ、私も漫談、読みましたよー(笑)
相方のいとうせいこうさん、先日、『見仏記』を読んで、
彼の繊細さに感動しました。
最近、笙野さんの本を読んでなくて、なかなかPanzaさんのところに
遊びに行けなくてごめんね。
このあいだ、大塚英志の『更新の文学』を読みました。
で、ちょっと私の中で、笙野さんへの気持ちに変化があって
でも、Panzaさんやkimukanaさんは笙野さんの熱烈なファンだから
そういうことはドンキホーテBBSとか、Panzaさんのブログには
怖くて書けない…(^^;
私の中できちんとした考えになったら、記事にします。
その前に、笙野さんが反論してくれるとおもしろいんだけどな。

Posted by: LIN | May 23, 2006 at 09:22

>picoさん
え?後ろめたいってどうして?
と、一瞬、思ったのですが。
わかった!○ラン研に来てないから?(笑)
『鳥類学者のファンタジア』は、悪くないです。
ただ、奥泉さんの文体に好き嫌いがあるかも。
(一人ぼけつっこみなんです 笑)
こちら↓で、小説に出てくるFOGGY'S MOODの演奏が聞けます。
http://bunko.shueisha.co.jp/okuizumi/
確かに、本を読んでいて、思わず音が聞こえるという体験は少ないかも。
『鳥類学者のファンタジア』はどうかなあ。
何しろ、フィボナッチ数列ですからねえ(^^;
音が想像しにくい(笑)
そうそう、一人、登場人物で「あ、Bryumさん」って私が思った人がいます。
似てるんです、彼女に。ぷぷ(笑)
誰か書いちゃうとつまらないので、書かないでおきますね。
音が聞こえるという意味では、『新リア王』はオススメですよ。
国会のざわざわした感じとか、山寺のしーんとした感じとか。
さすが高村さんです。

Posted by: LIN | May 23, 2006 at 09:40

>ブラッドさん
どうも私の本の嗜好は、本好きのみなさんとずれているみたいで(汗)
たら本も、みなさんに「おーっ!これは!」といわれるような本がピックアップできず
申しわけない(・∀・;)
でも『鳥類学者のファンタジア』はさくっと読めますよ。
それこそアニメ化できなくもない。
『新リア王』は主人公と父が、山寺で回想しつつ、語りあうという作品ですが
『晴子情歌』は、母が、手紙という形で自分の人生を語るのです。
こちらは、好き嫌いがあるかもしれないです。
かなり重厚です。
でも読んだあとには、最近、巷で売れている小説では味わえない
ずしんとした何かが残るはずです。

Posted by: LIN | May 23, 2006 at 09:51

>木曽さん
わー、木曽さん、本のご紹介ありがとうございます。
『香水』は以前、たら本で別のテーマの時にもピックアップされた方がいたし、
今回、眠猫の図書室さんもあげていらっしゃいました!
http://nemurineko342.jugem.jp/?eid=45
これは是非、読まねば。
『パリ左岸のピアノ工房』気になってます。
小説じゃなくて、ノンフィクションでしたっけ?
『最後の一壜』もおもしろそうですね。
木曽さんは、ブログをおやりにならないのですか?
ブログは、こんな風にコメントや、トラックバック企画などで
みなさんと交流できて楽しいですよー。
(と、誘惑してみる 笑)
本好きのみなさんの中には、ブログとHP、両方やっている方も多いです。

Posted by: LIN | May 23, 2006 at 10:01

>shosenさん
来ました!『新リア王』(笑)
shosenさんも五感、びんびん感じました?
やはり名作ですね。
カフカ、私も白水社の池内紀翻訳版が、白水Uブックスになったので
揃えたいのですが、あとまわしになってます(^^;
shosenさんのたら本記事はまだみたいですね。
楽しみにしてます。
P.S.ツインズの絵、かわいい♪

