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May 19, 2007

Soup de poisson,『若い芸術家の肖像』

いつもパンケーキには森永のメープル・シロップを使っているのだけれど
今日はカナダ産のピュア・メープル・シロップをかけてみた。
甘くない…
本物のメープル・シロップは甘くないものなのか?
ってことは森永はメープルシロップに加糖しているってことなのか?

スープ・ド・ポワゾンが好きなのだけれど、
メニューにある店がなかなかない。
ここいらのフレンチレストランだったら
スープといえばせいぜいポタージュとコンソメだ。
パスタをメニューに加えているフレンチレストランさえある。
スープ・ド・ポワゾンに話をもどす。
ポワゾンといっても毒ではない。
魚のスープである。
先日、煮魚にでもしようといさきを買ったのだけれど、
たまには目先を変えようとCOOKPADでレシピを探して、
「いさきのアクアパッツァ」というのがあったので作ってみた。

~材料~
いさき 大きめのもの 一尾
あさり ひとパック
トマト 小2個
にんにく 2片
アンチョビ 3キレ
大葉 5枚ほど
塩、こしょう 適宜
オリーブオイル 適宜
水 100cc~150cc
白ワイン 50cc~100cc

1.いさきはうろこ、内臓をとってきれいに洗う。
塩をして、10分ほど置いて生臭さをとり、もう一度水洗いする。
2.いさきの水気をペーパータオルでとり、塩、こしょうをする。
3.トマトはくし型にカット、アンチョビはみじん切りにする。
にんにくはつぶしておく。
4.浅めの鍋かフライパンにオリーブオイルを少々多めにしき、いさきを両面焼く。
途中でにんにくを入れる。。
5.いさきが焼けたら、ペーパーで余分なあぶらをとり、あさり、トマト、アンチョビを入れる。
水と白ワインを加え、ふたをしてあさりが開くのを待つ。
6.あさりが開いたら、塩こしょうで味をととのえ、オリーブオイルをたらす。
火を止め大葉をのせ完成。

食べてびっくり。
なんとこれがスープ・ド・ポワゾンだったのだ。
スープ・ド・ポワゾンとアクアパッツァは同じものなのか?
スープ・ド・ポワゾンのレシピを改めて調べてみると
にんじん、タマネギ、セロリ、生クリーム、海老などを
加える場合もあるようだが…

若い芸術家の肖像ジョイスの『若い芸術家の肖像』を
一応、読み終えたのだけれど
ストーリーを追ったというだけで
細かい箇所はまったく理解できていない。
翻訳者、丸谷才一の解説によると
主人公の名前ディーダラスは、
ギリシア神話に登場するダイダロスの英語名で
作品の中で何度もその相関関係が示されるのらしいのだが、
ギリシア神話をきちんと読んだことがないので、さっぱりわからない。
童話から日記まで、さまざまな文体と形式が収められているというのは
何となくわかった。
著名な詩がたくさん引用されているのだが、
私は詩が大の苦手なので、その味わいがわからない。
そもそもディーダラスが詩人を目指しているので、
全編にわたって詩的表現満載である。
それがまたちょっと大袈裟過ぎる感じがする。
まるで舞台でセリフをいっているような感じ?
ディーダラスがある悩みを抱え、宗教的に追い込まれるシーンがあるが
あの悩みも『カラマーゾフの兄弟』のアリョーシャの悩みに比べると
くだらない気がする。

とりあえず『ジョイスを読む』という本を買って理解を深めることにする。
『ユリシーズ』と『オデュッセイア』も注文。
ジョイスを読むユリシーズ〈1〉ホメロス オデュッセイア〈上〉

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Comments

こんにちは、
『若い芸術家の肖像』は挫折読みかけのまま放ってあります。
『ユリシーズ』は何年も前に一度読んだのですが、字面を追うだけになってしまったような記憶が……
ジョイスとは相性が悪いのかなぁ。

