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第27回「ウォーターワールドを描く本」 »

September 07, 2006

高村薫の新連載キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

亀は意外と速く泳ぐ デラックス版

LSTYさんに紹介していただいた
「亀は意外と速く泳ぐ」を見た。
シティボーイズの舞台の脚本を書いている
三木聡さんの監督作品。

何をやっても目立たない平凡な主婦(上野樹里)が
スパイ募集の貼り紙を見つける。
スパイのミッションはなんと「平凡に過ごす」ことだった。

インテリアや音楽が、アメリっぽくてかわいい。
スパイは、結局、あんまり関係ないので
「え?スパイもの?」と思わない方がいいです。
ネットで検索すると、駄作と書いている人もいるけれど
私はすごく好き。
予算をかけ、強いヒーローや美しいヒロインが登場する映画より
等身大の人間を描いた映画が好きなのかもしれない。小説も…

買った本は

・『象られた力』by飛浩隆

象られた力

まだ本が2冊しか出てないSF作家。
でもベテラン。
『グラン・ヴァカンス』は今月末、文庫化されるので
それを待つことにしよう。

・『有閑マドモワゼル』by長谷部千彩

有閑マドモワゼル

エルメスとか歌舞伎とか出てくるバブルなエッセイは
好きじゃないのだが、
著者の夫が小西康陽氏だという理由で買った。
(ピチカートですよー)
それから、解説と写真が片岡義男だから。

・『純粋理性批判殺人事件』byマイケル・グレゴリオ

純粋理性批判殺人事件〈上〉

哲学者カントが探偵役の歴史ミステリーというふれこみ。
こういうのはハズレだと思いっきりハズレだったりするので
とりあえず上巻のみ。

・『考えるヒント』by小林秀雄

考えるヒント

コバヒデを読む、読むといって全然、読めてない…

・『銀河ヒッチハイク・ガイド』byダグラス・アダムス

銀河ヒッチハイク・ガイド

SFづいております。
先月、シリーズ最終巻の『ほとんど無害』が発売されたばかり。
“銀河バイパス建設のため、ある日突然、地球が消滅。
どこをとっても平凡な英国人アーサー・デントは、最後の生き残りとなる。”

なんておもしろそうな設定なんでしょう!

そして…
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
高村薫の新連載!
新潮です。
タイトルは『太陽を曳く馬』
ココで冒頭を立読みできます。
な、なんと、しょっぱなから合田が登場。
私はそんなに合田に思いいれはないですが
合田ファンは感激でむせび泣いていることでしょう。
高村さんが、編集部に
「先生、ここは、読者をがっつりつかむためにも
合田を出しておきましょうや、いっひっひっ」
とかいわれて、無理矢理書いたとかじゃないと
いいけど…
私は多分、年間購読予約することになると思います。

新潮 2006年 10月号 [雑誌]

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Comments

あ。『象られた力』、購入されたのですね。
LINさんのレビューが楽しみです。

Posted by: ne_san | September 08, 2006 at 02:07

 えー、歌舞伎はバブルかー?すっごくエコノミーだと思うんですけど。だって、幕見なら600円からですよ!今、生の舞台が600円で見られるってないですよ。指定席だって、3階席なんかは2500円。2500円で4-5時間楽しめるってすごいですよ。

 と、布教しておこう。

 「亀」気に入って頂けて良かったです。終盤は冗長ですが、なかなか良い映画だと思います。僕が好きなのは「最後の別れ」に関する台詞。その人が死ぬ前、最後に合った時っていうのは、その時に意識するわけではなくて、その人が死んだ時に「あー、あれが最後だったんだ」と思うような物だ、っていう、あそこら辺、好きです。

Posted by: LSTY | September 08, 2006 at 09:16

>ne_sanさん
やっと買いました(・∀・;)
上にも書きましたが、『グランヴァカンス』は文庫化を待ちます。
でも、「おお、この作家、いい~」と気持ちがもりあがっても
2冊で終わってしまうのね(笑)
あ、グランヴァカンスの続きが出るんでしたっけ?

Posted by: LIN | September 08, 2006 at 11:06

>LSTYさん
>えー、歌舞伎はバブルかー?
いやいや、もちろん、そういう庶民的な側面もあるけれど
バブルな人たちは基本、2万円近い桟敷席で、幕間でお弁当食べてって
見るわけですから。
やっぱり我々、庶民の味方は落語ですよ。
でも、これは、バブルの頃、私が感じた歌舞伎のイメージなので
もしかすると、最近は、違うのかもしれないですね。
亀、よかったです。
LSTYさんのコメントを読んで、気づきましたが、
スズメの独白でストーリーが進んでいくという形が好きなのかもしれない。
小説を読むように楽しめる。
シティ・ボーイズの舞台も、独白ではないけれど
何か小説的なものを感じるんですよねー。
なんでだろう?