Posted by: LIN | May 23, 2006 at 10:10

>あさこさん
奇をてらうつもりはないのですが、いつも私のたら本の記事は
わかりにくいピックアップになってしまって…
コメントしにくいでしょう?
申しわけない(・∀・;)
池内さんのカフカ全集は、白水Uブックスになって、お求め安い価格になりました。
って、私は白水社のまわしもんか(笑)
私も高い方は買うのをためらってたんですが、これで心おきなく
買い揃えられます。
高村さんの『晴子情歌』や『新リア王』は決して読みやすい作品とはいえなくて
高村さんの初期の作品のファンだった方の中には「何、これ」とかいう人もいるんだけど、
あさこさんのような若い人に是非、読んでほしいです。
本って、自分の頭の中にするすると入ってくる読みやすい本ばかり
読んでいてはダメだと、私は思っているので。
『鳥類学者のファンタジア』はさくっと読めますよー。

Posted by: LIN | May 23, 2006 at 10:17

こんにちは。
「鳥類学者のファンタジア」のみ既読です。
ジャズを知らないし、文体が合わなかったせいか、
さくっとはいかず、foggyな雰囲気に眠気を誘われ、
けっこう読むのに苦労しました。

「新リア王」は気になってはいるのですが、
「鳥類学者…」にすら手こずっている私ですので、
読み通せる自信がありません。

Posted by: 小葉 | May 23, 2006 at 14:18

こんにちは。
カフカだけ既読でしたが、内容をさっぱり覚えてないので意味がナイ…(笑)。
「変身」で躓いて、残りの本を流し読みした記憶があります。
ちゃんと読まなきゃ駄目だなぁ…。

Posted by: Velta | May 23, 2006 at 15:19

LINさん、こんばんは~♪
『鳥類学者のファンタジア』だ。
確かに、音楽が聴こえてくるお話。フィボナッチ数列の音階とか、イメージ働かせなきゃ、このお話面白くないだろうし。
1944年ベルリンも憧れるしね。
最後のニューヨーク・オプショナルツアー、一番楽しめた。(笑)チャーリー・パーカー、マイルス、マックス・ローチ、モンク・・・もう、ありえません!

『新リア王』は、図書館の順番待ちです。すごい楽しみ。ドキドキしながら待ってます。
そして、LINさんの解説を読ませてもらう日も!一応封印してます。(*^。^*)
でも、この前、shosenさんの『リア王』の記事、読ませてもらっちゃった。つい・・

Posted by: ワルツ | May 23, 2006 at 21:55

>小葉さん
『鳥類学者のファンタジア』確かに眠くなりますね(笑)
私も文体が合わなかったクチです。
あそこまで厚い必要はないんじゃないかとも思いますね。
紹介しておいて何ですが…(・∀・;)
『新リア王』も好き嫌いがあるかもしれないです。
多分、若い時には若い時なりの読書が、年を取ると(私のことね 笑)
年を取ったなりの読書があるんだと思います。
年とともに、今までまったく興味のなかったことに興味が出てきたり
“動”よりも“静”の世界に憧れたり…
いつか小葉さんが、何か今までと違う読書を楽しみたいなあと思ったら
是非、高村薫を手に取ってみてくださいませ。

Posted by: LIN | May 24, 2006 at 10:00

>Veltaさん
>内容をさっぱり覚えてない
作家の保坂さんも「『城』はうまく記憶できない」と書いていらっしゃいます。
3回続けて読んだことがあるそうなのですが、その直後は覚えていても
やはりしばらくすると忘れるそうです。
だからVeltaさんはまちがってないです(笑)
カフカはちゃんと読むというより、忘れた頃にまた読むということを
繰り返す読書が楽しいかもしれないです。
そうそう、Veltaさん、例の本、ネットで注文しました!
ああいうの、大好きなんです。
教えてくださってありがとー。
あのシリーズは4冊だけど、他にもゲームブックというジャンルがあるらしくて
和久峻三さんの『雨月荘殺人事件』は実際の調書がはいってたりするんですって。
コレクションしてしまいそうな予感…

