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October 12, 2006

“和もの”か“翻訳もの”か?

本好きのためのSNS「本を読む人々。」
動きが落ち着きつつある。
参加人数は増えているのに、なぜかコミュニティの書き込みは
それほど増えていないという…(笑)
コミュニティで積極的に知らない人と語りあうよりも
日記を書いたり、
あくまでも知っている人同士だけでもりあがるというのが
日本人気質なのかなあ。

ホンヤクモンスキというコミュ(翻訳もの好きな人々が集まったコミュ)では
「“和もの”か?“翻訳もの”か?」という議論があって
それがちょっとおもしろかった。
もっと議論してほしかったのに沈静化してしまった(笑)
日本語の美しさを訴える“和もの”好きのみなさんと
堀江敏幸の存在を知らなかったというホンヤクモンスキのみなさん。
私も、そんなに“翻訳もの”を読んでいるというわけではないけれど、
“和もの”に失望している今、“翻訳もの”を読むしかないかという感じ。
“和もの”も昭和の作家はいいけど、平成の作家がねえ…
そんな私は松本清張を読書中。
アガサ・クリスティ全巻読破プロジェクト展開中なのだが、
松本清張も全巻読破をめざしちゃおうか!?

~「本を読む人々。」で紹介されて気になった本~
『作家の値うち』by福田和也
『アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ』
byモフセン・マフマルバフ
『散歩のとき何か食べたくなって』by池波正太郎
『火の路』by松本清張

●今夜のオススメTV番組
Sigotonoryugi

今夜の「プロフェッショナル~仕事の流儀」は編集者の石原正康さん
「プロフェッショナル~仕事の流儀」はNHKで木曜日、22時から放送されている番組。
脳科学者茂木健一郎さんが司会で、
第一線で活躍するプロの仕事に密着するドキュメンタリー。
今夜のゲストは編集者の石原正康さん。
村上龍「13歳のハローワーク」や天童荒太「永遠の仔」など
ミリオンセラーを連発してきた石原さんだが
編集者の勝負どころは、原稿を最初に読んだ後に告げる言葉と、
作家が書けなくなったときにどうするかという2つだという。

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Comments

>「“和もの”か?“翻訳もの”か?」という議論があって

えー、そんなのあったんですか?
知らなかったー。
興味あるので覗いてこよう!

Posted by: TRK | October 12, 2006 at 12:36

仕事の流儀情報ありがとうございます!
LINさんの情報を読まなかったら、今日は寝てたかも・・・。
みます。

Posted by: るちあ | October 12, 2006 at 18:39

Linさん、実は私も今松本清張を読んでるんです。奇遇!「点と線」を読んではまってしまいました。私も読破したいです。ちなみに池波正太郎の「散歩のときに何か食べたくなって」は主人の愛読書です(笑)池波先生って大食漢なんですよ。朝からそんなもん食べるか!っていうのがあっておもしろいです。

Posted by: Miwako | October 13, 2006 at 04:15

>TRKさん
場所、わかりました?
トピは立ってなくて、“ホンヤクモンスキ”コミュの“雑談”トピの
11日のあたりですね。
TRKさんはどうお感じになったでしょうか?
トピを立てて、みんなでもっとつっこんだ議論をしたいような気もしますね。

Posted by: LIN | October 13, 2006 at 10:07

>るちあさん
ご覧になりました~?
私は録画しつつ、ちらちらと見てました。
今日、ちゃんと見なおすつもりです。
作家と編集者の関係って結構、ウェットなんだなあと私は思いました。
山田詠美は、酒を飲むとさぞからむんだろうなあ(笑)
編集者も大変な仕事ですね。

Posted by: LIN | October 13, 2006 at 10:11

和モノの失望は判ります。
翻訳ものは読むのに時間がかかります(^_^;
『百年の孤独』と『薔薇の名前』をいつか読もうっと。
昨晩の石原氏の本に対する愛情が感じ、作家を育てる編集者の力が弱いだと、思います。
15の秋に『天と線』を一晩で読みました。

