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June 27, 2006

『星を継ぐもの』byジェイムズ・P・ホーガン

星を継ぐもの星を継ぐもの
ジェイムズ・P・ホーガン

東京創元社 1980-05
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SFって、あまり読まないんですけど、
overQさんne_sanさんを中心に「SFを読もう」という動きがあるので
肩ならしに読んでみました。

月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。
綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。
果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。

SFなんだけど、ミステリーでもあるので、
その謎に引っ張られ楽しく読めました。
考古学SFともいわれているらしい。
SFが苦手な方にもオススメです。
ただ、著者は科学オタクらしくて、
機械や技術の記述がやたら細かくて、ちょっとうざいですけど(笑)

これを読みながら、「どうしてSF小説って人気がなくなったのかなあ」と
考えた。
「スター・ウォーズ」や「ガンダム」は今でも人気なのだから、
SFというジャンルそのものが小説よりも、映像向きなのかもしれない。
SFの映像といえば、日清カップヌードルのCM、
FREEDOM(宇多田ヒカルが歌ってるやつ)が気になります。
あれは映画になるのでしょうか?

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『マイク・ハマーへ伝言』by矢作俊彦

マイク・ハマーへ伝言マイク・ハマーへ伝言
矢作 俊彦

角川書店 2001-07
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矢作氏の初期の作品はハードボイルドが多いとうことで
これもそうだと思っていたが、青春小説&自動車小説だった。

マイク・ハマーたち6人は不良仲間だった。
遊び場は横浜。
みんなでポルシェ911Sタルガを共有していた。
ところが、仲間の一人、松本がそのポルシェに乗っている時、
スピード違反でパトカーに追跡され、首都高速から墜落する。
マイク・ハマーたちは、腑に落ちない。
松本はハンドル操作をあやまるような奴ではない。
やがて真相をつきとめたマイクたちは、警察への復讐を計画する。

同世代の男が5人、登場するわけですが、
職業こそ違えど、みんな同じような遊び人で
性格もあまり差がないんですね。
だから、会話が連続すると、誰がどのセリフをしゃべってるかわからなくなる。
語尾で変化をつけるなどの、工夫があればよかった。
多分、この5人は、どれも矢作さんの分身なんだと思う。
それで、みな、似てしまったんでしょう。

私が夜遊びしてたのは、この話(70年代)よりずっと後のことだけど
旧羽田東急ホテル横のピザハウスが出てきたりして懐かしかった。
私が20代の頃って、デートする男の子たちの車って
まだまだスポーツカー主流だったんだよね。
それがいつのまにか、スキーやスノボが流行りだして、
男の子たちはこぞって4WDを乗り出した。
今はコンパクトカーとかミニバン?
そういうつまらない車に乗ると性格までつまらなくならない?
今こそ、日本の男性はスポーツカーに乗ってほしいものである。

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June 24, 2006

たらいまわしTB企画第25回「『ドイツ』の文学」

Tara25

たら本です。
テーマに沿った本を紹介する記事を書き、
主催者さんや他の参加者にトラックバックやコメントして
交流を深めましょうという企画です。
どなたでも参加できます。
今回の主催者はThe Light of the Worldのnyuさんです。

さて、今回のお題は「『ドイツ』の文学」にしたいと思います。
じっくりと時間をかけて読みたい重厚な古典ものから現代ドイツ文学。
文学と言ってしまうと
ちょっとお堅い本ばかりになってしまうかもしれません。
なのでこの際『ドイツ』というキーワードやイメージに
ほんの少しでも引っかかった本ならば
なんでも自由に幅広くご紹介してくださいませ♪

ひゃー、ドイツ文学はさっぱりなんですよね。
nyuさんがご紹介されている『朗読者』は読んだけど…

朗読者朗読者
ベルンハルト シュリンク Bernhard Schlink 松永 美穂

新潮社 2003-05
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カフカもドイツ文学にはいるようですが、
カフカや『アンネの日記』は、ユダヤ人文学として
ドイツ文学とは分けるべきではないのかしらん?

ドイツといえば、ナチスは小説の題材として取り上げられやすいですね。
最近、読んだばかりの宇月原晴明の
『信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』も
ナチ台頭期のベルリンが舞台でした。

信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス
宇月原 晴明

新潮社 2002-09
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他にナチ台頭期のヨーロッパが舞台ではこんな作品が…

死の泉死の泉
皆川 博子

早川書房 2001-04
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第二次大戦下のドイツ。
私生児をみごもり
ナチの施設「レーベンスボルン」の産院に身をおくマルガレーテは、
不老不死を研究し芸術を偏愛する医師クラウスの求婚を承諾した。
しかしクラウスは次第に狂気をおびていく。

バルタザールの遍歴バルタザールの遍歴
佐藤 亜紀

文藝春秋 2001-06
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「今朝起きたらひどく頭が痛んだ。
バルタザールが飲みすぎたのだ」
一つの肉体を共有する双子、バルタザールとメルヒオールは、
ナチス台頭のウィーンを逃れ、めくるめく享楽と頽廃の道行きを辿る。

鳥類学者のファンタジア鳥類学者のファンタジア
奥泉 光

集英社 2004-04
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第2次世界大戦末期、
音楽留学でドイツに渡り、謎の死を遂げた祖母。
36歳のジャズ・ピアニスト池永霧子は、
その幻影に導かれるように敗色の色濃いベルリンへとワープする。

最後に、多和田葉子さんの『容疑者の夜行列車』を
ご紹介します。
これはたら本「旅の文学」でも紹介されていました。

容疑者の夜行列車容疑者の夜行列車
多和田 葉子

青土社 2002-06
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「あなた」はハンブルグで夜行列車に乗る。
しかし「あなた」は行く先々で、怪しげな事件に巻き込まれ
容疑者にされてしまう。
13編の連作で、
「パリへ」に始まって「ザグレブへ」「イルクーツクへ」「ウィーンへ」と
その旅の行き先がタイトルになっている。

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June 20, 2006

『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』by米澤穂信

春期限定いちごタルト事件春期限定いちごタルト事件
米澤 穂信

東京創元社 2004-12-18
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夏期限定トロピカルパフェ事件夏期限定トロピカルパフェ事件
米澤 穂信

東京創元社 2006-04-11
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タイトルと表紙の雰囲気だけ見ると、絶対、私が買わないであろう本。
なのだが、豊崎由美と大森望が、「すごくおもしろいよー」といってたし
小市民をめざしている高校生という設定に惹かれた。

船戸高校に入学したばかりの小鳩君と小佐内さんは
ある決心をしている。
それは小市民になること。
きょうも二人は手に手を取って、清く慎ましい小市民を目指す。
その目標のために、二人は協力関係にあるが、恋人同士ではない。
しかし二人の前には次から次へと奇妙な謎が現れて…

