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June 16, 2007

『宇宙クリケット大戦争』『村田エフェンディ滞土録』『テヘランでロリータを読む』

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今日はブルームズ・デイである。
ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』という小説が
1904年6月16日のダブリンでの出来事を描いているので、
この日を主人公ブルームの名を取って、ブルームズ・デイと呼んでいる。
その『ユリシーズ』は、他の本に浮気ばかりしているので、まだ1巻…
ブルームたちが墓地に着いたところ。

●今週読んだ本
『宇宙クリケット大戦争』byダグラス・アダムス
宇宙クリケット大戦争

銀河バイパス建設のため、ある日突然、地球が消滅。
どこをとっても平凡な英国人、アーサー・デントは
最後の生き残りとなる。
アーサーはたまたま地球にいた宇宙人フォードと
宇宙でヒッチハイクをするはめに。

というストーリーの『銀河ヒッチハイクガイド』シリーズ第3弾。
今度はクリキット軍の侵略により銀河系が全滅の危機。
有無をいわさないクリキット軍による殺戮は、
まるで先週見た映画「マーズ・アタック」みたいだ。
ロボットのマーヴィンは相変わらずのウツっぷりでかわいいが
今回は何といってもワウバッガーとアグラジャッグがいい。
ワウバッガーはうっかり不死性を獲得してしまい、
最初のうちは人生を楽しんでいたがそのうち退屈してきて、
ついにアルファベット順にすべての生命体を侮辱することを
生きる目的とする。
アグラジャッグは生まれ変わるたびにアーサー・デントに
“全くの偶然”で殺害される運命を持つ。
ウサギの時は毛皮の袋にされ、ハエの時は叩き殺され、
イモリの時は踏みつぶされた。
「どんな惑星、どんな肉体、どんな時代に生まれても
やっと落ち着きかけたころにアーサー・デントがやってきて――
ボカン、で一巻の終わりさ」(P.174)

『村田エフェンディ滞土録』by梨木香歩
村田エフェンディ滞土録
『家守綺譚』の主人公、綿貫の友人である村田のトルコ留学記。
登場人物がみな魅力的で、
当時、トルコがおかれていた国際的状況なども興味深く
ただ、「『家守綺譚』とどちらが好き?」といわれれば、
より幻想的である『家守綺譚』かなあと思ってた。
が、ラストで号泣。
あまりにつらい。
オウムが村田のところへきたのがせめてものなぐさめ。

『テヘランでロリータを読む』byアーザル ナフィーシー
テヘランでロリータを読む
「ノンフィクションは苦手、小説が好き」という人にも読んでほしい作品。

本書はイラン出身の女性英文学者アーザル・ナフィーシーが、
1979年のイスラーム革命から18年間、激動のイランで暮らした経験を
英語で綴った文学的回想録の全訳である。
テヘランの大学で英文学を講じていたナフィーシーは、
1995年、抑圧的な大学当局に嫌気がさして辞職し、
みずから選んだ優秀な女子学生7人とともに、毎週木曜日、
ひそかに自宅で西洋文学を読む研究会をはじめた。
とりあげた小説は主としてナボコフ、フロベール、ジェイムズ、
オースティン、ベロウなど、イランでは禁じられた西洋文学の数々だった。
イスラーム革命後のイランは、生活の隅々まで当局の看視の目が光る
一種の全体主義社会となり、とりわけ女性は自由を奪われ、
厳しい道徳や規制を強制されて苦しんでいた。
秘密の読書会は、圧制の下に生きる女たちにとって、
ささやかながら、かけがえのない自由の場となり、
ナフィーシーがアメリカに移住する1997年までつづいた。
(あとがきより)

ナボコフ、ギャツビー、ジェイムズ、オースティンの
4つの章に分かれており、
これらの作家の文学論にもなっている。
女子学生たちの読書会を中心に話が進むのかと思ったが、
読書会に関する記述は1章と4章のみで
著者自身がイスラム革命後のイランでどう生きたかが
物語のメインである。
まるで自分もその場にいるかのようななまなましさで
当時のイランの様子が伝わってくる。
チャドルの着用を義務付けられ、海外の本や映画は禁止、
こんな風に国が個人を抑圧するという事態はあってはならないと思う。
ただ、この本で取り上げられている作品は、
『ロリータ』や『高慢と偏見』を初め男女の関係をテーマとした小説が多い。
著者はいう。
「小説入門講座で私が強調したかった点は、小説とは新たに誕生した物語形式が、
いかに人間のもっとも重要な関係をめぐる基本的な通念を根底から変え、
ひいては人間と社会、仕事、義務との関係に対する伝統的な姿勢を
変化させたかにあった。
こうした変化がどこよりもはっきり見られるのは男女の関係である。」
この箇所のように時々、著者の考え方に「ん?」と思うことがあった。
あとがきで訳者が著者の文学観について「古風」と書いている。
私が感じた違和感はそれだろうか。
もうひとつ。
昨年、ノーベル文学賞を受賞したオルハン・パムクにしてもこの著者にしても
欧米は反イスラム的なものを好む傾向にないか?ということもちょっと思った。