『ユリシーズ』とそのころ前後して読んだ『オデュッセイア』はとても面白かったです。
なにしろホメロス、ギリシャ神話は古典の中の古典ですからねー。

Posted by: nyu | May 20, 2007 at 12:23

スープ・ド・ポワゾン。
一度食べてみたいですー。
>いさきのアクアパッツァ
これ、いさきの代わりに虹鱒で料理しても美味しそうな気がします。
うう、じゅるじゅる。

ディーダラスがなんで悩んでいたのかすっかり忘れてしまっているおバカなわたくしでございます。
『ダブリン市民』とはだいぶ趣の違う作品なのでしょうか。

Posted by: kyokyom | May 20, 2007 at 21:24

>nyuさん
『若い芸術家の肖像』はヒジョーに読みにくかったです。
上にも書きましたように、ストーリーが何とか追えたというレベルで
細かいところは理解してないように思います。
来月、岩波から新訳が出ますので、nyuさん、再チャレンジ、いかがですか?
『オデュッセイア』おもしろいのですか?よかった~。
『ユリシーズ』がこの本を下敷きにしているというので、是非とも読まねばと
思っております。
順番的には『イリアス』が先なんでしょうけれど…(・∀・;)

Posted by: LIN | May 21, 2007 at 08:59

>kyokyomさん
スープ・ド・ポワゾンはうまいです。
できれば本場パリで食べていただきたい(笑)
>いさきの代わりに虹鱒
是非、試してみてみて。
このレシピ、簡単ですから、ぱぱっとできちゃいますよ。
>ディーダラスがなんで悩んでいたのか
「ええ…淫行の罪を犯しました、神父様」ですね(笑)
>『ダブリン市民』
これがそれこそ、私も内容を忘れてしまっているんですけど、
『ダブリン市民』はジョイスの中で一番、読みやすいんだそうです。
今朝は、kyokyomさんのあちらの日記の
「自分が嫌いなら嫌いで心の中に留めておけばいいのに…」
というコメントを見て、ちょっと凹みました。
私は今まで、ブログでもSNSでも、自分が感じたままに書いていいと思ってたのですけど
それはダメなのねと。
でも「特定の作家やジャンルの悪口はやめましょう」的な動きは
ファッショだよなあとも思ったり。

Posted by: LIN | May 21, 2007 at 09:27

LINさん、おはようございます!
わ~アクアパッツァですね。
今度、やってみます。

ジョイスですね。
学生の時に読んだきりです。懐かしい!!
熟読をしたわけではなく、わからないけれど、
書き留めた言葉は膨大で、何度も何度も読みました。
結局のところ半分はわかってなかったと思います。汗
ジョイスといえば、芥川に川端。
両氏とも翻訳されているんですよね~。
どんな風に翻訳されたのか読んでみたいです。

少し前にユアンマクレガーが演じた映画
「ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻」
ジョイスの妻・ノーラから描いた物語で、
地味で暗い映画なんですけど、私はわりと好きでした。
それにしても、芸術家の物語って必ずぐだぐだになるんですよね。
周囲からみたら、とんでもなく困った人。
孤独をドラマにするとそうならざるをえないんですかね。
みてるぶんにはおもしろいんですけどね。

Posted by: pico | May 21, 2007 at 10:53

メープルシロップは甘いけれど甘くないですよ。
すっきりとしていて、とてもさわやかなものです。
私、トマトの冷製パスタの隠し味に、隠し味というには多すぎるくらい入れます。
苦味が強いものや、くせのあるものが好きな人もいます。
日本産は少々アレですが、中国産よりマシだと思います。

スープ・ド・ポワソンはフランスで、アクアパッツァはイタリアですね。
ポワソンはスープといっても高級店にはありません。
もともとは安い食堂の、魚のアラを使った素朴なスープを指します。
なので地方によって作り方が若干異なります。
高級店では出汁に近いポジションなので、
日本のお店のメニュに載ってることは少ないですね。
載っていても、ブイヤベースに近づいた豪華なものばかりです。