連作ミステリー。
といっても、同級生のポシェットが消えたとか
美術室に残された絵の謎とか、
日常に起こるライトなミステリーで、殺人はおきない。
ミステリーとしては正直、子供だましなんだけれど、
小鳩君と小佐内さんが切ないんですよね。
二人ともウソっぽくて、2冊、読み終えても、
まだ裏があるだろうという感じ。
二人がなぜ、小市民をめざすようになったかという
大きい謎もまだ解かれていないし。
小佐内さんは、ずっと甘いもの好きのかわいい女の子だったのに
『夏期限定~』の最後の事件でえ~(;´Д`)という
変貌ぶり。
当然、これで終わるわけがなく
『秋期限定~』へと続くのだろう。
タイトルは『秋期限定マロンパイ事件』と予想。

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『信長の棺』by加藤廣

信長の棺信長の棺
加藤 廣

日本経済新聞社 2005-05-25
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「本能寺の変」の後、織田信長の遺骸が忽然とこの世から消えた…。
「信長公記」の作者・太田牛一の視点から描いた歴史ミステリー。

冒頭で、牛一は信長に5つの檜の箱を渡され
「そなたに、あれなる物を預け置く。
こたびの事、決まれば即刻、早馬にて伝える。
直ちに持参の上、京へ駆けつけよ。」
と命ぜられる。
しかし、信長は本能寺の変で死んでしまう。
私は、もうその箱の中身が気になって、気になって。
でも、最後にならないと、その中身はわかりません。
わかってみると、「そうだよな、それしかないよな」と思うんだけど
もっとドラマチックな中身を期待しちゃいました。
信長の最期も、正直、えー(;´Д`)という最期なんですが
なんだかんだおもしろくてどんどん読んじゃいました。
歴史ミステリーとしてもおもしろいですが
牛一の老人としての生き様が
現代の老年の方々の参考になるように書かれているように
思いました。
これは著者が1930年生まれであるということもあるでしょうね。

宇月原晴明の『信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』に引き続き
これを読み、信長づいております。
今月末に佐藤賢一著作の『女信長』が出版されるようなので
これも読んでみようかな。

<関連記事>
『信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』by宇月原晴明

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『秘密結社の手帖』by澁澤龍彦

秘密結社の手帖秘密結社の手帖
渋沢 龍彦

文藝春秋 2004-09
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内容が濃い。
この濃さで値段571円でいいのか。

キリストの弟を名乗る洪秀全を天王とした太平天国という国が
清の時代に独立国としてあったとか、
人智学協会のルドルフ・シュタイナーはカフカやユングも讃仰してたとか。
秘密結社が歴史に与えた影響は大きかったんですね。

146ページに薔薇十字騎士のための入社式の記述がある。

新加入者は第一室(墓)、第二室(会議)、第三室(最高法廷)、
第四室(元老院)を順次にめぐならなければならない。

どうやら、次から次へと部屋をめぐるらしいのですが
「ん、これってアレに似てるじゃん」と思ったのが
宮沢賢治の『注文の多い料理店』
メーソンの入社式というのは、一度、擬似死を体験することなので
あれも、一種の擬似死でしょう?
宮沢賢治も浄土真宗の秘密結社にいたらしいし…
違うかな?関係ないかな?

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June 16, 2006

『信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』by宇月原晴明

信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス
宇月原 晴明

新潮社 2002-09
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1930年、ベルリン滞在中のアントナン・アルトーの前に現れた日本人青年は、
ローマ皇帝ヘリオガバルスと信長の意外なつながりを彼に説いた。
ふたりはともに暗黒の太陽神の申し子である。
そして口伝によれば、信長は両性具有であった、と……。
ナチ台頭期のベルリンと戦国時代の日本を舞台に、
伝承に語られた信長の謎が次々と解き明かされて行く。
第11回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

この本のタイトルの元となった『ヘリオガバルス、または戴冠せるアナーキスト』を
読んでいなかったのが残念。

ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキストヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト
アントナン アルトー Antonin Artaud 多田 智満子

白水社 1996-01
売り上げランキング : 207070

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ヘリオガバルスについてもっと知っていたら、もっと楽しめたと思う。
でも、信長が両性具有という発想は新鮮だし、
何より今まで異常と思われていた彼の行動すべてが、
理屈にぴたりと収まる。
私は、司馬遼太郎や池波正太郎が書く時代小説が苦手なのだが
これは、時代小説の部分もさくさく楽しめた。
かといって、最近、ありがちな「ありえねーっ!!!」的な
ライトノベルのノリともまた違う。
年配の方が読んでも楽しめるはず。
同じ著者の『聚楽―太閤の錬金窟(グロッタ)』を買った。
宇月原氏は、永原孝道名義で
『ワードウォーズ 言語は戦争する』と
『死の骨董 青山二郎と小林秀雄』
という評論集も書いている。

<関連記事>
『安徳天皇漂海記』by宇月原晴明

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『見えない都市』byイタロ・カルヴィーノ

見えない都市見えない都市
イタロ カルヴィーノ Italo Calvino 米川 良夫

河出書房新社 2003-07
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さまざまな都市について、マルコ・ポーロがフビライ汗に語るとうい形式で
物語は進んでいく。
といっても、あの『東方見聞録』ではない。
イタリア文学を代表する作家、カルヴィーノの小説である。

2ページ程度の長さで55の街について語られる。
どの都市も実によく似ていて、そして似ていない。
うっかり栞をはさみ忘れると、
どこまで読んだかわらなくなる。

街の様子を描いているというよりも、哲学的。
きちんと読み解くと、深い意味があるのだろう。
以前、この著者の『宿命の交わる城』も読みにくいと思ったが
この『見えない都市』はさらに読みにくかった。
(翻訳のせいもあるのだろうか!?)
一度に読むものではなく、
ぱらぱらと気まぐれに、少しずつ読むといいのかもしれない。

※この本を翻訳された米川良夫氏が今年の4月に亡くなられていました。
ご冥福をお祈りします。

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June 12, 2006

『東方旅行記』byJ・マンデヴィル

東方旅行記東方旅行記
J・マンデヴィル

平凡社 1964-05
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マンデヴィルはほら吹きで、
他人の本を切り貼りして、
行ったこともない国をさも見てきたかのように書いているに過ぎないとか
そもそもマンデヴィルという人物は存在せず、
何人かの偽作者が書き綴ったものだとか
いろいろいわれている『東方旅行記』
overQさんがこちらの記事で紹介されてました。
overQさんによれば、
この『東方旅行記』
ユルスナール『東方綺譚』
カルヴィーノ『マルコ・ポーロの見えない都市』
渋澤龍彦『高丘親王航海記』
これらは「連続して読むと、もう帰って来れない気のする本たち」
なのだそうです。
ちなみに私、澁澤は読み終わり、カルヴィーノは読書中で、
ユルスナールはすでに買ってあり待機させてます。