●読書中
『充たされざる者』byカズオ・イシグロ
充たされざる者
とにかく長い。(全部で939ページ)
帯に「イシグロがカフカを超える」と書いてある。
確かに最初の方は町の人々の意図がわからず謎めいていて
カフカの『城』を思い起こさせるのだが、
後半は、いろいろなことがはっきりしてきて、
カフカのような幻想さはすっかり消えてしまう。
今、P.646なのだけれど、もう読むのやめたい…

●新たに注文した本
『三等旅行記』林芙美子
昭和6年に著者が下関~パリをシベリア鉄道で旅した様子を書いたもの。
私が購入したのは昭和8年発行の初版本。
戦争を生き抜いてきた本だと思うと感動。
旧かなだから読みにくいかと思ったけどそうでもない。

『フィンバーズ・ホテル』byダーモット・ボルジャー他
フィンバーズ・ホテル
アイルランドの首都ダブリンのはずれにある1920年代に建てられた実在のホテル。
間もなく閉鎖されようとするこの古びたホテルを舞台に、
アイルランドの名手六人が匿名で挑戦したオムニバス小説。
それぞれの作品がつながっているのがミソ。

『高い城の男』フィリップ K.ディック
歴史改変小説。
第二次世界大戦が枢軸国側の勝利に終わってから十五年、
世界はいまだに日独二国の支配下にあった。
日本が支配するアメリカ西海岸では連合国側の勝利を描く書物が
密かに読まれていた……

『時の娘』ジョセフィン・テイ
いわゆる安楽椅子探偵もの。
英国史上最も悪名高い王、リチャード三世――
彼は本当に残虐非道を尽した悪人だったのか?
退屈な入院生活を送るグラント警部はつれづれなるままに歴史書をひもとき、
純粋に文献のみからリチャード王の素顔を推理する。

『ほとんど無害』byダグラス・アダムス
ほとんど無害
これで『銀河ヒッチハイクガイド』シリーズも完結。

『迷宮パノラマ館』by芦辺拓
迷宮パノラマ館
乱歩風?
ショートショートや短編が収録されていて「ひとり雑誌」という体裁のようだ。

『バートン版 千夜一夜物語 第1巻 シャーラザットの初夜』
バートン版 千夜一夜物語 第1巻 シャーラザットの初夜

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Comments

LINさん、おはようございます!
ふぇ~ん。さっきから、何度もコメント失敗。。今度はできるかな!?

村田~の感想、楽しみにしてたんですけど、某所と同じですね。ちぇ(笑)
私も、どうにか違いをつけて書こうと思いつつ、結局一緒になってしまいます。^^

テヘラン~とカズオ・イシグロ、読みたいです。
これは、カズオ・イシグロの新刊ですか?
赤パンちゃんのところで知ったのですが、彼はもっとたくさん書いてるみたいなんですけど、すべてが翻訳されてるわけではないんですよね。
これは、読まなくっちゃです!

Posted by: pico | June 16, 2007 at 12:02

テイの「時の娘」は、わたしのエバーグリーンです。
何度も読み返しましたが、読む度に面白いな… と思える作品です。 テイのものって、訳文がこなれていない(訳出されたのが古く、それがそのまま版を重ねているため)ものが多く、読みづらいものが大半なのですが、これは、その点も安心なのです。 ディックの「高い城の男」も何だか懐かしい… でもディックは苦手なワタクシ。 「テヘラン〜」は読みたいと思っているんですが、何となく手に取らずにいる感じ。 読もうかな? う〜ん?
 