Posted by: 美結 | October 13, 2006 at 10:23

>Miwakoさん
おお、Miwakoさんも松本清張、読んでたのねー。
どの作品だろ?
「本を読む人々。」の“ミステリーが好き”コミュに
“松本清張はお好き?”というトピがあるので、
そこでいろいろ語りましょう。
私は考古学がからむという『火の路』を紹介していただいて
新たに注文しました。
先日、『Dの複合』を読み終えたのですが、この結末はちとビミョー(;´Д`)
>「散歩のときに何か食べたくなって」は主人の愛読書
ということはご主人も相当なグルメですね。
私が好きになる男性の条件のひとつにグルメがあります。
「食べられれば何でもいいや」という男とはつきあえん。
でも、格好だけの石田純一みたいなインチキグルメではなく、
本物のグルメがいいです。
理想の結婚相手はエルキュール・ポワロなので(笑)

Posted by: LIN | October 13, 2006 at 10:39

>美結さん
和ものへの失望、ご理解いただけますか!
ナカーマ( ・∀・)人(・∀・ )
>翻訳ものは読むのに時間がかかります
あはは(笑)
多分、翻訳ものに苦手意識をお持ちの方は登場人物の名前じゃないかと
思うのです。
登場人物リストをネットで探したり(これが結構、ネットに落ちているの)
自分で作ったりして、横に置いておくと便利です。
特にロシア系ね(笑)
『薔薇の名前』はオススメですよー。
そのうちといわず、是非、近いうちに。
石原さんと作家の関係は密でしたね~。
でも、山田詠美の酒につきあわされる場面は、あそこまでやるのはどうなの?
と、思いましたが…
『点と線』は名作ですよね。
美結さんもご一緒に松本清張コンプリートめざしません?(笑)
「本を読む人々。」の“ミステリーが好き”コミュに
松本清張トピあります。

Posted by: LIN | October 13, 2006 at 11:07

きゃあ~、私もポワロなの、主人じゃないのよ~!
うちの主人は相当なグルメにしてグルマンです。お料理の腕も相当です。「壇流クッキング」を一番愛しているので、それを見ながらお料理してくれることも。でもね、だから頭にくることもしょっちゅう。あまりにもグルメも考えものです。面倒で、面倒で。

Posted by: Miwako | October 13, 2006 at 11:30

>Miwakoさん
わあ、Miwakoさんもポワロファンでしたか。
グルメでおしゃれで頭がいい、最高ですよね。
背の小ささなんて、全然、気にならん。
私はすらりとした2枚目がキライなので、
今のハリウッド俳優でいいなあと思うのは
トム・ハンクスくらいかなあ。
ジョニー・デップがなんであんなに人気があるのか
わかんないです(笑)
>面倒で、面倒で。
ぷぷ(笑)確かに。
たまには黙ってカップラーメンでも食べてなさいよって感じ?(笑)
でも、お料理してくれるなんていいじゃないですか。
今度、ご主人がこだわりの一品をお作りになったら
是非是非、ブログにupして~♪

Posted by: LIN | October 13, 2006 at 13:39

登場人物の名前を覚えることが難しい場合、「百年の孤独」は読めません。登場人物がかなり多いですし、同じ名前の人も登場しますし、それに、その名前もあまり馴染みのないものばかりですからね… 僕はそのまま読みましたが(しかし、初読は途中で挫折)人物相関図を作りながら読むというのがこの場合一般的らしいです。

登場人物の名前が覚えられないとか、読むのに時間がかかるということが、翻訳ものを避ける理由だというのは、なんだかなあ… な感じです 笑。

日本語の美しさに関しても… 仕事では正しく美しい日本語を使うことを心がけ、リズムや字面(どころか行替えの位置さえも)などにもずいぶんと気を使いますが、読書のときはよほどのことがない限り気になりません。そんなもんでしょ? 遊びだし。

