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June 02, 2006

映画:クロエ

Chloe

ボリス・ヴィアンの小説『日々の泡』(『うたかたの日々』)を原作にした映画。

プラネタリウムで働く高太郎(永瀬正敏)と
クロエ(ともさかりえ)は展覧会で知り合い恋に落ちる。
友人にかこまれ幸せな生活を送っていたが
ある日、クロエの肺が睡蓮の花を宿す奇病に罹ってしまう。

はかなくて、キレイで、幻想的な映画。
原作にもかなり忠実だと思う。
しかし原作と映画は別だと思った方がいい。
原作はもっとふわふわしたファンタジックな話だが、
この映画には現実がある。
現代の若者の実態といってもいいかもしれない。
ところどころ、わざとドキュメンタリタッチで撮影しているところがある?
シナリオのセリフがなくて、役者に自然にしゃべらせているような。
英助が酔っ払ってからんでそれに受けこたえする若い女の子たちのセリフと
ラスト、花屋とタバコを吸いながら話す高太郎のセリフが
そんな感じがした。
英助が「働く意味って何?」といったのは私も同感。
楽しく働くならいいが、イヤイヤ働いて、人生を消耗するのは
もったいない。
「遊んで暮らせ」という意味ではなく、
「働くのはあたりまえだから」という考えで働くのはおかしい。

青山真治がカリスマ詩人として出演していた。
映画監督として有名な彼だが、小説もかなりいいらしい。
気になる作家だ。

コメント
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Unknown (まき) 2006-03-10 21:46:39

見たんですね。
私は1番に岡崎京子がキューティーで連載しているときに「うたかたの日々」を知りました。岡崎京子の現実離れした浮遊感覚とマッチしていた内容だったけれど、どうしても、クロエが好きになれずにいました。
その後、イギリス版の映画を見たときは映像はキッチュだけれど、今ひとつ、乗り切れず、原作に。原作はその3作品の中で、1番共感というか納得がいくものだったのですが、やはり、クロエが好きになれずに、恋愛青春小説で好きな人の為に色々と頑張る姿には心に残るものがあったのですが、それで終わってしまったような。
その後にクロエを見て、やっと、好きになれるクロエを見つけたと。
クロエ自身が他の作品だと好きな人を思いやる姿が見えなかったのが、この映画だとはっきりと見えるあたりが好きで、だから、病気になった辺りから見ている方も苦しくなるという共感が得られるというか。
私はそういうところが好きでした。

青山真治のパルトル役ってなんか、ぴったりなイメージで見ているとき、ちょっと、笑ってしまいました。

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Unknown (pico) 2006-03-11 12:32:00

確かに!これは、小説とは別ものですね。
利重さんの作品は、映画を撮ってる間に、にじみでてくる何かを生み出すのがうまいなぁと思います。
演劇効果というか、その時でしかうまれないようなリアルな質感。
それが、虚構の中でふっと沸き立つので、現実が浮遊するのがおもしろいなぁ~と感心してみてしまいます。
ベルリンも不思議~な映画でした。

青山真治さんは、ほんとーにはまり役でしたね。(笑)
スピリチャルなものを書いてるので、ああなってもおかしくない。ところが恐いです。
ドラマなんですけど、
青山監督がとった私立探偵 濱マイクシリーズの「名前のない森」を思い出しました。
本は、「月の砂漠」が一番好きかな。

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Unknown (まき) 2006-03-11 21:17:21

↑でpicoさんが書いている私立探偵濱マイクシリーズは見ていました。
私は青山真治よりも利重の最終回を思い出しました。
やはり、切ないストーリーだったと。

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わ~♪まきさん! (pico) 2006-03-12 09:28:08

そうですそうです。「ビターズエンド」!
私も、あのシリーズでは、あれが一番好きです。
2番目が、行定監督の「サクラクサクヒ」
3番目が、青山監督の「名前のない森」でした。

って、LINさん、クロエからはなれちゃってすみません。
濱マイクシリーズ、おもしろいので、ぜひごれんくださいませ♪
原作、林海象もおすすめです。

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すみません。 (pico) 2006-03-12 09:30:10

興奮しすぎました。
ミスタッチです。。。

×ぜひごれんくださいませ
○ぜひごらんくださいませ

すみません。

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Unknown (LIN) 2006-03-12 11:37:24

濱マイクでもりあがってますね(*^^*)
私、見てないんですよー。
でもEgoWrappinの主題歌はよくカラオケで
歌ってました。
歌うとむずかしいんだよね。

>まきさん
あー、そうかも。
クロエが好きになれない気持ち、わかります。
人を呼びかけるときの「あんた」って翻訳も
よくないのかも。
今、フランス語を勉強しているのですが
これは、多分「tu」っていってるんだと思うの。
「tu」の方が音としても断然、美しいですよね。
でも岡崎京子さんのマンガもイギリス版映画も
見てみたいな。

>picoさん
「スイミングプール」見終わりました。
近いうちに感想を書きますね。
今日は久世さん追悼ってことで
「センセイの鞄」放送しますね。
録画しなくちゃ。
「クロエ」は原作とは切り離して
映画としてよかったと思います。
青山さんって、監督もやって作家もやって
俳優としても才能があるなんてすごいですね。
近いうちに、小説を是非、読んでみたいです。

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Unknown (LIN) 2006-03-12 11:44:29

原作の料理人ニコラは、
映画だとあのオカマの人ってことなのかしら?

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Unknown (まき) 2006-03-13 09:09:44

ニコラっぽい役柄は「クロエ」にはいないですね。
おかまちゃんかもしれないですね。

「スイミングプール」は私にとって?が残る映画だったのですが、2人の女優が2人ともステキだったなぁと。
「センセイの鞄」は途中から見たのですが、良かった記憶があります。

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Unknown (LIN) 2006-03-13 10:33:20

>まきさん
「スイミング・プール」「センセイの鞄」感想をUPしました。
「スイミング・プール」よかったです。
脳が小説脳なので、あんまりスピード感のある映画は
ついていけないのです(笑)
人によってはあの映画はあまりに動きがなくて
つまらなく感じるかもしれないけれど
小説を読む感じに近いスピードだと思いました。
「センセイの鞄」、原作にはちょっとあざとさを感じて
私は苦手なのですが、映画はそういうのがなかったですね。
演出である久世さんマジックか、はたまた出演者の魅力なのか。
モト冬樹さんがステキでした。

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Unknown (ざれこ) 2006-05-01 00:49:44

こんばんは。ざれこです。
映画の方のブログもやってるので、TBに参上しました。今後ともよろしくお願いします。
この映画大好きできてみたら、濱マイクで盛り上がっててこっちまで盛り上がってしまいました。どれだけ視聴率低かろうが全部観ましたよ私は(笑)ついでにその頃はエゴラッピンのライブも行きました。一時期どっぷりでした。

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Unknown (LIN) 2006-05-02 11:57:42

>ざれこさん
ご訪問ありがとうございます♪
おー、ざれこさんも映画ブログをやっていらっしゃるのですね。
私は映画か本かというと、本をチョイスしてしまうので
見る本数はすっごく少ないんですけど、
どうぞよろしくお願いします。
濱マイク、おもしろそうですよねー。
見た~い。
再放送しないかな。
(あれ?視聴率は低かったんですか?)

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