>「村田エフェンディ〜」
わたしも号泣嗚咽でした。 ああ、どうにもならない事ってあるんだな。

Posted by: ユイー | June 16, 2007 at 12:34

今日は、ブルームズ・デイなんですね。ジョイス読みはじめにいいかもしれないですねぇ。
『銀河ヒッチハイクガイド』シリーズは映画しか観てないのですが、かなり変でおもしろい映画でした。
『村田エフェンディ滞土録』のあとに『家守綺譚』を詠みましたが、私も『家守綺譚』のほうが好きなかぁ。でも、2冊セットというふうに考えてもいいかもしれない。きっと、そういう読み方をしている人が多いですね。
『テヘランでロリータを読む』に出てきた本をそのあと全部詠みました。どんな本を読んでいたのかなという単なる好奇心なんですが。それで男女の云々というのはちょっとフェミニスト臭すぎるなといういう気もしました。それが読書会の題材になるほどにイラクでは女性に自由がないのでしょうね。いろいろ思うところがありますが、結構好きな本です。

Posted by: uota | June 16, 2007 at 13:01

>picoさん
わわわ、コメント入力がうまくいかなかったみたいで
ごめんなさい(^^;
>村田~の感想、某所と同じですね。
ひゃー、ごめん(^^;
今回は『テヘランでロリータを読む』に力を入れすぎました。
今、改めて、ここで書きますね。
実際の遺跡発掘について書かれているのが、古代史好きの私には
たまらないです。
シュリーマンの自伝『古代への情熱』は必ず読もうと思ってます。
あとは、キリスト教徒と仏教徒とイスラム教徒とギリシア正教徒が
たまにもめることはあっても仲良く暮らしているのがいいですよね。
そしてやっぱりディミトリスの
「私は人間だ。およそ人間に関わることで私に無縁なことは
一つもない」ということばですよね。
もちろんオウムもかわいい。
昔、男友達の一人がトルコ旅行から帰ってきて
いかにトルコがすばらしかったかということを延々と語るんだけど
当時、私はパリに狂っていたので「え~?トルコ?」と
まったく話にのってあげなかったの。
もうちょっと熱心に話を聞いてあげればよかったです。
そうそう、今月末、『ぐるりのこと』が文庫化されますね。
買おうと思ってます。
>カズオ・イシグロの新刊ですか?
単行本が絶版になっていて手に入りにくかったみたいですが
文庫で復活のようです。
これはねえ、どうかなあ(笑)
一応、今日、読み終わったんですけど、
評論家の間でも賛否両論らしいです。
私も不条理系は嫌いじゃないんですが、これはちょっと長すぎるかな。
picoさんの感想、楽しみにしてます。
むしろ『テヘランでロリータを読む』がオススメです。
picoさんがお買いになったばかりの『華麗なるギャッツビー』も
分析されてますよー。

Posted by: LIN | June 16, 2007 at 20:36

>ユイーさん
そうそう、『時の娘』は某SNSでユイーさんが
すすめてくださったんですよね。
遅くなりました。
やっと読みます(^^;
ただリチャード3世のこと、ほとんど知らないので
ちょっとネットで下調べしておかなくちゃ。
>「高い城の男」
これは『双生児』『黒い時計の旅』と歴史改変小説の流れで
読んでみようと思って。
初ディックです。
『テヘランでロリータを読む』はオススメです。
ノンフィクションだけど小説のように読める作品だと思います。
こちら↓で一部分を読むことができます。
http://www.hakusuisha.co.jp/topics/tehran01_19.php
『村田エフェンディ~』は途中までが楽しい雰囲気でお話がすすむので
落差がねえ。
そんな風な終わりかと。
男は村田以外、全員ですものねえ…

Posted by: LIN | June 16, 2007 at 20:40

>uotaさん
そうです、ブルームズデイでした。
是非是非、今夜あたりから『ユリシーズ』を(*^^*)
あ、映画『銀河ヒッチハイクガイド』、ご覧になったのですね。
私も見たいなあ。
DVD買おうかな。
>私も『家守綺譚』のほうが好きなかぁ。
一緒ですね♪
登場人物が少ない分、シンプルなのがいいのかもしれないです。
犬のゴローや植物が人間のように扱われているところもいいですよね。
>『テヘランでロリータを読む』に出てきた本をそのあと全部詠みました。
それはすごい!
4冊ってことですよね?
私は恋愛小説が苦手なので読まないかも…(^^;
>ちょっとフェミニスト臭すぎる
ああ!そうかもしれないです。
本自体もよかったし、著者が置かれている環境にも同情するのですが
何かひっかかるものがあるんですよね。