Posted by: LIN | September 08, 2006 at 11:23

こんにちは。
『有閑マドモワゼル』by長谷部千彩
小西康陽さんの奥さんですか。読んでみます。
ピチカート・ファイヴ、好きでした。というか今でもけっこう聴きます。
初期の曲でも全然古臭くないですね。すでにエヴァーグリーンだと思いますです。


『象られた力』by飛浩隆
これ面白かったです。
『グラン・ヴァカンス』も文庫化ですか。
人格を持ったAIたちが戦うさまが、ダン・シモンズ「ハイペリオン」を連想させました。

Posted by: 木曽 | September 08, 2006 at 18:22

>キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 高村薫の新連載!
ふふ、LINさんすごく嬉しそう。
でも合田に思い入れがないってちょっと意外です。
『太陽を曳く馬』という題名は、アポロン神の乗り物を思ってしまいました。

Posted by: kyokyom | September 08, 2006 at 19:30

こんばんは。
>『純粋理性批判殺人事件』
ちょっと興味があります。
カントならではシーンも出てくるのでしょうか。たとえば、
1秒の狂いもなく時間きっかりに行動するとか、
食事には必ずチーズが出てくるとか、
どんなに押し迫った場面でも、「もう就寝の時間ゆえ失礼」
などと言って寝てしまうとか、
独身なので女性の扱いには慣れていないとか、
「この事件の核心、すなわち物自体を直接認識することは不可能である。
従って、周辺の現象から接近しなくてはならない」
などと理屈をこねて周囲を混乱させるとか、
事件の検証に遠出しなくてはならないのに、
「ケーニヒスベルクから出る気はない」と絶対に動こうとしないとか、
そんな感じなら、面白そうかな、なんて思います。

Posted by: 多摩のいずみ | September 09, 2006 at 03:29

>木曽さん
ピチカート・ファイブ、いいですよねー。
そうそう、今、聴いても、全然、古くない。
『有閑マドモワゼル』深いです。
最初、そこらにあるエッセイと一緒にしちゃっててごめんなさい、
って感じです。
ああ、でも男性が読むとどうなのかなあ。
感想、楽しみにしています♪
飛浩隆、読んでおられましたか!
『ハイペリオン』も!
なにげにたくさん読んでいらして、木曽さん、すごい。
そうなんです、『グラン・ヴァカンス』文庫化です。
10月には『ラギッド・ガール 廃園の天使』が出ます。
『グラン・ヴァカンス』の続きなのかな?

Posted by: LIN | September 09, 2006 at 08:56

>kyokyomさん
うふふ、嬉しそうでしょう?
何しろ、高村さんは寡作の人なので。
合田はもちろん好きなんだけど、
高村ファンの方に多い、義兄、加納とのボーイズラブ的要素が
ちょっと苦手なんです(・∀・;)
高村さんはそのあたり意識して書いているのかなあ。
書いているんだろうな(笑)
合田というより、むしろ高村薫に抱かれたいです、私は(笑)
>アポロン神の乗り物を思ってしまいました
私も「あるタカムラーの墓碑銘」さんのところで知ったのですが
パエトーンの神話というのがあるそうですね。
http://blog.goo.ne.jp/karanawakana/e/b51e83529b69c1e769900a9c860390aa
しかし、今回はそれとはどうも関係がないようです。

Posted by: LIN | September 09, 2006 at 09:05

>多摩のいずみさん
ネットで検索したら、どうもカントはあまり活躍しないらしいです(・∀・;)
でも、哲学の話は出てくるようです。
どうなんでしょうか。
バカミスじゃないといいですけど…
多摩のいずみさんは、当然、『純粋理性批判』をお読みになっているのでしょうね。
すごいなあ。
カントの特徴をいろいろ書いていただきましたが、
私、そういう男、嫌いじゃないかも(笑)

Posted by: LIN | September 09, 2006 at 09:13

高村薫新連載キターっ!!ですね、、。
合田が出ても、雑誌媒体は、文学っぽいなぁ、、。
まぁ、いいけど。
無理して、シリーズ物を書かされていたり、
アメリカの作家で、リーガルサスペンスを悲鳴をあげながら
書いている人もいますが、
 なんとなく、読者に伝わりますからね、、。
書きたいものを書いてくれるのが、一番です。

Posted by: indi-book | September 14, 2006 at 00:14

>indi-bookさん
ねっ、キターですよね。
>文学っぽいなぁ、、。
『晴子情歌』『新リア王』に続く作品なので、多分、内容も文学っぽいかと…(・∀・;)
>無理して、シリーズ物を書かされていたり
ああ、やっぱり、そういうことってあるんですね。
コナン・ドイルも、一度はシャーロック=ホームズと決別したけれど
また書き出したんですものね。
無理矢理かどうかはわかりませんが。
>書きたいものを書いてくれるのが、一番です。
ホントですね。
最近の作家は編集者のいいなりのような気がするのですが
高村さんにだけは、好きなように書いてほしいなあと思います。

Posted by: LIN | September 14, 2006 at 10:40

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