Posted by: ハスヨス | October 13, 2006 at 17:24

>ハスヨスさん
あの議論はもっと発展したらおもしろいのにと思いました。
『百年の孤独』は私は未読ですけど、
登場人物の名前が相当、ややこしいらしいですね。
>翻訳ものを避ける理由
もちろん、それだけじゃないと思います。
そのあたりを、コミュニティでもっとつっこんで話すとおもしろいのではないでしょうか?
あれだと
「“翻訳もの”好きの人にやっぱり“和もの”のよさはわかんないわね」
「“和もの”好きにはやっぱり“翻訳もの”のよさはわかんないんだな」
で終わってしまっちゃったような気がします。
日本語の美しさというのはよく耳にしますよね。
ストーリーよりも、文章を味わいたいということなんだと思います。
それは私もわかります。
井伏鱒二の『山椒魚』なんて、絶対、翻訳ものには
作りえない世界だと思いますもの。
>そんなもんでしょ? 遊びだし。
そうとも限らないのではないでしょうか。
昨夜、上の記事でも紹介した「プロフェッショナル~仕事の流儀」で
編集者の石原さんと司会の茂木さんが、「小説は危険だ」「小説は毒だ」
といってました。
私もどうせ読むなら、そのくらいの小説を読みたいと考えています。
もちろん遊び半分の娯楽小説を読むこともありますが、
小説で人生が変わるくらいの衝撃を受けたいとも思ってますよ。

Posted by: LIN | October 13, 2006 at 18:45

>あの議論はもっと発展したらおもしろいのにと思いました。

そう言われるのであれば、LINさんが自ら参加してくださればよかったのに。
ひそかに待っていたんですよ(笑)


>ハスヨスさん
あそこを読んで書き込みをする私たちは和もの好きでもありますけど、ホンヤクモンスキでもあるわけです。
だから別に避けてませんよ、翻訳物。
一般的には翻訳物はそういう理由でも敬遠されがちだということを言いたかったんですけど、伝わりませんでしたね。

>そんなもんでしょ? 遊びだし。
私もそうは思いません。
それはそれは気になりますよ。


Posted by: せいこ | October 13, 2006 at 20:09

LINさん、こんばんは。
>松本清張 『火の路』
わ~、どうしよう。気に入らなかって、ごめんしてね。
この本、高校の時読みました。出版されて少ししてからです。
あの頃、清張さんの持論「ペルセポリスから飛鳥まで」というの関連で出された小説だったと思います。
ゾロアスター教だから、火の路だったのか?
忘れているので、私も読み直したい~。

確か歴史の部分は好きだったけど(でも、不安なのは自分がその時高校生だった事です。いたいけな、何も知らない。笑)
LINさんのように詳しい方が読まれたら、ご存知の事ばかりでつまらないかもしれませんよー。
その上、最後の事件の解決はイマイチだったような。。
あ~心配です。時間の無駄だったらごめんね。

Posted by: ワルツ | October 13, 2006 at 20:44

登録したこと忘れてました!
『作家の値うち』は、私の好きな小島信夫と古井由吉と阿部和重が軒並み高得点で、なんか腹が立ちました。
翻訳ものなら、とりあえずこのリストを制覇するのがいいと思います。

http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/wl/

『必読書150』よりも、バランスがいいです。

Posted by: kota | October 13, 2006 at 23:39

>せいこさん
すみません、あの時、何もいえなくて…(;´Д`)
もちろん、議論好きの私のことですから、参加したい気持ちでうずうずしていたのですが
正直、ことばが見つからなかったのです。
私は、“和もの”も“翻訳もの”も半々くらいで読むので、
どちらかを読まない理由というのが、思いつかなかったのです。
で、みなさんの議論がもりあがるのを拝見したかったわけです。
今も考えているのですが、確かに「カタカナが多いから」という方もいるのですけど
それでは“和もの”好きが頭が悪いようで、シャクですよねえ(笑)
“翻訳もの”は翻訳がダメだと、日本語として通じない文があったりするというのがありますね。
あとは、共感しにくいとか?
たとえば、ミステリーで、日本の警察が登場した場合、
私たちがいつも見ている警察官が登場するわけですからぐっとリアリティがありますが
アメリカの警察は夢物語みたいで、顔が全部、エディ・マーフィーになっちゃうとか?(笑)
ん~、この問題はもうちょっと考えてみますね。
「本を読む人々。」にトピを立ててもいいのですが、
何かあそこってROMの人の方が圧倒的に多い気がする(笑)

