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June 20, 2006

『秘密結社の手帖』by澁澤龍彦

秘密結社の手帖秘密結社の手帖
渋沢 龍彦

文藝春秋 2004-09
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内容が濃い。
この濃さで値段571円でいいのか。

キリストの弟を名乗る洪秀全を天王とした太平天国という国が
清の時代に独立国としてあったとか、
人智学協会のルドルフ・シュタイナーはカフカやユングも讃仰してたとか。
秘密結社が歴史に与えた影響は大きかったんですね。

146ページに薔薇十字騎士のための入社式の記述がある。

新加入者は第一室(墓)、第二室(会議)、第三室(最高法廷)、
第四室(元老院)を順次にめぐならなければならない。

どうやら、次から次へと部屋をめぐるらしいのですが
「ん、これってアレに似てるじゃん」と思ったのが
宮沢賢治の『注文の多い料理店』
メーソンの入社式というのは、一度、擬似死を体験することなので
あれも、一種の擬似死でしょう?
宮沢賢治も浄土真宗の秘密結社にいたらしいし…
違うかな?関係ないかな?

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Comments

LINさ~ん、

>宮沢賢治も浄土真宗の秘密結社にいたらしいし…

この一文がすごく気になるんですけどっ!(笑)
渋沢龍彦の著作、もしかしたらすごく私好みなのではないかしら…ドキドキ。

Posted by: TRK | June 21, 2006 at 20:43

>TRKさん
>私好みなのではないかしら
あ、そうかも!
今までのTRKさんの本の好みを考えると、澁澤、気に入っていただけるかも。
是非、『高丘親王航海記』からどうぞ~。
宮沢賢治の秘密結社の話。
書いておいて何ですが、あやふやなんです。
宮沢賢治のお父さんが浄土真宗を熱烈に信仰していて
花巻仏教会というのを作ってたんですね。
だけど、賢治自身は後に、法華経の信者になって
国柱会に参加してるんです。
それのどちらかをさすのか、
はたまた後の羅須地人協会をさすのかわからないんですが
賢治が秘密結社的なものに参加していたって
どこかで読んだ気がするんです。
賢治、調べるとおもしろいかもしれないですね。

Posted by: LIN | June 22, 2006 at 10:29

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