「そんな、バカな」と思わず笑ってしまうような記述も多いですが
もちろん、私がその時代の人間だったら、笑えなかったはず。
今は、すぐ、ウルルンが取材に行っちゃいますから、
秘境も何もあったもんじゃないですが、
東の果てには暗黒が広がっていると信じられた時代って
いいですよねえ。

あ、こんな本があった。

コロンブスをペテンにかけた男―騎士ジョン・マンデヴィルの謎コロンブスをペテンにかけた男―騎士ジョン・マンデヴィルの謎
ジャイルズ ミルトン Giles Milton 岸本 完司

中央公論新社 2000-03
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買っちゃおう。
トンデモ本じゃないといいんだけど…(;´Д`)

※『東方旅行記』は新刊では手に入りません。
古書店でさがしてください。

<関連記事>
『見えない都市』byイタロ・カルヴィーノ
古代史にはまってます~『高丘親王航海記』など~

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June 09, 2006

『安徳天皇漂海記』by宇月原晴明

安徳天皇漂海記安徳天皇漂海記
宇月原 晴明

中央公論新社 2006-02
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今年の山本周五郎賞受賞作品。
タイトルからして、澁澤龍彦『高丘親王航海記』の
影響を受けているんだろうと思ってはいたが、
やはり、本の最後に
小林秀雄『実朝』、太宰治『右大臣実朝』、
澁澤龍彦『高丘親王航海記』、花田清輝『小説平家』
この四作品がなければ、本作は生まれえませんでした

と、書いてあった。

壇ノ浦の戦いで、祖母、平時子に抱かれ入水し
8才で崩御した悲劇の天皇、安徳天皇。
その御霊を鎮めようとする若き詩人の王、源実朝と
クビライ・カーンに巡遣使として仕えるマルコ・ポーロの
二人の視点から描いた幻想歴史小説。
一部と二部に分かれており、
一部が、源実朝編
二部が、マルコ・ポーロ編

正直、『高丘親王航海記』が大好きなので、
こんな風にいじらないでくれーと思った。
特に高丘親王が渡天したことについて
「つきせぬご無念とお恨みの炎を消したもうことがかなった」
というあたりがなあ。
高丘親王にそういうぎらぎらした気持ちは似合わない。
イメージを壊さないでくれー。

源実朝編は、私がそんなに鎌倉時代に興味がないせいもあるが
ちょっとだれて退屈かも。
マルコ・ポーロ編は、舞台が大モンゴルの首都、大都なので
異国情緒満載です。
南宋、最後の皇帝、衛王(8才)のエピソードはどれも泣けます(つД`)

中国の歴史をきちんと知りたいと思いました。
マルコ・ポーロの『東方見聞録』も読みたい。
あ、そういえば、以前、overQさんに紹介していただいた
マンデヴィルの『東方旅行記』が積んであったっけ。
読もうっと。

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『カスティリオーネの庭』by中野美代子

カスティリオーネの庭カスティリオーネの庭
中野 美代子

文藝春秋 1997-09
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浅田次郎の『蒼穹の昴』 の記事を書いた時に
四季さんに教えていただいた本。
現在、新刊では手に入りません。
カスティリオーネは『蒼穹の昴』の2章「乾隆の玉」に
宮廷絵師&イエズス会宣教師として登場します。
そして、この『カスティリオーネの庭』は
そのカスティリオーネを主人公とし
彼が、北京で過ごした日々が描かれています。

著者は北海道大学で教授をされていた方で
『西遊記』の翻訳など、専門は中国文学。
ポスト澁澤龍彦とも称される奇譚の旗手らしい。
そういわれてみると、この作品も幻想的で
澁澤の『高丘親王航海記』を思わせなくもない。
(しゃれこうべが「ラー、ラー、ラー」と追いかけてくるあたりとか)

~よかった点~
・カスティリオーネが実際に描いた絵が、
挿絵としてふんだんに使われている。
・アロー戦争でイギリス・フランス軍によって破壊された円明園だが
それが平面図や詳しい描写によって、当時の様子が再現されている。
・ちょっとしたミステリー仕立てになっている。
・当時、宣教師たちが置かれていた微妙な立場がよくわかる。

~イマイチだった点~
・著者が学者であるがゆえか、正確な記述にこだわるあまり、
ストーリーがもたついてしまっているような気もする。
・短いエピソードがいくつも連なって、ひとつの小説になっているのだが
突然、年代が前後するので混乱する。

~疑問点~
・浅田さんの『蒼穹の昴』は1996年4月発売。
中野美代子さんの『カスティリオーネの庭』は初出が1996年6月号の『文学界』
ほとんど同時ということは、どちらかが相手の作品に
影響を受けたというわけじゃないのでしょうか?
私はてっきり中野さんが、『蒼穹の昴』にインスパイアされて書いたと
思ってたので…
・『カスティリオーネの庭』ではホジャ一族の香妃よりカスティリオーネが
先に死んでいるが、『蒼穹の昴』では逆になっている。

現在の円明園
Enmeien


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June 06, 2006

ジャワ島地震

Jawajisin_1

●自分以外の存在 想像する心

『みんなの気持ち』という絵本の紹介文
こんなことが書いてあった。

自分以外の人や、ものの気持ちになってみること。
この意識がないと、思いやりの心は生まれません。
生きていくうえで、自分以外の存在とは絶対にかかわるものだから、
常日ごろから「想像する」習慣をつけておきたいですね。

絵本に限らず、本を読むことって、
「自分以外の人やものの気持ちになる」訓練なのかもしれないと
思った。
私も、今のように本を読む前は、怒ると怒りっぱなしでしたが、
最近は、「ああ、怒った私より、怒られた相手を不愉快にさせてしまったなあ。
そもそも私の方がまちがっていたんじゃ…」
と反省するようになりました。
怒る前にそれに気づければ、私も大したものなのですが…(・∀・;)

●ジャワ島地震について
5月27日に起きたジャワ地震。
被災者のみなさま、心よりお見舞い申し上げます。
こういう時、何かしたいとは思うのだが、結局、お金ってことになってしまう。
どこに募金をしようか悩んでいたところ、
picoさんのところでこんな記事を見つけた。
picoさんの友人の友人である広田緑さんという造形作家の方が
ジョグジャカルタ在住で、現在、救援活動をなさっているそうだ。
広田さんのブログはコチラ
日本の知人から「何かできないか」と相談され、
最初、広田さんは
「日本の信用できる団体がやってる義援金とかどうなのかな?」
と答えたのだが、
「いや、みどりさん、私もインドネシアのことはわかりますけど、
そういうところを通して送ったお金は、
なかなか本当に困っている人の手まで届いていないじゃないですか・・・
もしも。もしもですよ、ミドリさんが大変じゃなかったら…
日本の口座に私が振り込んだお金をそちらで出してもらって、
それで物資に換えて被災地へ届けていただくことって・・・可能でしょうか・・・」
といわれ、一瞬、めんどくさいと思ったものの、その知人の強い気持ちを
断れなかったそうだ。
1万円で
1)テント(トラックの荷にかぶせる青いビニールシート 4x6m 2枚)
2)マットレス(キャンプ用の薄いスポンジ 20m)
3)米 10キロ
4)毛布(10枚)
5)ビタミン薬(60粒)
6)缶詰(いわし、コーンビーフなど 数缶)
7)生理用品
という救援パックが作れるそうです。
救援金の振込先は
三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店 普通預金0441439
広田 緑
振込み後は、
midori_ape@yahoo.co.jp
に、振込みした旨、メールしてくださいとのこと。
あ、でも、振り込もうと思われた方は、私の記事だけじゃなく、
ちゃんと広田さんのブログを読んで、その趣旨、理解したうえで
振り込んでくださいね。