Posted by: LIN | October 14, 2006 at 10:19

>ワルツさん
大丈夫、『火の路』は絶対、気に入ります(自信満々)
私の好きな考古学がらみですもの。
先日、『Dの複合』を読んだのですが、
あれはもっと浦島伝説がらみの話をつっこんでほしかった気がしますが。
ワルツさんはお読みになりました?『Dの複合』
>あ~心配です。
ワルツさんがこんなにおびえるなんて
私は普段、どんだけ毒舌なんだと、私の方が心配になってきましたよー(笑)
>最後の事件の解決はイマイチ
推理小説に歴史や考古学をからめると、
どうしてもそうなっちゃう傾向があるみたいですね。
私は歴史ミステリーが好きなので、いろいろ探しているのですが
なかなか「これは!」という作品にめぐりあえないです(つД`)
だから、今回、ワルツさんが『火の路』を紹介してくださって
本当に喜んでいるのです。
ありがとうございました♪

Posted by: LIN | October 14, 2006 at 10:27

おはようございます。昨日読みに行ってみましたよー。
私は翻訳物ってあんまり読んでない方だと思うんで、比べたりとかはできないのですが。

翻訳物って、翻訳して出版するか決める段階で、かなり厳しく振り分けられているのではないのかしら。
つまらないものは最初から翻訳されないから、一定以上のレベルが保たれているということもあるかも?

あと、元ネタ本についてのご意見が面白かったのですが、そういうところこそプロの書評家さんにがんばって欲しいところですね。
系譜を語らなきゃいけないのはプロだと思うんですよねえ。

なーんて、コミュの外で感想を書いちゃって良かったのかな?
まあ、LINさんへのご報告ということでお見逃しを^^

Posted by: TRK | October 14, 2006 at 10:29

>kotaさん
展示会、お疲れさまでした。
一連のことは、ホント、残念ですよね。
これから改善されるといいなあと思います。
あれ?登録って、『本を読む人々。』?
さがしてみようっと♪
>私の好きな小島信夫と古井由吉と阿部和重が軒並み高得点で、なんか腹が立ちました
えー、好きな作家が高得点でなんで腹が立つのですか?
あ!F田和也の方がキライとか?(笑)
リスト、ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
既読は多分、10冊未満…がんばれ、私。
“翻訳もの”か“和もの”かについての議論は、古典は含まれていない気がします。
なぜ“和もの”好きは“翻訳もの”をあまり読まないのか?
なぜ“翻訳もの”好きは“和もの”をあまり読まないのか?
是非、kotaさんにもそのあたりのご意見を伺いたいです。

Posted by: LIN | October 14, 2006 at 10:34

>TRKさん
>つまらないものは最初から翻訳されない
いやいや、新潮クレストあたりは厳選していると思いますが
あとは、“和もの”の出版状況と同じで、数うちゃ当たる方式だと思いますよー(笑)
確かに“翻訳もの”を読んでいる方が、“和もの”を読むと
「あ、これはあれのパクリじゃん」って思うのかもしれないですねー。
でも海外で、村上春樹に影響された作家なんていうのもいますし、
そういうのはお互いさまだと思うんですよ。
>コミュの外で感想を書いちゃって
あそこって圧倒的にROMが多くないですか?(ひそひそ)
コミュに積極的に書き込みしてる人たちって、もともとブログの知り合いだった人が多いですし。
いや、もしかするとROMさえしてなくて、淡々と日記を書いているだけとか
登録しただけという人も多いんだろうなあ。
お、私は参加していませんが「明治・大正・昭和の文豪」トピはもりあがってますね(*^^*)

Posted by: LIN | October 14, 2006 at 10:52

外の外から。
翻訳もので名作は既読は少ないです。
時間がかかる理由は、うまく文章が追えないのです。
今年読んだ『ゲド戦記』(4冊)も、対象年齢が中学生以上なのに、和ものより時間がかかっていました。
かねがね読みたいと思っている『嵐が丘』も、実家に2種類あったので、読み出しますが、乗れません。
和洋問わず、2段組は読みこなせないことがあります。ノベルズの京極堂みたいな活字組みだと読みやすいです。
まだまだ、甘いわたしでした(^_^;

