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June 02, 2006

ドラマ:自由戀愛

自由戀愛

原作は文章が安っぽくて嫌いなのだが
このドラマはよかった。
「阿修羅のごとく」で木村佳乃が小林薫の秘書で
もしかして愛人なのかもしれないという微妙な立場を
うまく演じていたが、
このドラマでもうまかった。
長谷川京子は全然ダメ。
トヨエツは太宰治をやった時もステキだったけれど
昭和初期の男をやらせると、この人は光る。

大正時代。
清子と明子は女学校時代の同級生。
仲間たちはみな、「結婚するなら自由恋愛で」と
新時代の始まりに夢を描く。
数年後、明子は名家に嫁ぎ、何不自由ない暮らしをしていた。
一方、清子は夫に妾ができ、離婚して実家にもどっていた。
明子は「夫の会社で事務員として働かない?」と清子に薦める。
しかし清子と夫が自由恋愛の関係になってしまい…

原作の最後はあっさりしていてあまり印象に残らないのだが
ドラマは、清子が岩井の家を出た後を大きくもりあげる。
まず、家を飛びだした清子が、父に手渡された新聞記事を片手に
平塚らいてうの講演会を聴くシーンがいい。
まさに、清子が新しい時代の女になる第一歩である。
そして、明子は女優として成功し、フランスへ渡ることになる。
雑誌の編集長となった清子のインタビューを受ける明子。
二人はついに自分たちの手で自分の運命を切り開いたのである。
原作でもここまで描いてほしかった。

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