●映画の記事
話は変わりますが、gooブログで映画の記事を書いてたんですが
gooが使いにくいので、ココログに持ってきました。
まあ、そんなに見る方じゃないですし、
WOWOWで放送された作品が中心ですけど、
ぼちぼち更新しますので、よろしくね♪

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June 03, 2006

リリー・フランキー、太った?

●今週も古代史に関する本ばかり読んでました。

今週、読んだのは
『百人一首の呪』by高田祟史
『猿丸幻視行』by井沢元彦
『古代史謎解き紀行Ⅲ~九州邪馬台国編』by関裕二
『神々の流竄(ルザン)』by梅原猛

今さらながら、世の中には
つまらない本とおもしろい本があって
その差は歴然としているんだと思った。
もう、梅原猛がダントツなの。
他は全然、ダメ。
梅原猛の著作以外は、全部、こじつけなの。
いや、梅原猛の本ももしかするとこじつけかもしれない。
でも、そう思わせない。
井沢元彦の『猿丸幻視行』はいくらかおもしろいけれど
猿丸額をグリル式の暗号として解くあたりがねえ…
高田祟史と関裕二にいたっては、
文章力がそもそもないような気がするんです。
梅原猛の他の3人の違いはどこにあるのでしょう?
教養?(←学歴とか、勉強ができるという意味ではない教養)
梅原猛著作集、全20巻、ほしい…

新たに買ったのは
『熊野三山・七つの謎』by高野澄
『平将門』by北山茂夫
『安徳天皇漂海記』by宇月原晴明

安徳天皇漂海記安徳天皇漂海記
宇月原 晴明

中央公論新社 2006-02
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BRUTUSの本特集も買ったんだけど、あんまり読み応えなし。
あ、でも「リリー・フランキー太ったなあ。印税でうまいもの食べすぎ?」
としみじみ見たら、南伸坊の変装だったのは笑いました。
Lily
養老孟司の変装も似てたよ♪

何十回目のチャレンジかわからないダイエットをまた始めた。
私の場合、明らかに筋肉不足。
筋肉があれば、じっとしていてもカロリーが消費される。
(いわゆる基礎代謝)
半年後には腹筋を割りたい。(ウソ)
ところで、ダイエットって成功している人は全体の3割らしいですよ、奥様。
みなさんも失敗を怖れず、トライ、トライ。

民主党が、与党のイメージがあるからと、クールビズを採用しない考えらしい。
環境にいいことは、党に関係なくやったらいいじゃないか。
そういうところが、民主党ってずれてる。
そんなわけでテンプレートを「チーム・マイナス6%」に変更してみました。

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June 02, 2006

映画:モーターサイクル・ダイアリーズ

Motorcycle_1

モーターサイクル・ダイアリーズ コレクターズ・エディション

ラテン・アメリカの英雄チェ・ゲバラの“友人との南米縦断旅行”を映画化。
医学生のエルネスト(ガエル・ガルシア・ベルナル)は
親友アルベルト(ロドリコ・デ・ラ・セルナ)とともに
本でしか知らない南米大陸の縦断旅行に出る。
それは、1台の中古バイクにまたがる金も計画も無い旅だった…。

感動!
私は原作も読んでいないし、ゲバラについてもあまりよく知らないけれど
彼が革命家になるにあたり、この旅が大きな影響を与えたということが
ひたひたと伝わってくる。
しかし23才であの深い考えはすごい。
日本の若者ではありえない。
南米大陸の風景も美しいし、
現地の人とゲバラが話すカットのいくつかは、
台本を使っていないように思う。
またそこがリアルでいい。
ゲバラ役のガエル・ガルシア・ベルナルがまたよく似合っていた。
原作も是非、読んでみようと思う。
しかし、なぜ、製作総指揮にロバート・レッドフォード?
お、コレクターズ・エディションを購入するとその熱き思いが
わかるのですね。
Amazonのマーケットプレイスに新古品があったので思わずぽちっ(笑)

アルベルトを演じたロドリコ・デ・ラ・セルナは
ゲバラの実のはとこだそうです。
最後にアップで撮影されている老人が本物のアルベルト?

日本の公式HPは内容がないけど
海外版のコチラは映画で流れた音楽が聴けて
旅をしたMapも見られます。

Continue reading "映画:モーターサイクル・ダイアリーズ"

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映画:東京タワー

東京タワー プレミアム・エディション

青山のセレクトショップを経営する詩史(黒木瞳)は夫がいながら、
友人の息子で20歳年下の透(岡田准一)と付き合っていた。
24時間、詩史からの電話を待つ純粋で一途な透。
一方、透の親友の耕二(松本潤)は、
専業主婦の人妻・喜美子(寺島しのぶ)と不倫中。
耕二は喜美子と本命の恋人との間を自由に行き来していたが、
やがて、ふたつの恋にも終わりがやってくる…。

あれ?耕二の本命の恋人役って出てたっけ?
何も知らない大学生役にしては岡田准一は
年を取りすぎていると思う(・∀・;)
もうちょっと初々しい少年がよかったかも。
寺島しのぶの夫が宮迫というのも何だかふざけた感じだし。
黒木瞳の夫役が岸谷五朗というのもちょっと野暮ったいなあ。
原作とは違うストーリーがいくつもありましたね。
ラストも違うし。
東京タワー、東京の街、パーティーの映像などは
華やかでよかった。

どうでもいいけれど、原作ではインスタントコーヒー好きの透が
映画ではレギュラーコーヒーを淹れてました。

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ドラマ:巷説百物語 狐者異&飛縁魔

巷説百物語 狐者異

原作、京極夏彦。
魍魎が跋扈する江戸を舞台に、小股潜りの又市(渡部篤郎)、
山猫廻しのおぎん(小池栄子)、事触れの治平(大杉漣)、
考物作家の百介(吹越満)といった一癖ある主人公たちが暗躍。
怪しい事件に潜む謎を巧みな“仕掛け”を駆使して解明し、
世にはびこる悪人たちを始末する。