Posted by: LIN | June 16, 2007 at 20:43

>今、P.646なのだけれど、もう読むのやめたい…

わはははは。すごいウケてしまいました。そういう本ありますよね。でもなんでさっさとやめないんでしょうね。なんか負けたような気持ちになるんですよね。あともしかしてこれからぱらぱらぱら~んと面白くなるかもしれないという希望も捨てきれないんですよね。

はたして最後まで読まれるのかしらん…。気になるわ~。

Posted by: りつこ | June 17, 2007 at 22:33

 こんばんはLINさん。
「テヘランで〜」は楽しまれたようですね!
読書は感情移入が大事、なんて最近ではどっちかというと軽視されそうな感じですが、自分的には意外と新鮮な気もしました。あーいう制約の多い社会でこそ、純粋に文学に接することが出来るのかもしれないですね。
フェミニストが強いということですが、作者の年齢もあるかもしれないですね。1950年ごろに生まれて(生年月日を隠してるのかな?)、欧米で教育を受けてるので、ちょうどフェミニストの運動が盛んだった頃が多感な時期だったのかも…。イランの状況もあるでしょうけど。
作者の尊敬する「魔術師」に「すべての問題を政府のせいにするな」って言われたりしてて、そのへん冷静だなあと思いました。
>恋愛小説は苦手
私もそうなんですけど「高慢と偏見」はめちゃ面白いですよ。結果とかわかりきってるんだけど、なぜか面白いんです。「文学全集を立ち上げる」でも書かれてましたが、オースティンは結婚してないんですよね。小説家と実体験って、意外と相関関係ないのかもしれません。オースティンが別格なのかもしれませんけど。「ロリータ」も主人公は死ね、といいたくなるくらい嫌いですが(笑)ほんとに面白いです。

Posted by: ぎんこ | June 17, 2007 at 23:07

>りつこさん
>もしかしてこれからぱらぱらぱら~んと面白くなるかもしれない
そう!そうなんですよ。
最後、どうなるのかも気になるし。
で、結局、負けました…(^^;
あれから何ページかは読んだのですけど、「もうダメ、耐えられない」
と、斜め読みしちゃったー。
いつか読みなおすかもしれないし、読みなおさないかもしれないです。
りつこさんは『充たされざる者』お読みになるのでしょうか?
もしお読みになったら感想、お聞かせくださいね。

Posted by: LIN | June 18, 2007 at 09:12

>ぎんこさん
『テヘランでロリータを読む』をぎんこさんに紹介していただいて
ホント、よかったです。
多くの方に読んでいただきたい本ですよね。
「魔術師」の存在もよかったですね。
生徒の前では先生然としている作者が、「魔術師」の前では
子供のようになってしまうのですよね。
著者に何となく苦手意識を感じてしまったのは、
私自身が学生の時、女の先生と相性が悪かったからかもしれないです(^^;
>「高慢と偏見」はめちゃ面白いですよ
そうなんですか!
『ロリータ』にしても文学として絶賛されている作品ですから、
きっとおもしろいんだろうなあと思いつつ、苦手な内容ではあるなと
読むのをためらっています。
『高慢と偏見』から読んでみようかな…
ところで、ぎんこさんは『ジェイン・オースティンの読書会』は
お読みになりました?
こちらも読書会の話です。
ジェイン・オースティンを読んでいなくても楽しめるらしいのですが
『高慢と偏見』くらいは読んでおいた方がよさそう。
やっぱり読まないとダメですね(^^;

Posted by: LIN | June 18, 2007 at 09:24

>私自身が学生の時、女の先生と相性が悪かったからかも
先生って罪深いですね(^ ^;)
でもこの作者はいわゆる上流階級の人ですよね。金持ちってだけでなく、知識層でもあるし。このような人と、地方の普通の人(それ以下も)は全然違うんだろうな〜とは思いました。
「高慢と偏見」はBBCのドラマもめちゃ面白かったです。やっぱり日本人なんで、当時の家とか風景がイマイチ想像しにくかったのですが、ドラマは原作に忠実だし、風景も見られるし良かったです。
「ジェーン・オースティンの読書会」はまだです。今度図書館で借りてみようかな。あ、「高い城の男」はいいですよ!ディックの中では2番目に好きです。