Posted by: 美結 | October 14, 2006 at 10:56

こんにちは♪

そもそも、「和ものか翻訳ものか」という議論であったのか!
というのが目からウロコです。
翻訳も和ものも大好きですよ。
翻訳好きなみなさんが和ものでおもしろいものが見つからない、
ということかなあと思って個人的によさげなものを挙げたまでです。

少なくともあそこに書き込んだ和もの好きな方々はみんな、
普通に翻訳も読んでると思いますよ~。
だからこそあのコミュに登録したんですし。

まさかあそこのコミュの方々が、「翻訳もの”だけ”が好き」だ
なんて思っていなかったのです。

つまり、場の雰囲気を読めなかったんですな(笑)。

あそこで「和ものか翻訳か」という議論は成り立たないと思います。
だって「翻訳より断然和もの!」という和もの好きな人は
あのコミュには皆無なハズですもん(笑)。

Posted by: ちょろいも | October 14, 2006 at 13:28

>美結さん
うまく文章が追えないというのは、翻訳のうまさ・まずさにも関係あるのでは?
私は『嵐が丘』も『ゲド戦記』も未読なので、何ともいえませんが…
>2段組は読みこなせないことがあります
ああ、なるほど~(笑)
確かに2段組はちょっと読みづらいかもしれないですね。
ノベルズだとOKなんですか?
うーん、文字間隔とかフォントの問題でしょうか?
美結さん、『ダヴィンチコード』は読んでいらっしゃいましたっけ?
あれは翻訳ものでも読みやすいのではないでしょうか?

Posted by: LIN | October 14, 2006 at 18:04

『ダ・ヴィンチ・コード』は文庫で読みました。意外にあっさり読めました。翻訳者の力量なのかしら。『ペンギンの憂鬱』も大丈夫だったし。古典モノ(和邦)を読んでいないので、その辺も読んでいこうと思っています。
京極堂のノベルズは、ページ、段組み文章で文章がまたがらないように構成されています。

Posted by: 美結 | October 14, 2006 at 18:27

>ちょろいもさん
うーん…
でもやっぱり、ちょろいもさんたちは“和もの”の方が割合が高いと思うんです。
というか、ちょろいもさんたちに限らず、だいたいの本好きがそうですよね?
>あそこで「和ものか翻訳か」という議論は成り立たない
興味深いテーマなので、議論が成り立ったらおもしろかったかなあと思ったのです。
私自身、“翻訳もの”率は3割、満たないですし、
本のブログをまわっていても、みなさん、圧倒的に“和もの”を多く読んでますから
それはどうしてなのかなあと。
まあ、日本人だからあたりまえといえば、それまでですが。
そして、ハスヨスさんたちが、“翻訳もの”が断然、おもしろいと考えていらしゃるのは
なぜなんだろうとか。
どんどん考えていくと何かおもしろい結論が出るような気がします。

Posted by: LIN | October 14, 2006 at 18:33

どれだけ語学に堪能になったとしても海外の小説を完全に読み解くことは不可能だという前提を立てると、前提を立てるときに考慮すべき要素の中には、そうなると日本の小説も読む人次第になってしまうという要素があります。この議論はパラドクスです。というより単なる好みです。ある集団の中においては弁のたつ人のいるほうが優勢になります。それは2chだろうがmixiだろうが同じです。

翻訳ものと和もののどっちかという二元論そのものが私にはあまり興味がありません。そうやって分けることで、せっかくそこにあるおいしい果実が味わえなくなるではないですか。日本の小説と翻訳された海外の小説とでは、読み方に差異はあります。でも、いろいろな読み方を身につけるほうが、読書はもっと楽しくなります。いったりきたりしているうちに、ふと気づくとずいぶん来たなあといったような、スイッチバック方式で電車が山に登るような感じです。

福田和也がきらいというわけではなく、評価のポイントがズレていたり浅かったりして、貶すより褒めるほうがむずかしいなと思ったわけです。ザガットサーベイがミシュランになれないのも、評者のレベルなんだなあと感じます。