この演出、どこかで見たことが…
堤幸彦監督ってどんな作品、やってたっけ?
(検索中)
トリック!ケイゾク!
ああ、はいはい!
だから渡部篤郎なのね。
まさに、まさに同じ演出ですよ!
シリアスの中に笑いを混ぜるとことか、
特撮のやり方とか。

しかし私は「トリック」も「ケイゾク」も大好きだけど
京極作品には、堤幸彦監督はどうかなあ…
軽すぎる気がする。
妖しさが足りない。
誰が撮影するといいんですかねえ、京極作品。
キャストはいいと思う。
(渡部篤郎も大杉漣も吹越満も好きだから♪)

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映画:インドシナ

Indochina

1930年、フランス領インドシナ。
大地主エミールの跡継ぎとして生まれ、
ゴム園を切り回すエリアーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、
フランス人でありながら祖国を見たことがなかった。
彼女は亡くなった現地の友人の娘カミーユ(リン・ダン・ファン)を
養子にもらいその母親代わりになっている。
そこへ軍人のジャン=バチスト(ヴァンサン・ペレーズ)が現れ、
エリアーヌは彼と恋に落ちる。
しかし同地で盛んになりつつある独立運動は、
彼らに悲劇をもたらしていく……。

長い(・∀・;)
2時間半です。
壮大な物語ですし、インドシナの景色もすばらしいですが
ストーリーがメロドラマ的。
原作者がインドシナに行ったことがないうというのも
関係しているのでしょうか?
肝心なものが抜けているというか
重みがないというか…
カトリーヌ・ドヌーヴもインドシナ生まれにしては
洗練されすぎている。
美人で華やかすぎて映画で浮いている感じ。
あー、でも彼女はこれで仏セザール賞を受賞してるんですねえ。
シャーロット・ランプリングだったらどうだろう。
機会があれば原作も読んでみたい。

インドシナインドシナ
クリスチャン・ド モンテラ Christian de Montella 長島 良三

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ドラマ:春、バーニーズで

西島秀俊にうっとりするためだけのドラマ(笑)
そもそも、その目的の西島君も
このドラマでは何だかおっさんくさい…

筒井(西島秀俊)は、仕事先で出会った瞳(寺島しのぶ)と結婚する。
瞳には離婚経験があり息子・文樹もいたが、
瞳の母・正子(倍賞美津子)、
瞳の妹で売れない画家の紗江(栗山千明)との関係も良好で、
結婚生活に不満はなかった。
そんな春の昼下がり、新宿のバーニーズ・ニューヨークで、
筒井はかつて同棲していたオカマ・閻魔(田口トモロヲ)と偶然、再会する。

前半45分、退屈。
オカマの田口トモロヲさんが出てきて、
「お、こりゃ、ドロドロするかな」とちょっと期待するも
結局、ドロドロせず、また退屈。
そもそも、吉田修一の小説が退屈なのだ。
このドラマの原作は読んでいないが…
その中で光っていたのが、オカマ役の田口トモロヲさん。
あのオカマ・閻魔を主人公に、別のストーリーでドラマを作ってほしい。

公式HP

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映画:スイミング・プール

スイミング・プール 無修正版

スランプ中の英国のミステリー作家、サラ(シャーロット・ランプリング)は
南仏にプール付き別荘を借りる。
しかし突然借り主の娘、ジュリ-(リュディヴィーヌ・サニエ)が現れ、
彼女の生活は一変する。

ネットで感想をあちこち見てみると
あのラストについて、一生懸命、謎解きしている人が多いけれど
私は謎のままでいいと思う。
「ミステリーじゃない、がっかり」という感想も多いようだけれど
フランソワ・オゾン監督がそんなバリバリのミステリーを撮るわけもなく。
「まぼろし」は見ていてつらい作品だったけれど
「スイミング・プール」は楽しく見れますね。
リュディヴィーヌ・サニエが惜しげもなく上半身ヌードになっていて
そのスタイルにうっとりしてしまうけれど
シャーロット・ランプリングの大人の色気にもうっとり。
無修正版で見るべし(笑)

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ドラマ:センセイの鞄

センセイの鞄

37歳で一人暮らしの月子(小泉今日子)。
結婚を焦ることもなく、特に恋人を必要とすることもなく、
一杯飲み屋で、1人美味しいツマミと日本酒を楽しむマイペースな女性。
ある日、行きつけの居酒屋で高校時代の国語の教師だった
“センセイ”(柄本明)と再会する。
それから二人はちょくちょく一緒に飲むようになり…

原作は川上弘美の『センセイの鞄』
キャストについては主演以外は前知識なしだったので
センセイの奥さん役が「樹木希林かよっ!(笑)」とか
居酒屋の主人(モト冬樹)の従兄弟がエド山口で
「本物の兄弟かよっ!」とか一人でウケてしまった。

センセイ役、柄本さんじゃ若すぎないかなあと思ったけど
実際に見たら、ぴったりだった。
居酒屋の主人役のモト冬樹さんが原作以上に存在感があって
すごくよかったなあ。
居酒屋も想像通りの店。

でもなぜか、私はこの原作は好きじゃない。
なんでなんだろう?
川上弘美のあざとさのようなものが嫌いなのかもしれない。
そういえば、小泉今日子の髪型が川上弘美そっくりだった。
わざと似せたのだろうか。

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映画:クロエ

Chloe

ボリス・ヴィアンの小説『日々の泡』(『うたかたの日々』)を原作にした映画。

プラネタリウムで働く高太郎(永瀬正敏)と
クロエ(ともさかりえ)は展覧会で知り合い恋に落ちる。
友人にかこまれ幸せな生活を送っていたが
ある日、クロエの肺が睡蓮の花を宿す奇病に罹ってしまう。

はかなくて、キレイで、幻想的な映画。
原作にもかなり忠実だと思う。
しかし原作と映画は別だと思った方がいい。
原作はもっとふわふわしたファンタジックな話だが、
この映画には現実がある。
現代の若者の実態といってもいいかもしれない。
ところどころ、わざとドキュメンタリタッチで撮影しているところがある?
シナリオのセリフがなくて、役者に自然にしゃべらせているような。
英助が酔っ払ってからんでそれに受けこたえする若い女の子たちのセリフと
ラスト、花屋とタバコを吸いながら話す高太郎のセリフが
そんな感じがした。
英助が「働く意味って何?」といったのは私も同感。
楽しく働くならいいが、イヤイヤ働いて、人生を消耗するのは
もったいない。
「遊んで暮らせ」という意味ではなく、
「働くのはあたりまえだから」という考えで働くのはおかしい。