Posted by: | June 18, 2007 at 20:41

>ぎんこさん
偏見かもしれませんが、地方の方が保守的なんじゃないでしょうか?
割と簡単に権力に順応してしまうというのか。
ネットで検索しているうちに『ペルセポリス』という本を見つけました。
http://www.basilico.co.jp/publishing/901784-66-8.html
イランの裕福な家庭に生まれた主人公がどんな青春を送ったかが
漫画になってます。
映画化されてカンヌで賞も取ったようです。
>「高慢と偏見」はBBCのドラマもめちゃ面白かったです。
そうなんですか!
実は先日まで、CSで放送されてたんです。
気になりつつも見なかったのでした(^^;
>ディックの中では2番目に好きです。
1番目が気になります。

Posted by: LIN | June 19, 2007 at 09:05

>偏見かもしれませんが、地方の方が保守的
すみません、私の書き方が足りなかったです。LINさんと同じような意味で書きました。著者の大学は西洋の小説を読む若者がいますが、地方はもっと保守的で宗教にも厳格だろうし、著者や女子大生以上に大変なんじゃないかと思います。
しかし、イランのニュースを見ると、建前と本音がすごく違うんですよね。この本の中でも、みんなこっそりアメリカのドラマ見てると書いてましたが、ニュースでポルノビデオの出演者は死刑、ってありましたよ。でもCSでみんなポルノ見てるらしいです。
「高慢と偏見」のドラマはしょっちゅう放送されてるので、またいつか。
ディックはフツーすぎるかもしれませんが、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」が一番すきです。

Posted by: ぎんこ | June 20, 2007 at 00:34

>ぎんこさん
私の方こそ書き方が中途半端でうまく伝えられなくてごめんなさい(^^;
ぎんこさんが地方が保守的だというようなことを書いてらしたのはわかっていたのです。
>著者や女子大生以上に大変なんじゃないか
ここなんですが、偏見かもしれないけれど、地方の人は
あまり体制に疑問を感じずに順応しちゃうんじゃないかということを
一行目に書きたかったのです。
イランでも、著者のようにヴェールをつけることを反対する人がいる一方で
ヴェールをつけることはいいことだと思っていた女性もいますよね。
確かに国の体制にも問題あるんだけど、
もっと怖いのはそれに疑問を感じない人がいることなんじゃないかなと思った次第です。
>CSでみんなポルノ見てるらしいです。
今はCSやらインターネットがあるから、国民に国を盲目的に信じさせるのは
むずかしいですよね。
でも一方で、インターネットでひとつの意見に盲目的に偏る場合もありますしね。
それもまた怖いです。
>「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
タイトルはよく見かけます。
おもしろいタイトルですよね。

Posted by: LIN | June 20, 2007 at 10:00

 こちらこそうまく書けなくてごめんなさい。
>地方の人はあまり体制に疑問を感じずに順応しちゃうんじゃないか
順応しちゃう人はそれでいいんですよね。田舎でも都会でも。でも、時々黒い羊がいまして(笑)順応できない子羊がいたとして、そういう人への風当たりは都会より田舎の方が凄いんじゃないかと思いました。
うーん、でも地方でもCSとかでアメリカのドラマばっかり見てたら、若い子は感化されちゃいそうな気もしますけどね。そのへんどうなんでしょうかね。
LINさん、「ブレードランナー」はご覧になってないのですか?原作本です。私は原作の方がずっと好きですけど…。「高い城の男」楽しめるといいですね。

Posted by: ぎんこ | June 20, 2007 at 21:56

>ぎんこさん
そうですね。
都会にはまだ味方がいるけれど、田舎は味方が少ないから
黒い羊は生きにくいですよね。
>地方でもCSとかでアメリカのドラマばっかり見てたら
でも著者も、結局、CSアンテナ、没収されちゃったんじゃなかったっけ?
そんなに簡単にCSを見られるのでしょうか?
地方の方がかえって目立って、すぐ密告されてしまいそうな気も…
それとも一蓮托生で全員で見ているか。
>「ブレードランナー」はご覧になってないのですか?
見てないです。
>私は原作の方がずっと好きですけど…。
わかりますー。
ハリウッドってSFでも何でも、全部、ハリウッド風にしてしまうから。
勧善懲悪的とでもいうのでしょうか。
先日、『アイ,ロボット』を見たのですけれど、あれも原作の方がずっといいという噂。

Posted by: LIN | June 21, 2007 at 10:03

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