Posted by: LIN | May 24, 2006 at 10:13

>ワルツさん
ワルツさんは『鳥類学者のファンタジア』イマイチの評価なんですよね。
私もです。
だったら紹介するなって話ですが、水晶宮とか最後のコンサートホールあたりは
自分がそこにいるような錯覚に陥ったので、今回の企画にはあってるかと
思いまして…えへ(・∀・;)
ピアノといえば、いつも口ばかりでちっともピアノを練習してないので
ワルツさんにいつ、そこをつっこまれるかとドキドキしてます(笑)
そういえば、今、NHKの朝ドラ、ジャズピアニストをめざす女の子が
主人公ですよね(見てないけど)
『新リア王』は小説として派手ではないんですが、ずしんときます。
ただ、この夏から新潮で連載される作品が第3部になるようなので
正直、『新リア王』だけでは評価しきれない部分もあります。
高村さんの連載が始まったら、新潮を年間購読しちゃおうかなあ。
そういうわけで、『新リア王』の感想はしばらく封印ということで。
ワルツさんの感想、楽しみにしてますね♪

Posted by: LIN | May 24, 2006 at 10:32

LINさん、こんにちは。
トラバ&コメントありがとうございます(^^)
三冊とも未読です。
高村薫さんの本は「黄金を抱いて飛べ」で挫折して
それっきりなんですが「新リア王」は気になります。
今度挑戦してみようと思います♪

Posted by: 眠猫 | May 24, 2006 at 14:53

こんにちは。
コメント欄でもかなり話題が盛り上がっている『鳥類学者のファンタジア』。なんだか面白そうですね。奥泉さんの小説は、シリアスのなかに楽観的な笑いが多い気がします。
といってもまだちょっとしか読んだことはないんですけど。(汗

『新リア王』は読むか読むまいかかなり悩んでます。今までの高村作品は全部読みましたが、どうもこれだけは手が伸びず・・・。
しかもまだ続くんですね。第三部・・・。たまる前に読んでしまおうかな。(´∀`;)

Posted by: moji茶 | May 24, 2006 at 15:39

白水Uブックスのカフカ、「失踪者」も出ましたね☆
「変身」のほうは読んだのですが、
訳文は小説全集の時よりも、さらに洗練されて読みやすい印象でした。
池内さんの解説は、これまでの池内解説を読んでいると、その立場の微妙な変化がとても面白いです。
小説全集版の解説はわりとそっけなくて、書誌的なものだったんですが、
今回は広く一般読者を想定しているので、初めて読むような人にもわかりやすくなっていると思いました。

カフカは小説以外に、日記と手紙が膨大に残されているのですが、
ひょっとすると池内紀はその訳にも着手しているのではないかと期待しています。
池内さんは仕事めちゃめちゃ早いですからね。
旅行とかもしょっちゅしてるのに、著作がガンガン出ます。
私は能率の悪いニンゲンなので、池内さんの仕事の仕方が深い謎です…知りたい、あやかりたい(笑)

Posted by: overQ | May 24, 2006 at 18:49

>眠猫さん
この3冊の中では、『鳥類学者のファンタジア』が一番、読みやすいかもしれないです。
よくよく考えてみたら、この企画は、みなさんに紹介するためのものなので
もうちょっと「おー、それは読んでみたい」と思われる本を紹介しないとダメですよね(^^;
今回、私は、ピックアップを失敗してしまったかも…
(高村さんはかなり好き嫌いがあるので)
『黄金を抱いて飛べ』は私、まだ読んでいないのですが、
もし高村さんの作品をお読みになるなら『リヴィエラを撃て』や『マークスの山』から
お始めになるといいかもしれないです。
高村作品の中でもその2冊はわりあい読みやすいと思うので。