青山真治がカリスマ詩人として出演していた。
映画監督として有名な彼だが、小説もかなりいいらしい。
気になる作家だ。

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ドラマ:自由戀愛

自由戀愛

原作は文章が安っぽくて嫌いなのだが
このドラマはよかった。
「阿修羅のごとく」で木村佳乃が小林薫の秘書で
もしかして愛人なのかもしれないという微妙な立場を
うまく演じていたが、
このドラマでもうまかった。
長谷川京子は全然ダメ。
トヨエツは太宰治をやった時もステキだったけれど
昭和初期の男をやらせると、この人は光る。

大正時代。
清子と明子は女学校時代の同級生。
仲間たちはみな、「結婚するなら自由恋愛で」と
新時代の始まりに夢を描く。
数年後、明子は名家に嫁ぎ、何不自由ない暮らしをしていた。
一方、清子は夫に妾ができ、離婚して実家にもどっていた。
明子は「夫の会社で事務員として働かない?」と清子に薦める。
しかし清子と夫が自由恋愛の関係になってしまい…

原作の最後はあっさりしていてあまり印象に残らないのだが
ドラマは、清子が岩井の家を出た後を大きくもりあげる。
まず、家を飛びだした清子が、父に手渡された新聞記事を片手に
平塚らいてうの講演会を聴くシーンがいい。
まさに、清子が新しい時代の女になる第一歩である。
そして、明子は女優として成功し、フランスへ渡ることになる。
雑誌の編集長となった清子のインタビューを受ける明子。
二人はついに自分たちの手で自分の運命を切り開いたのである。
原作でもここまで描いてほしかった。

WOWOW公式ページはコチラ

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映画:ナインス・ゲート

ナインスゲート デラックス版

世界中の希少本を探す、書籍の探偵コルソ。
彼はある富豪の依頼を受け、世界に3冊しかないという
伝説の悪魔の祈祷書を探していた。
ニューヨークからスペイン、ポルトガルと祈祷書を追って旅するコルソ。
だがそんな彼の周囲では、不可思議な殺人が続発してゆく。

エンド・ロールが流れた瞬間
「えーっ!これで終りなの?」と叫んでしまいましたよ(笑)
picoさん強力プッシュのジョニー・デップ主演。
監督は『戦場のピアニスト』『オリバー・ツイスト』のロマン・ポランスキー。
オカルト・ホラーという分類になっていますが
怖いシーンはないです。
ストーリーはひねりがなくてちょっと退屈。
“謎の女”役の女優がポランスキー監督の奥さん?
あまり表情に変化がないのは神秘的に見せるためというより
演技力がないような気も…
希少本をさがすというストーリーの設定は好き。

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映画:アメリ

アメリ

空想癖のあるアメリ(オドレイ・トトゥ)はモンマルトルのカフェで働いている
22歳の女の子。
現実を見ることが出来ないことに悩んでいたアメリは、
部屋で偶然見付けた、見知らぬ人の宝箱を手にしたことから、
持ち主を探そうを思いつく。
それをきっかけに彼女は人にちょっとしたいたずらをし、
幸せになってもらうことに喜びを見い出すのだった…。

アメリって14才くらいで、子供が大人にいたずらをする映画だと思ってました!
映画を見てびっくり。
アメリは22才の大人の女性だったのね。
思い出したのが『下妻物語』
オープニングのあたりの演出とかかなり似てます。
『アメリ』の影響を受けてますね。
とにかく小物やら音楽やら部屋やらがみんなかわいい。
特に音楽がこの映画に与える影響はかなり大きいのではないだろうか。
アメリのいたずらで一番、好きなのは、元気のない父親のために
ドワーフを海外旅行させるところ。
コメント書いていたら、サントラとかDVDとか本とかほしくなってきた!

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映画:マンハッタン・ラプソディ

マンハッタン・ラプソディ

バーブラ・ストライザンドが監督&主演したラブ・ロマンス。
男性とロマンティックな体験をしたことがないまま中年になってしまった
ローズ(バーブラ・ストライサンド)は
大学教授のクレゴリー(ジェフ・ブリッジス)と結婚することになる。
だが、グレゴリーは極度の女性不信に悩まされており、
美人を見ると気分が悪くなるという精神的な問題を抱えていた。
二人は結婚するが、グレゴリーは性的関係を決して持とうとしない。
そのため、ローズは不満をつのらせてゆく。

ストーリーはかなり微妙。
ジェフ・ブリッジスが好きなので見た。
バーブラ・ストライサンドって歩く時、ぴょこぴょこ歩くよね?
ベット・ミドラーに似てると思った。
最後の踊るシーン、いらない。
2人がどうして、本当の愛に気がつくのか
もっと深く描いてほしかった。

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映画:耳に残るは君の歌声

耳に残るは君の歌声

時は20世紀前半、ロシアに生まれたユダヤ人少女フィゲレは
幼いころに父と生き別れ、ユダヤ人迫害を逃れてイギリスに移住し、
スージーという英国風の名前に変えられ、
母国語を使うことも禁止される。
やがて成長したスージー(クリスティーナ・リッチ)は、
パリで歌手として生計を立て始めるが…。

ネットで感想を検索するとイマイチという評価も多い。
確かにスージーにこれといった危機がないので
あまりハラハラしないし
ストーリーも単調かもしれない。
でも、映像は美しいし、何しろ音楽がいい。
早速、サントラを買ってしまった。
ただ、ラストがあっけない。
もうちょっと、ジョニー・デップとどうにかしてほしかったな。

ところで、主役のスージー、どこかで見たことあると思ったら
「アリー・マイ・ラブ」に出ていたロリータ弁護士、ライザ・バンプだーっ!!
でもって、え?なんですと?
あの「アダムス・ファミリー」のウェンズデーなのっ!
アリーを見てた時、全然、気がつかなかったよ。
大きくなったなあ。

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映画:みんなのいえ

みんなのいえ スタンダード・エディション

30代半ばの脚本家夫婦の役が
ココリコ田中と八木亜希子。
二人はセンスのいい新居を建てようと、
新進気鋭のインテリアデザイナーの唐沢寿明に
設計を依頼する。
一方、施行は八木亜希子の父で
大工の棟梁である田中邦衛に依頼。
海外の建築様式に精通しデザインに妥協を許さない唐沢と
とにかく頑丈な和風建築を建てようとする田中邦衛は
ことごとくぶつかる。

家の設計の話が地味だし
ところどころ、つまらなくてだれてしまう箇所あり。
八木さんも地味だし…
その中でココリコ田中が、優柔不断な夫を
とてもうまく演じていた。
『ラヂオの時間』の出演者がちょこちょこ出ていたのも
おもしろかった。
嵐の夜、田中邦衛が「俺は日本の大工だ」というところでは
ちょっと感動して泣きそうになった。

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映画:ベルヴィル・ランデブー

Belleville

ベルヴィル・ランデブー

戦後まもないフランス。
おばあちゃんは孫と二人暮らし。
ある日、内気で友達もできない孫のシャンピオンに
三輪車をプレゼントする。
そしてシャンピオンは大人になりツール・ド・フランスに参加するが…


