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October 01, 2006

有能な若い人が熱心であるのはマーケティングだ

●井沢元彦著『世界の宗教と戦争講座』の感想をUPしました。

●買った本
『現代落語論』by立川談志
落語論〈1〉現代落語論
TVで桂文珍師匠が紹介していたので。
落語家のバイブルらしいです。

『わたしの名は紅』byオルハン・パムク
今年のノーベル文学賞予想オッズで1番人気の作家の作品。
(ちなみに村上春樹は18番目の34倍。)
イスタンブルで展開する細密画師たちの苦悩と葛藤を描く
歴史ミステリー小説。

●ほぼ日刊イトイ新聞の“今日のダーリン”より

京都で、ちょうど仕事で来ていた旧い友人に会いました。
なるほどねー、とひざを打つようなことばを聞きました。

友人は、映画のベテランプロデューサーなのですが、
このごろの「若いいいやつ」について、
こんな言い方をしたのでした。
「こいつはいいな、とか、
この子はできるな、というやつは時々いるんだよね。
だけど、そういう子の考えていることが、
『成功』ばっかりなんだよねぇ」
いわゆるシンデレラストーリーとか、
『成りあがり』の世界とか、一攫千金とか、
悪いことだとは言えないのですが、
なんかちがうような気がする、と。

いい映画をつくりたい、
手応えのある現場に参加していたい、
自分たちがどういう映画に興味を持ったか、
どんな監督にやられたと思ったか‥‥。
無駄かもしれないそういう話の明け暮れが、
「映画人」「テレビ人」という人間をつくっていく。
かつては、そういうものだったんですよね。
いまは、それよりも「当て方」「成功」の話に、
なによりも熱心になっている。
有能な若い人が、熱心であるのはマーケティングだと。

「それだと、枯れていっちゃうんだよね」。
あああ、その感じ、わかるなぁと思いました。
自分の手帳に書いておくだけでなく、もっと伝えたくて、
ここにも「公開メモ」として置いておきます。

●今、読んでいる本
『ラー』by高野史緒
ラー

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Comments

 マーケティングって、ダメですよね。
 技として、教養として持っているべき物だけれど、ダメな物だと思います。
 何がダメなのかって、「自分」と「顧客」を切り離してるからだと僕は思うのです。「顧客はこれを求めてる」なんて、クソみたいな事ばかり考えてる。それよりも前に「俺はこれを求めてる!」でしょう。そういう視点を失った「自称マーケッター」は本当にダメですね。

Posted by: LSTY | October 06, 2006 at 15:35

>LSTYさん
わっかんないのが、ターゲットプロフィールって奴ですよ。
30代男性、独身、好きな雑誌:Tarzan…とか何とかって
ターゲット層のイメージを決めるやつ。
いいものは、20代でも60代でも売れるだろ、
自信がないから、そんな設定するんだろって思う。
>俺はこれを求めてる!
だよね。
でも、私やLSTYさんのようにぎらぎらしている人(笑)は
自分の欲しているものが明確だけど、
自分が欲しいものがよくわからないって人もいるんじゃない?
そういう人にマーケティングは有効なのかもしれませぬ。
広告にふりまわされて、買っちゃうような人々がいるから。

Posted by: LIN | October 06, 2006 at 18:13

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