Posted by: LIN | May 25, 2006 at 09:31

>moji茶さん
『鳥類学者のファンタジア』はかなり厚いんですけれど、
読んでしまうとそんな長い気はしないです。
タイムトリップものがお嫌いでなければオススメです。
>シリアスのなかに楽観的な笑いが多い
そうなんですよー。
実は私は重い小説が好きなので、この小説のそういうライト感が
ちょっと苦手だったりするのですが…(^^;
高村さんは、今まで全部、お読みになっているということは
『晴子情歌』も読んでいらっしゃいます?
あれがOKなら、『新リア王』も大丈夫じゃないかなあ。
『晴子情歌』が苦手だと、『新リア王』はちょっと厳しいかも。
そうそう、この夏あたりに、第3部の連載が始まるらしいんです。
でも単行本化されるのは2年先か、3年先か(;´Д`)

Posted by: LIN | May 25, 2006 at 09:39

>overQさん
『失踪者』出ましたね♪
え?全集とUブックス、翻訳、変わってるんですか?
池内さん、働き者だなあ…。
Uブックスになったってことは、あの全集が予想外に
多く売れたってことなんでしょうか?
>日記と手紙
是非、翻訳していただきたいですねえ。
>池内さんの仕事の仕方が深い謎
『信長の棺』で70才を過ぎてから作家デビューされた
加藤廣さんがおっしゃってました。
「文学は老人の仕事だ」と。
池内さんもそうですけれど、老人は何しろ時間がありますから(笑)
overQさんだって、効率が悪いんじゃなく、今はお時間がないのでしょう?
早く老人になるべし(笑)

Posted by: LIN | May 25, 2006 at 09:55

LINさん、こんばんはー。
やーまた遅くなりましたが、記事書きました。
参加させてさせて、ってことで、TB送りましたので、おいでやす。

「鳥類学者の〜」って読んでないんだけど、てかLINさんのレビュー読んで「今イチそう」って思ったんだけど(笑)。

「新リア王」も未読。読みたいー。休み取りまくって、がーって読みたい。
と言いながら、ブックオフで売ってたから「リヴィエラを撃て」を読み出してます。
面白いです。時間がなくてなかなか先が読めないのが辛いです。

Posted by: きみ駒 | May 28, 2006 at 21:18

>きみ駒さん
やっほっほっ~♪
たら本って、何だか、あっという間にぱーっと終わってしまうけど
ゆっくりエントリー歓迎です。
いつも、時期が遅れても、ちゃんとエントリーしてくれてありがとー。
あとで見にいくね。
『鳥類学者のファンタジア』は確かにイマイチでした(笑)
でも、五感に訴えるという意味では、まあまあかと。
私、軽い文体がダメなんです。
古いかもしれないけれど、やっぱり、昔ながらの文学、文学した
重い文体が好きなので、それで『鳥類学者~』は苦手なのです。
『リヴィエラを撃て』いいでしょう?
確か、あれのもとになる作品、『リヴィエラ』が、
高村さんが始めて書いた小説だったと思う。
封印されていて、幻の作品なんだけどね。
『新リア王』は、さくさくとは読めない本ではありますが
読後はずしーんと来ると思います。
きみ駒さんの感想、楽しみにしてます。

Posted by: LIN | May 29, 2006 at 10:35

ごぶさたしてます、元mort_a_creditです。
ものすごく遅いですが、こっそりトラックバックしまーす。

Posted by: kota | June 09, 2006 at 11:49

>kotaさん
わおっ!
またmort_a_creditさん、じゃなかったkotaさんのブログを読むことができて
嬉しいです。
あとで、ゆっくりお邪魔しますね。
今、overQさんやBryumさんとフランス語研究会という共同ブログを
やってるんです。
http://nhkfrance.seesaa.net/
よかったら遊びにきてくださいね。
また、本のこと、いろいろ教えてくださいませ。

Posted by: LIN | June 09, 2006 at 12:08

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