フランスのアニメーション。
2003年、カンヌ国際映画祭特別招待作品としてプレミア上映され
世界各国の映画賞を総なめにしました。

かわいいおばあちゃんにきゅんきゅんします。
私は死んだおばあちゃんを思い出して号泣しました。
スウィング・ジャズな音楽もいいです。
DVDとサントラがほしくなりました。

公式HP

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ドラマ:対岸の彼女

Taigannokanojo

角田光代の小説をWOWOWがドラマ化。
公式HP
原作を読んでいなかったので、
てっきり子供時代の二人が大きくなって
財前直見と夏川結衣になったんだと思っていたよ!
それも、不良っぽい子供の方が財前直見で
おとなしい子の方が夏川結衣。
何かの事情で、お互い再会しても、わからないのかと…

堺雅人、好きなのに、今回は妻の気持ちがわからないダメ亭主(笑)
夏川結衣が働くことに反対で、
「もっと役にたつ仕事があるだろ」とかいっちゃいます。
そこで、夏川結衣が「私は役に立ってないっていうの」と
子供がこぼした料理を拾いながら、泣きます。
男ってホント、バカだなあ。

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映画:オリエント急行殺人事件

オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション

アルバート・フィニーのポワロが怖い。
ポワロというよりむしろヒトラー。
やはりポワロはデビッド=スーシェでしょう。
そして声は熊倉一雄!

オリエント急行、いつか乗ってみたい。
オリエント急行公式HP(日本語です)

ちなみに現在、国内で走っている寝台特急は以下の通り。

あかつき(京都-長崎)
あけぼの(上野-青森:上越線経由)
出雲(東京-出雲市:山陰線経由)
カシオペア(上野-札幌)
サンライズ出雲(東京-出雲市:伯備線経由)
サンライズ瀬戸(東京-高松)
トワイライトエクスプレス(大阪-札幌)
なは?(京都-熊本)
日本海(大阪-青森・函館)
はやぶさ(東京-熊本)
富士(東京-大分)
北斗星(上野-札幌)
北陸(上野-金沢:上越線経由)

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映画:日の名残り

日の名残り コレクターズ・エディション

原作の雰囲気そのまま。
ええっ、これって
TVドラマ用の脚本を改稿した同名小説。
なのっ?
もともとはドラマ用だったんだ。
そのドラマも見たいなあ。
アンソニー・ホプキンスのスティーブンは完璧でした。
やっぱり英国で演劇やっていた俳優は違うなあ。
でもちょっとラストがバタバタで、原作にある
しみじみした感じがちょっと足りなかったように思います。
これはDVD、買っちゃおうかなあ。
映画しか見ていないかたは原作を読まれることを
是非、オススメします。

日の名残り

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映画:社長紳士録

Syatyosinsiroku

森繁久弥が社長。
マジメな部下が小林桂樹と加東大介。
お調子者の部下が三木のり平。
ホモのお得意先社長がフランキー堺。

大正製袋の新社長・小泉礼太郎(森繁)は、
鹿児島で契約破棄との知らせで急ぎ九州へ出張。
ライバル社との争いにしのぎを削るはずが、
社長は芸者とホテルにしけこもうとする。
が、そこでばったり部下たちと出くわして・・・。

森茂久弥と部下たちのやりとりがすっごくおかしくて
お腹を抱えて笑ってしまう。
旅があり、笑いがあり、恋があり。
寅さんの原型という感じがします。
マジメな森繁久弥が、
女のこととなると途端にだらしくなるのがまたおかしい。
三木のり平にいいよるフランキー堺もうまい。
他に何本もシリーズがあって、パターンは同じなんだけど
4人が出てくるだけで、もうクスクス笑ってしまいます。

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映画:2046

ウォン・カーウァイ スペシャルコレクション / 『2046』<=>『in the Mood for Love ~花様年華』

1960年代の香港。
売文業で生計を立てる男、チャウ(トニー・レオン)
行きずりの女たちとの夜を繰り返すチャウは、
宿泊先のホテルのオーナーの娘・ジンウェン(フェイ・ウォン)と親しくなる。
ジンウェンは日本人青年(木村拓哉)との叶わぬ恋に打ちのめされていた。
その悲恋に心を揺さぶられたチャウは、
彼女たちをモデルにした近未来小説を書き始める。
小説の主人公(木村拓哉)は、美しいアンドロイドとミステリートレインで旅をする。
目指す場所に辿り着けば、失われた愛が見つかる。
その場所の名は、2046。

映像と音楽は美しい。
もっと近未来やミステリートレインの描写が多いと思っていたので
ほとんど香港が舞台だったのが残念。

要はトニー・レオン演じる主人公が、どんな女と恋をしたかという話。
その相手として女優がたくさん出てくるのですが
顔が似ていて、誰が誰やら。
コン・リーが謎のギャンブラーでしょ。
フェイ・ウォンが、宿屋の長女でキムタクと恋するでしょ?
チャン・ツィーは隣の部屋に住んでいた女?

そうか!
私は「花様年華」挫折したけど。
あれを見ておいた方が、理解できたんですね。
機会があったら再度、見てみたいと思います。

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映画:恋の門

恋の門 スペシャル・エディション (通常版)

以前、kyokyomさんに教えてもらった漫画「恋の門」
それを原作にした映画。
松尾スズキ初監督作品。

蒼木門(松田龍平)は石で漫画を描く自称「漫画芸術家」
当然、食えない。
証恋乃(酒井若菜)は昼はOLだが実はコスプレマニアであり
同人誌の漫画家。
そんなふたりが、恋に落ちる。
だが「芸術」と「オタク」という相反する感性同志がぶつかりあい
惹かれあうと同時に反発しあう。

キスシーンと吐くシーンがやたら多い(笑)
後半20分はいらなかったんじゃないかなあ。
ちょっとだらける。
キャストがやたら豪華。
田辺誠一が出演してたのに、気づかなかった!
原作の漫画も読んでみたい。
私は芸術か金かといえば、絶対、芸術。
金を持て余して、いいクルマにのっておいしいもの食べて
それでも退屈している人より
門の方が、絶対、幸せだ。

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映画:ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 特別版

原作を読んだのにすっかり内容、忘れてる(・∀・;)
まあ、原作を忘れてるくらいの方が二度楽しめていいのかもしれない。
そういえば、昨年、買った『不死鳥の騎士団』は
パッケージさえあけてないなあ。
読まなくちゃ。
しかし、ダニエル・ラドクリフ君をはじめ、
みんな、あっという間に大人になっちゃいましたね。
このメンバーのまま、最終シリーズまで、撮影することができるのでしょうか。