Posted by: kota | May 21, 2007 at 12:28

>「自分が嫌いなら嫌いで心の中に留めておけばいいのに…」
って。ええ!そんなこと気にしなくていいじゃないですか!
何を言うのも自由ですよ。その上で反論されることも覚悟しておけば(これ大事)それでいいのだとわたくし思います。
議論がいやなら、ネットに文章さらすなって話ですし。
ただLINさんの場合、見ている人が多いから大変ですよね。僕の場合、何をわめこうが誰も気にかけないからラクなんですが、それもちょっと情けないです^^

あ、ディーダラスの悩み教えて頂いてありがとうございます^^
そうそう、うーん、まあ、小さなことでくよくよ悩むのも・・・どうなんでしょう?(笑

Posted by: kyokyom | May 21, 2007 at 18:34

>picoさん
アクアパッツァ、簡単なので、是非、お試しあれ♪
生臭さを取り除くために、フライパンで魚を焼いた後、
余分な油をふきとるのがポイントのようです。
ジョイス、むずかしいですよね。
picoさんは、学生時代に読まれたんですか?すご~い。
私は学生時代だったら、まったく読めなかったと思います。
えー、芥川と川端もジョイスの翻訳、やってるんですか。
ここで紹介した『若い芸術家の肖像』は、来月、岩波から新訳が出るんですよ。
>「ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻」
ほお、おもしろそうですね。
最近、映画、全然、見てないや。
もともとそんなに見ない人だったのに、WOWOWやめて拍車がかかってます(・∀・;)
だからpicoさんの映画情報は刺激になります。
WOWOWやめたら、そのかわり、DVDを月1枚買おうと思ってたんですが
意外と買わないんですよねえ…。
何とかせねば!

Posted by: LIN | May 21, 2007 at 21:09

>kotaさん
やっぱりメープルシロップってそんなに甘くはないのですね。
では森永のあの異常な甘さは何なんだろう?(・∀・;)
>中国産
中国産は、今、いろいろな食べ物が問題になっていますよね。
昨日、見つけた記事では、中国は廃油を利用するレストランがあったりするので
マイオイルを持ち歩く人がいるとか…おそろしい。
>スープ・ド・ポワソン
そうか!ポワゾンじゃなくてポワソンなんですね。
そういわてみると、フランスでもビストロのような店で食べたような…
味噌汁のような位置づけなのでしょうか?

Posted by: LIN | May 21, 2007 at 21:15

>kyokyomさん
「本を読む人々。」が開設された当時、仲良くしていた方が一人やめてしまわれるので
ちょっとナイーブになっているかも。
>議論
議論したいんですけど、私自身に議論するためのテクニックやボキャブラリーが
欠如しているということと、
もともと日本人というのは議論好きな民族じゃなくて、
ブログにしてもアメリカでは議論の場のような気がするのですが
日本の場合は、和が大切で、社交辞令的な場所だなあと感じるんですよね。
まあ、でもやっぱり私自身に議論する力がないというのが大きいかな。

Posted by: LIN | May 21, 2007 at 21:22

僕も今頃ですが、『肖像』を読み終えました。
まぁ、「難解」と言われる作品を数々読んできましたが、これは本当に「難解」です。ナボコフは、「作品は再読できるだけだ」と言ってますが、「何回」読んでも、多分、理解できないでしょう。でも国際基準では、ベスト100に入る作品のようです。何故なのでしょう。恐らく、これを理解するためには、基本となる文化、キリスト教やギリシャ神話への理解が必要なのだと思います。参りました。この作品は、理解不能です。

Posted by: KITA | August 10, 2007 at 22:03

>KITAさん
今、お読みになったということは、もしかすると6月に発売になった
岩波の新訳でお読みになったのでしょうか?
ジョイスはむずかしいですよね~。
私は今、ジョイスの『ユリシーズ』を読んでますが、苦労してます。
>キリスト教やギリシャ神話への理解が必要
おっしゃる通りだと思います。
あと、ジョイスは、ことば遊びが多いので、本当は英語で読んだ方が
楽しめるのかもしれません。

Posted by: LIN | August 11, 2007 at 09:43

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