Posted by: kota | October 15, 2006 at 00:17

>kotaさん
そうなんですよね。
いいものは、日本の作品だろうが、海外の作品だろうが、いいんですよね。
私もどちらかといえば、そういう考えではあるのですが、
多分、“翻訳もの”好きのみなさんは、あまり“翻訳もの”が読まれていない現実を
憂いていらっしゃるんだと思います。
それが「登場人物の名前がおぼえられない」というような理由だとしたら
もったいないと。
>いろいろな読み方を身につけるほうが、読書はもっと楽しくなります。
そうなんですよねえ。
そんなkotaさんから見たら、最新の記事で私が書いた「脱小説宣言」は
アホじゃないかと思われてしまうでしょうね(笑)
福田和也の本は私、読んだことがないのです。
ただ、私がいいなと思った作品で小野正嗣の『にぎやかな湾に背負われた船』というのがあるのですが
三島由紀夫賞選考会で福田氏が「こんなの、クレオール文学のまねだからダメだ」と
いったそうなんです。
http://www.kanshin.com/keyword/134878
私はなぜ、クレオール文学のまねじゃダメなのか、わからなかったんですよねー。

Posted by: LIN | October 15, 2006 at 09:42

>美結さん
あ、ちょろいもさんのコメントを書いている時に、
美結さんがコメントしてくださったことに気づかなくて、
お返事が最後になってしまってごめんなさい。
“翻訳もの”は翻訳者の力量って大きいと思います。
『ペンギンの憂鬱』が大丈夫なら、新潮クレストシリーズがいけるのではないでしょうか?
「本を読む人々。」に新潮クレストのコミュがあるので、参考にされてみては?
>文章がまたがらないように構成
なるほど!
確かに文章がまたがると読みにくいかもしれないですね。

Posted by: LIN | October 15, 2006 at 09:46

>「プロフェッショナル~仕事の流儀」は編集者の石原正康さん
は、見ましたよ♪。
 けっこう面白かったです。編集者と作家の言葉に表さない、
微妙なやり取りが、垣間見れて面白かったです。
 翻訳物の、登場人物の名前が頭に入ってこないのは、
最大のネックですよね、、。
私、翻訳物をけっこう読むほうですが、やっぱり入ってきません。
で、人物に感情移入できていないかとなると、そうでもなく
ちゃんとできるのですが、母国語の名前だと、
脳内でぴーんとこれは、人物だぞっと強く指令が出るのでしょうね。

Posted by: indi-book | October 25, 2006 at 17:35

>indi-bookさん
indi-bookさんもご覧になりました?
出版の裏側がのぞけておもしろかったですよね。
編集者って想像以上に作家に強い影響を与えるんだなあって
あれを見て、思いました。
翻訳ものの登場人物の名前は確かに覚えにくい。
短いといいんですけどね、ジミーとかマイケルとか。
アレクセイ・フョードルウィチとか長いとイヤですよね。
ガルシア=マルケスの『百年の孤独』なんて登場人物が多くて
相当、混乱するらしいですよ。
indi-bookさんはお読みになりました?

Posted by: LIN | October 26, 2006 at 09:58

『百年の孤独』は傑作ですよ~~♪
新訳は購入したまままだ読んでませんが(ダメじゃん)、
旧訳でも十分に堪能させて頂きました。
登場人物が多い、というより同名の人物がでてくるのが
混乱するのかな?
や、読んでみればそんなに混乱しないんじゃないかと…。
とりあえず、一読をオススメいたします♪

Posted by: ちょろいも | October 27, 2006 at 00:00

>ちょろいもさん
おー、そんなに傑作ですか。
それは読まねば。
新訳って1999年版でいいのでしょうか?
Amazonでも新潮社でも在庫なしみたいです~(つД`)
増刷しないのだろうか?
新訳は確か、家系図がついているんじゃなかったでしたっけ?
それを見ながら読むと少しはわかりやすいのでしょうか。

Posted by: LIN | October 27, 2006 at 09:52

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