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June 01, 2006

映画:ベイブ

ベイブ

収穫祭の賞品として農場にもらわれてきた子ブタのベイブ。
牧羊犬のフライは自分の子供たちと同じようにベイブを可愛がってくれる。
ある時、農場主のアーサーは、ベイブの才能に気づき
牧羊犬コンテストに出場させることを思いつきます。

ベイブをはじめ、動物たちがかわいいのはもちろんですが、
この映画のツボは無口な農場主を演じた
ジェームズ・クロムウェルではないでしょうか。
いやー、渋い!
のんびりした農場の風景にも癒されます。

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映画:ドラッグストア・ガール

ドラッグストア・ガール デラックス版

クドカンの脚本ということで期待していたのに、
あまりのつまらなさにびっくりした。
途中で見るのをやめた。
YahooMovieに書かれた記事↓に思わずうなずく。

脚本自体は、セリフ、キャラクター、舞台設定、
そしてひとつひとつのエピソードまで、
いかにもクドカン(宮藤官九郎)らしい世界。
だが、あの独特の、弾け飛ぶピチピチ感は、
凡庸で勢いに欠ける映像のために、生命を奪い去られている。
そればかりではない! 
クドカンが大ファンの田中麗奈が主役なのに、
彼女の輝きも鈍い。
もっとかわいく美しく撮れるだろう! 
彼女に惚れる男たちもまた同様。柄本明、伊武雅刀など
個性派の面々が、本当に、ただの汚くブサイクなオヤジに
撮られてしまっている。
ギャグが外れまくり、バラエティ番組のコント芸レベルにしか見えないのは、
決して彼らのせいではない。
次は、センスとノリの合った監督の起用を!

でも、私は田中麗奈は表情のない大根役者だと思うな(笑)

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映画:恋愛適齢期

恋愛適齢期

54歳のバツイチ劇作家、エリカは、娘のボーイフレンドが
63歳の業界人ハリーだと知り、驚きを隠せない。
ハリーは30歳以下の女性にしか興味を持たない
プレイボーイ。
そんなハリーが突然心臓発作を起こし、エリカの別荘で療養することに。
ハリーの担当医となった青年医師ジュリアンは、エリカに一目惚れし、
純粋に想いを伝えてくるが、共同生活を始めたエリカとハリーは
次第に惹かれあい、ついに結ばれる。
しかし、自分の気持ちに戸惑うハリーは、再び若い女性のもとへ…。

オヤジ好きの私だが、この映画に関してはジャック・ニコルソンより
キアヌなんだよなあ。
ハリーがそんなに魅力的な男性に思えない。

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映画:ユー・ガット・メール

ユー・ガット・メール 特別版

キャスリーンは、母親の代から続く小さな絵本の店を
経営している。
彼女は「ショップガール」というハンドルネームを持ち、
顔も知らない「NY152」というハンドルネームの男性と
メールのやり取りをすることを日々の楽しみにしていた。
彼女の本屋の近くに大手の本屋チェーンがオープンするが、
その経営者が実は「NY152」のジョーであった。

脚本は正直、イマイチ。
敵対している二人が、相手を許すあたりが曖昧。
二人がそれぞれの恋人と別れるくだりも、えー、そんなんでいいの?
メグ・ライアンが経営する小さな書店の雰囲気がよかった。
NYの風景を楽しむ映画ですね。

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舞台:メディア

蜷川幸雄×大竹しのぶ メディア

公式HPはコチラ
ギリシア悲劇。
主役の大竹しのぶがヒステリーのおばさんって感じ(笑)
現代語訳にしたのが失敗?
イアソンが生瀬さんというのも…(^^;
平幹二郎の「メディア」が見てみたいなあ。

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映画:ニューオーリンズ・トライアル

ニューオーリンズ・トライアル スタンダード・エディション

原作はジョン・グリシャム『陪審評決』

ある朝、ニューオーリンズの証券会社で銃乱射事件が発生。
犯人は16人を死傷させ、最後には自殺した。
そして、この事件で夫を失った女性セレステが
地元のベテラン弁護士ローアを雇って、
犯人の使用した銃の製造メーカーを相手に民事訴訟を起こす。
2年後、いよいよ裁判が始まろうとしていた。
被告側は、会社の存亡に関わるこの裁判に伝説の陪審コンサルタント、
フィッチを雇い入れる。
彼は早速あらゆる手段を駆使し陪審員候補者の選別に取り掛かる。
やがて陪審員団が決定するが、
その中には謎に包まれた男ニックも含まれていた。

裁判ものなのでダラダラするかと思ったけれど
陪審コンサルタントの仕事ぶりがすごいんですよ。
陪審員にどんな弱点があるのか、あらゆる手段を使って
さぐりだすんですね。
スピード感があって画面から目が離せなかった。

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映画:赤目四十八瀧心中未遂

赤目四十八瀧心中未遂

原作は車谷長吉。

「私」はアパートの一室でモツを串に刺し続けた。
向いの部屋に住む女の背中一面には、迦陵頻伽の刺青があった。
ある日、女は私の部屋の戸を開けた。
「うちを連れて逃げてッ」―。

主役の俳優のしゃべりかたがどうも気にくわない。
この映画で抜擢された新人のようだ。
大楠道代さんが迫力あってよかった。
たけしの「座頭市」の時より、断然、いいと思った。

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ドラマ:4TEEN

4TEEN スペシャル・エディション

原作は石田衣良。

月島中学に通うテツロー・ダイ・ジュン・ナオトは同級生。
様々な人々と出会い、少しずつ大人になっていく。

小説で読んだら、あまりにいい話なので、くどく感じたかもしれない。
映画では少年を演じた4人がフツーな感じでよかった。

Continue reading "ドラマ:4TEEN"

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映画:約三十の嘘

約三十の嘘 特別版

大阪駅に集まった5人の詐欺師。
これから豪華寝台特急「トワイライト・エキスプレス」
に乗り札幌へ向かう。
札幌で偽の羽毛布団を売り、一儲けしようという魂胆。
プロジェクトは成功し、手元には大金。
しかし帰りの列車内で…

正直、これだけの役者がそろって、このストーリーはもったいない。
「ずっと列車内ってどうなの」と思ったら、
もともとは舞台の脚本だったのですね(納得)
クレイジーケンバンドの音楽と、豪華な列車の雰囲気はよいです。

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映画:下妻物語

下妻物語 スペシャル・エディション 〈2枚組〉

嶽本野ばら『下妻物語』の映画化。

茨城県の下妻。
牛が歩くのどかな田舎。
田んぼのまんなかを
ひらひらのロリータファッションで歩く桃子(深田恭子)
そしてひょんなことから桃子と知り合ったヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)
そんな二人の友情物語。

って書いてしまうとつまらないけれど、
主役以外でも桃子の父親役に宮迫さんとか母親役の篠原涼子さんとか
阿部サダヲさんとか荒川 良々さんとか、みなさんいい味、出してます。
桃子が着ているBabyというブランドって実在するのね!
着てみたいかも(笑)

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